以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
★ 「なぜ吸音するのか」「遮音のメカニズムは何か」といった物理現象としての本質を理解していただきます。
★ 吸音・遮音・防振に関係する問題においてどのような対策ができるか?知識・技術が得られることを目指します。
講師
京都大学 名誉教授 高橋 大弐 氏
【略歴・専門・受賞】
京都大学修了後、福井大学、京都大学で建築音響、騒音・振動分野を専門に教育・研究活動に従事。
日本建築学会奨励賞、日本音響学会佐藤論文賞、日本音響学会環境音響研究賞などを受賞。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
趣旨
騒音・振動問題に関しては吸音と遮音及び防振は必須項目であり、関連の基礎理論を理解することが対策を考えるうえで重要となります。
当講座では「なぜ吸音するのか」「遮音のメカニズムは何か」といった物理現象としての本質に主眼に置いて解説します。また、音の測定に関しパソコンでのデジタル処理の基礎について概説します。
プログラム
<得られる知識、技術>
関連の基礎理論を理解することが対策を考えるうえで最も重要であり、この理解があって初めて有効な吸音・遮音構造体の選択、あるいは新たな吸音・遮音材料を創り出すことも可能となります。
当講座では、吸音・遮音・防振に関係する問題においてどのような対策ができるかの幅広い選択が可能となるような知識・技術が得られることを目指します。
<プログラム>
1.音と振動の基礎事項
1.1 音の物理と心理的効果
1.2 音って何?
1.2.1 音の大きさ
1.2.2 音の高さ
1.2.3 音色
1.3 音の反射・吸収・透過
2.吸音の基礎理論
2.1 吸音とインピーダンス
2.2 吸音のメカニズム
2.2.1 多孔質型吸音
・なぜ吸音する?
・吸音を表現するモデル
2.2.2 板・膜振動型吸音
・なぜ吸音する?
・吸音を表現するモデル
・通気性の影響
2.2.3 共鳴器型吸音
・なぜ吸音する?
・応用例
2.3 微細穿孔板(MPP)の吸音
2.3.1 吸音を表現するモデル
2.3.2 板振動の影響
2.3.3 MPPの応用
2.4 吸音率の測定
2.5 吸音による減音効果
2.5.1 残響理論
2.5.2 残響理論に基づく吸音の減音効果
3.遮音の基礎理論
3.1 振動と音の伝搬
3.2 遮音のメカニズム:隙間のない壁体をなぜ音が透過する?
3.3 空気音の遮音
3.3.1 一重板の遮音理論
・音の透過を表現するモデル
・どうしたら遮音性能を上げられるか
3.3.2二重板の遮音理論
・音の透過を表現するモデル
・空気層があることによる新たな問題
・どうしたら遮音性能を上げられるか
3.3.3 空気音の遮音性能測定と評価
3.4 個体音の遮音
3.4.1 個体音とは?
3.4.2 個体音の実態と対策
3.5 床衝撃音
3.5.1 床衝撃音の実態と対策
3.5.2 床衝撃音の測定と評価
4.防振の基礎理論
4.1 振動伝達の簡易モデル
4.2 防振の考え方
4.3 ダンピングの測定と応用
5.音の測定と信号処理の基礎
5.1 音響測定一般
5.2 信号処理の基礎
5.3 デモンストレーション
□質疑応答・名刺交換□
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
ポアソン比とはどういう意味?求め方やヤング率との関係、活用例を解説
機械装置や構造物などの設計で、構造計算や材料の強度計算をする際に登場する数値のひとつに「ポアソン比」があります。よく使う数値で言葉には馴染みがあり、意... -
「フックの法則」とは?ばね定数の求め方や基礎知識を簡単に解説
ばねは主要な機械要素のひとつで、さまざまな装置や構造物に広く使われています。このばねの性質を示す法則が「フックの法則」です。ばねの性質とフックの法則に... -
ひずみとは?単位や応力との関係、計算式についてわかりやすく解説
「ひずみが生じる」という言葉は日常生活でも、社会や組織、制度などにさまざまな支障が起きることを指して使われますが、工学的には明確な定義... -
剛性とは?強度との違いや特徴、指標を紹介
機械や構造物について論じる時に、よく「剛性」という言葉が出てきます。身近な場面ではクルマの操縦性や乗り心地の話題で「ボディ剛性が高いので&hellip...