自動車室内内装材におけるVOC対策・耐薬品性向上と測定・評価・要求特性【Live配信・WEBセミナー】

自動車はカーシェアリングの時代に変化し、
VOCや臭いを出さない内装材だけではなく
耐薬品性の高い素材が要求されている!

消毒が行える耐薬品性の高い内装材への要求特性とは?
市場として大きな中国からのVOC低減の要求とは?

化学吸着型アルデヒド吸着剤等の対応や樹脂での低VOCグレード化技術とは?

VOC評価法、車室内のVOC濃度の特徴、部品・材料のVOC測定方法とは?

セミナープログラム

【12:30-14:00】

第1講 自動車内装表皮材の開発トレンドとVOC対策

講師:TPEテクノロジー(株) 西 一朗 氏

【講演キーワード】
VOC、自動車内装材、スペーサーファブリック、シリコーンレザー、ポリエステルレザー

【講演主旨】
 狭い車室内の空気質はVOC、細菌・ウィルス、臭い等が高濃度になりやすく人の呼吸器や目に刺激や疾患を発症させ、臭いによる不快感が強くさせる。さらに今後自動車は個人の所有物から共同所有(カーシェアリング)の時代に変化していくと言われており、人々は清潔を要求するようになり手が触れる所を消毒するのが日常的になっている。VOCや臭いを出さない内装材だけではなく耐薬品性の高い素材が要求されている。本講座では内装材のトレンドや原材料を明確にしてVOC等の低減や耐薬品性の高い素材の紹介をする。

【プログラム】
1.自動車内装材のトレンド
2.各論
 2.1 インパネ・ドアトリム材
  2.1.1 塩ビからTPO(Thermoplastic olefin)に変化
  2.1.2 表面処理剤の水性化
  2.1.3 注入ウレタン発泡工程の低減→ポリプロピレン(PP)発泡体やスペーサーファブリックに変化
 2.2 シートカバー材
  2.2.1 塩ビレザー:高分子量可塑剤の検討
  2.2.2 ウレタン合成皮革:水性化、無溶剤化 
3.新規内装材
 3.1 シリコーンレザー
 3.2 ポリエステルレザー

【質疑応答 名刺交換】


【14:10-15:40】

第2部 自動車内装材として加工可能な化学吸着型アルデヒド吸着剤と抗菌抗ウイルス性能付与

講師:東亞合成(株) 山田 喜直 氏

【講演キーワード】
自動車、内装材、アルデヒド低減、アルデヒドガス吸着剤、吸着試験法、用途例、抗菌剤、抗ウイルス加工剤、業界基準

【講演主旨】
 近年、住宅の高気密化や化学物質を放散する建材、内装材の使用等により、シックハウス症候群が問題視されている。ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド等がその原因物質と考えられており、アルデヒド非含有材料への切り替えやアルデヒド吸着剤の使用等によりその低減が検討されている。また、車室空間においても居住空間と同様の快適性が求められており、車室内に存在するホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンをはじめとした揮発性有機化合物(VOC)の低減対策が行われている。本講演では自動車内装材として加工可能な化学吸着型アルデヒド吸着剤を中心に、無機系抗菌剤、抗ウイルス加工剤についても、その加工方法や評価例を含めて解説します。

【プログラム】
1.悪臭ガス吸着剤とガス低減評価方法

 1-1 消臭剤の種類とアルデヒド吸着剤について
 1-2 ガス低減の評価方法
2.アルデヒドガスの発生と低減例
 2-1 アルデヒドガスの発生原因について
 2-2 アルデヒドガス吸着剤の加工方法
 2-3 車室内材料から発生するアウトガス測定及びアルデヒドガス抑制の応用例
3.抗菌剤
 3-1 抗菌剤の種類と特徴
 3-2 無機系抗菌剤の加工方法と応用例
4.抗ウイルス加工剤
 4-1 ウイルスの分類と抗ウイルス加工剤
 4-2 無機系抗ウイルス加工剤の評価例
5.業界基準
 5-1 消臭剤、抗菌剤、抗ウイルス剤の加工製品の業界基準について

【質疑応答 名刺交換】


【15:50-17:05】

第3講 低VOCグレードのポリアセタール樹脂の開発とVOC評価

講師:ポリプラスチックス(株)門間 智宏 氏

【講演趣旨】
 ポリアセタール樹脂(POM)の概要、安定化のメカニズム、低VOCグレードの紹介、および近年要望が高まっている中国市場における低VOC化の要求、業界動向、材料メーカーの対応について解説する。

【講演プログラム】
1.POMの概要と特徴,用途事例
 1.1 自動車部品への適用事例
 1.2 一般的なPOM成形品における VOC(ホルムアデヒド)発生のメカニズム
 1.3 ホモポリマー,コポリマーと分解様式
 1.4 POMの成形品からのホルムアルデヒド発生メカニズム
2.POMのホルムアデヒド発生量低減技術とPOM低 VOC グレードの特性や適用によるメリット
 2.1 POMのホルムアルデヒド発生量低減技術について
 2.2 POM低VOCグレードの特性
 2.3 VOCに影響を及ぼす因子
3.VOC評価法
 3.1 VOCとは
 3.2 VOC低減化の流れ
 3.3 車室内のVOC濃度の特徴
 3.4 部品・材料のVOC測定方法
4.中国市場における低VOC化の取り組み
 4.1 背景
 4.2 日本における車室内VOC低減の取り組み
 4.3 中国における車室内VOC低減の取組み
 4.4 材料メーカーの取組み
 4.3 最適添加量の設定

【質疑応答 名刺交換】

セミナー講師

第1部 TPEテクノロジー(株) 代表取締役 西 一朗 氏

第2部 東亞合成(株) R&D総合センター 製品研究所 工学博士 山田 喜直 氏

第3部 ポリプラスチックス(株) 研究開発センター 主任研究員 門間 智宏 氏

セミナー受講料

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   高分子・樹脂材料   安全工学一般

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12:30

受講料

44,000円(税込)/人

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全国

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キーワード

自動車技術   高分子・樹脂材料   安全工学一般

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