初心者向けセミナーです 光無線給電技術の基礎と今後の課題・可能性<Zoomによるオンラインセミナー>

光無線給電の優位性は? 給電効率はどうか?
Beyond 5G、IoT、ドローンの観点でも注目!

セミナー趣旨

 通信の無線化が大きく進んだ今、給電も無線化することで社会の大きな変革が期待できる。また、Beyond 5GやIoTなどの無線通信機器でも給電は大きな課題であり無線給電化が強く望まれている。光無線給電は、電磁波を用いた無線給電に比べて小型で長距離給電可能、電磁波ノイズがないという特徴をもつ。このため、小型のIoT端末から、情報端末、家電、産業機器、さらにはドローンやAGV、EVなどのモビリティまでへの適用が期待されている。一方で、レーザ光源と太陽電池という確立技術により構成可能にもかかわらず、最近注目が始まった段階であり、実用化は進んでいない。無線給電の意義、光無線給電の優位性と課題、最新動向を解説する。

受講対象・レベル

・無線給電技術(部材、デバイス、応用など)に従事する方
・「光」無線給電技術に興味のある方
・フォトニクスや光デバイス分野で、新規テーマを模索している方 など

習得できる知識

・光無線給電の基礎原理
・光無線給電の特徴と従来無線給電技術との比較
・光無線給電技術の課題、求められる材料やデバイス
・光無線給電の研究開発動向
・光無線給電技術の展望・将来像・可能性 ほか

セミナープログラム

1 無線化社会の期待
 1.1 無線化が進展:通信
  1.1.1 無線通信はますます進化
  1.1.2 無線通信の優位性と課題
 1.2 残された有線:給電
  1.2.1 バッテリーは?
  1.2.2 エネルギーハーベスティングは?
  1.2.3 無線給電の期待
  1.2.4 無線給電で進化する機器・生活・社会

2 無線給電技術
 2.1無線給電方式の種類と特徴
  2.1.1 電磁誘導方式
  2.1.2 磁界共鳴方式
  2.1.3 電界利用方式
  2.1.4 マイクロ波方式
  2.1.5 超音波方式
 2.2 無線給電方式の課題
  2.2.1 電磁波の人体作用と機器干渉
  2.2.2 無線給電は構成複雑
  2.2.3 無線給電の適用範囲

3 光無線給電の基本
 3.1 光を用いた給電
  3.1.1 光エネルギーを電気エネルギーへ
  3.1.2 太陽光・室内照明発電との違い
 3.2 光ビームを用いる光無線給電
  3.2.1 光ビームで無線給電
  3.2.2 光無線給電の適用範囲
  3.2.3 光無線給電は新技術か?
 3.3 光ファイバを用いる光給電
  3.3.1 光ファイバで給電
  3.3.2 光ファイバ給電の特性
  3.3.3 光ファイバ給電の適用範囲と事例

4 光無線給電の基本原理
 4.1 太陽光とレーザ光の違い
  4.1.1スペクトル幅
  4.1.2 太陽光/単色光の太陽電池照射
 4.2 太陽電池の動作と特徴
  4.2.1電気特性
  4.2.2 太陽電池の効率
  4.2.3 太陽電池の種類
  4.2.4 太陽電池の発展の現状
 4.3 光源の特徴
  4.3.1 各種光源の特徴
  4.3.2 レーザの効率
  4.3.3 LEDは光無線給電に使えるか?
 4.4 光無線給電の効率
  4.4.1 現状の効率の今後の期待
  4.4.2 低温システムによる効率

5 光無線給電の構築と課題
 5.1 光無線給電の構成
  5.1.1 これまでの光無線給電の経緯
  5.1.2 基本構成と特徴、特性
 5.2 光無線給電の様々な構成
  5.2.1 システム構成用の機能要素(均一照射、ビーム形状制御、対象検知など)
 5.3 光無線給電の研究開発事例
  5.3.1 体内埋め込み機器に向けて
  5.3.2 IoT端末に向けて
  5.3.3 情報端末に向けて
  5.3.4 移動体に向けて(EV、AGV、ドローン応用に向けて)
  5.3.5 水中応用に向けて
  5.3.6 宇宙応用に向けて
 5.4 光無線給電の安全性
  5.4.1 最大露光許容量とレーザクラス分け
  5.4.2 安全性確保の方策

6 まとめ
 6.1 講演のまとめ
 6.2 光無線給電をまとめる学会、団体

<質疑応答>

セミナー講師

東京工業大学 未来産業技術研究所 准教授 博士(工学) 宮本 智之 先生

研究分野:フォトニクス
研究目的・意義:光無線給電システムと光デバイスの開拓
最近の研究課題:新規光システムとなる光無線給電/光無線給電用光デバイス・モジュール

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

電気・電子技術一般   光学技術

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