以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
-
リチウムイオン電池の高性能化、高安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望
33,550オンデマンド
国内外の最新安全基準から輸送規制の概要、試験法まで
車載電池システムの安全性要求をじっくり解説!
セミナー趣旨
ハイブリッド電気自動車が乗用車のラインナップの主流となってきた現在、自動車業界、消費者にとって、駆動用電池システムは身近な存在となっている。現在、リチウムイオン電池は、その高いエネルギー密度、出力特性に優れた性能を持つことから、自動車駆動電池の主流となってきている。
一方、リチウムイオン電池を含むリチウム電池はクラス9の危険物に指定される電池であり、その取扱いについては注意が必要である。電気自動車、ハイブリッド電気自動車の駆動用電池の安全基準として、2018年に制定された国連基準(GTR-EVS)の審議作業では、世界各国の研究成果、知見が集約され、認証基準としての技術論議が行われた。 国際基準の審議においては、リチウムイオン電池の熱暴走(thermal runaway)、組電池内の熱連鎖(thermal propagation)に多くの議論が行われ、審議文書が公開されている。また、2020年5月には中国国家標準(強制標準)として電気自動車の安全要求が発布され、2021年1月より施行される。
本講習では、国連世界統一基準GTRNo.20(Global Technical Regulation on the Electric Vehicle Safety (EVS))と中国国家標準の関係を含めて電気自動車を中心とした電動車両の駆動用電池システムのの安全基準の概要を理解いただく。また、関連する国際規格(ISO、IEC、SAE)の規格の概要を確認し、車載電池システムの安全設計の要点を把握していただく。リチウムイオン電池の輸送の安全については、国連勧告の「危険物の輸送に関する国連勧告試験及び判定基準マニュアル」に定める輸送試験の制改定の経緯と最新の規則概要について理解を深めていただくことを狙いとしている。
本講習は自動車技術会より出版されている「自動車技術ハンドブック第7分冊 設計(EV・ハイブリッド)編」を主な参考書とし、最新の国際基準、中国を含む各国法規、国際規格の公開文書の概要をご紹介する。
習得できる知識
電動車両(EV、HEV、PHEV)の基本構成と電池技術の概要ならびに、これらの駆動用電池システムの主流であるリチウムイオン電池技術の概要をご説明します。
自動車駆動用電池の安全性要求に関する国際基準、国際規格の概要ならびに危険物輸送規則との関係をご説明し、製品開発だけでなく、自動車のライフサイクル全体を俯瞰した電池の安全性要求について理解を深めていただきます。
セミナープログラム
- 電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)の開発動向
- クルマの歴史から見た電気自動車の発達
- 電動車両の種類(EV、HEV、PHEV、FCV)
- 最新の市場動向
- 電動車両の基本知識
- 電動車両の種類と基本構成
- 駆動電池システムの構成
- 自動車駆動用電池システム
- 鉛電池
- ニッケル水素電池
- リチウムイオン電池
- 電池システム
- システム構成
- 電池監視システム
- 電池冷却システム
- 電池パック
- 電動車の安全基準と規格動向
- GTR-EVS
(電動車の駆動用電池の安全に関する国連世界統一基準) - ISO規格の制定概要
- IEC規格の制定概要
- 中国国家標準 電動車の安全基準
- GB38031-2020 (電動自動車用動力蓄電池安全要求: Electric vehicles tractionbattery safety requirements)
- GB18384-2020 (電動自動車安全要求:Electric vehicles safety requirements)
- GB38031-2020 (電気バス安全要求:Electric buses safety requirements)
- GTR-EVS
- リチウムイオン電池の輸送規則
- 危険物輸送規則の概要
- リチウム電池の輸送試験の概要
- まとめと質疑応答
【質疑応答】
セミナー講師
(株)エーワイイー 代表取締役 社長 朝倉 吉隆 氏【元 トヨタ自動車】
セミナー受講料
1名につき 55,000円(税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
関連セミナー
もっと見る-
リチウムイオン電池の高性能化、高安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望
33,550オンデマンド
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
振動発電デバイスの特徴と原理、各方式の利点・制約、用途を解説
振動発電デバイスには、圧電方式、静電方式、電磁方式、磁歪方式という4つの主要な方式があります。これらの方式は、振動エネルギーを電気エネ... -
-
リチウム空気電池とは?リチウムイオン電池との違いや長所を解説
【目次】 リチウム空気電池とは リチウム空気電池は、その名の通り、リチウムと空気中の酸素を使用して電力を生成する次世代型の電池です... -
MEMS技術の新規事業応用:小型化、高感度、低消費電力の鍵要素
【目次】 圧電MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)は、微細な電子機械システムの一種で、圧電効...