自動車熱マネジメントにおける最新動向と対策【Live配信セミナー】

燃費改善、快適性向上へ向けた熱課題への対策について詳解!
ケミカルヒートポンプ、断熱、蓄熱などにおける材料への要求特性とは?

セミナープログラム

【10:30-12:30】

1.自動車・産業プロセスにおける熱マネジメント対策と蓄熱技術

名古屋大学 小林 敬幸 氏

【習得できる知識】
100℃前後から500℃程度の熱エネルギーを活用する化学蓄熱技術について、作動原理や設計の要点、ならびに、その技術開発に不可欠な伝熱速度、物質移動速度、化学反応速度の三つの速度の取り扱い方に関する知識

【講座の趣旨】
電力を貯蔵するように、熱を効果的に貯蔵し、必要な時間・場所で、必要な温度や速度で熱を供給する熱マネージメント技術は、更なる低炭素化が必要とされる2020年以降では重要な技術となると思います.本講義では、自動車、産業プロセスにおける熱マネージメントの動向を概説するとともに、まだ社会実装可能なレベルまで到達していないものの、近年、基礎技術の面で進歩してきた化学蓄熱の開発実情や開発の要点を詳述します.

1.熱マネージメントに関わる技術的要請の外観

2.蓄熱の作動理論
 2-1 蓄熱の種類と特徴
 2-2 化学蓄熱の動作原理

3.国内外の開発動向

4.化学蓄熱の適用温度域と作動物質の選択
 4-1 100℃未満を対象とする化学蓄熱物質
 4-2 100℃以上を対象とする化学蓄熱物質
 4-3 酸化/還元(レドックス)反応を用いる化学蓄熱物質

5.化学蓄熱物質・熱媒体の物性と装置
 5-1 物質移動から見た装置構成の考え方
 5-2 熱移動から見た装置構成の考え方

6.化学蓄熱の研究実例
 6-1 水系化学蓄熱
 6-2 非水系化学蓄熱
 6-3 レドックス系化学蓄熱

7.化学蓄熱の蓄熱量と出力

8.化学蓄熱の耐久性
 8-1 反応材の耐久性
 8-2 蓄熱器としての耐久性

9.化学蓄熱のシミュレーションと装置設計への応用
 9-1 シミュレーションモデル
 9-2 実例と実用性

10.まとめ

【質疑応答】


【13:30-16:30】

2.熱マネジメント技術による駆動系・燃費効率改善

元・カルソニックカンセイ(株)<現 マレリ> 原 潤一郎 氏

【習得できる知識】
・自動車の熱マネジメント技術
・排熱回収技術
・自動車の駆動源変遷とその課題
・熱マネジメントに関わる材料技術

【講座の趣旨】
地球環境や資源保護の観点から、自動車燃費の改善が要望されています。自動車用ガソリンエンジンの熱効率は約40%で、残りは熱などとして捨てられています。エンジンだけの改良が、そろそろ限界に来ており、捨てられている損失を回収して使う必要が出てきています。 このセミナーでは、種々の規制や自動車のパワートレイン変遷を説明し、この変遷にともなう熱マネジメントの変化について解説します。さらに最近、増えつつある電気自動車やハイブリッド車の熱マネジメントについても説明します。またプラグインハイブリッド車や48ボルトハイブリッド車についても解説します。熱マネジメントとしては、排熱回収方式に加え、第一部と重ならない範囲で蓄熱・蓄冷についても説明し、冷却系や空調系の最新の技術動向についても解説します。熱マネジメントに関連する材料についても説明します。駆動用電池の温度管理については、いろいろな方式から理想的な方式まで説明します。最後に、現在注目を集めている自動車の自動運転にともなう熱マネジメント技術についても説明をおこない、将来、必要とされる技術への展望を詳細に解説します。

1.中国のNEV … 現状と課題

2.自動車の燃費改善 … 改訂された燃費基準

3.規制とロードマップ … 冷媒、欧州CO2排出基準、各社の現状

4.自動車の駆動源変遷 … 駆動源動向予測

5.エンジンの効率改善 … SIPとFVV、SPCCIとは

6.クリーン・ディーゼル … NOx後処理技術

7.ハイブリッド車の分類 … 燃費改善原理と方式例

8.PHV、EV、FCV … ドイツの状況

9.EVの普及 … 甘い見方と厳しい見方、EVとMaaS

10.CO2排出量比較 … 走行時、Well to Wheel、LCA

11.EVの課題 … 航続距離、充電ステーション、充電プラン

12.電池の進展 … 全固体電池、リチウム空気電池

13.48Vハイブリッドとは … 欧州の状況、48V用補機とは

14.駆動源変遷と冷却系の変化

15.駆動源変遷とエアコンの変化

16.EV用・ハイブリッド車用エアコン … ヒートポンプ、冷媒

17.熱マネジメント … 排熱回収、断熱、蓄熱、ケミカルヒーポン

18.エアコンの改善 … 換気負荷、デシカント空調、VIP断熱

19.自動運転 … 到達レベル、自動運転時代の付加価値

20.電池の温度管理
 20-1 電池の温度管理と寿命 … 高温寿命、発熱量
 20-2 温度管理例 … リーフ用電池の温度管理、テスラの場合
 20-3 種々の方式 … 多様な電池冷却方式
 20-4 理想的な温度管理方式とは

21.熱負荷

【質疑応答】

セミナー講師

1.名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻 准教授 小林 敬幸 氏

2.元・カルソニックカンセイ(株)<現 マレリ> 環境技術開発グループ シニアエキスパートエンジニア 原 潤一郎 氏

セミナー受講料

1名につき55,000円(税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
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  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   化学反応・プロセス   省エネルギー

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55,000円(税込)/人

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キーワード

自動車技術   化学反応・プロセス   省エネルギー

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