PHREEQCによるプロセス解析 実習講座【LIVE配信】

PHREEQCの使い方をマスターするために、
化学平衡計算を主とした基礎理論から
ソフトの使い方までわかりやすく解説!

「PHREEQC」書籍をサブテキストとして配布!(書籍購入済みの方は割引あり)

※事前にフリーソフトをインストールしていただきます。

セミナー趣旨

 廃水処理や湿式製錬の最適プロセス設計では、溶液中の各化学種の存在状態を正確に把握し、状況によって変動する共存元素の影響を的確に評価することが不可欠である。溶液中の各化学種の存在状態を化学平衡計算によってシミュレーションすることが可能である地球化学コードは、そのような最適プロセス設計への重要なツールの1つである。
 本セミナーでは、地球化学コードのフリーソフトウエアの1つであるPHREEQCを用い、例題を用いながら、その使い方を基礎から説明する。PHREEQCでは、スタンダードな化学平衡計算に加えて、表面錯体モデルやイオン交換モデルを用いた吸着現象を取り扱うことできるほか、反応速度式の組み込みや、移流・拡散モデルとの連成による一次元流れの計算も可能である。本セミナーでは、それらの基礎理論から応用までステップを追って説明する。
 PHREEQCの使い方をマスターするために、化学平衡計算を主とした基礎理論からソフトの使い方までわかりやすく解説いたします。廃水処理や湿式プロセス設計の最適化のために、ぜひご参加ください。

セミナープログラム

事前にフリーソフトPHREEQCをインストールしたPCをご準備ください。
※実習を行いますので、PCが2台あると(1台はZoom講義の受講用でそれを見ながら、もう1台でPHREEQCを使った実習を行うと)よりスムーズに学習できます。

1.Phreeqcとは
 1-1 化学平衡計算ソフトウエアの比較
 1-2 Phreeqcの概要
  1-2-1 ダウンロードの仕方
  1-2-2 Phreeqcに関連するWeb情報
  1-2-3 Phreeqcで計算できること
  1-2-4 計算の流れ
 1-3 データベースの選択
 1-4 出力の仕方

2.溶液平衡計算
 2-1 溶液平衡計算の基礎
  2-1-1 濃度と活量
  2-1-2 イオン強度と活量係数
  2-1-3 溶液平衡計算の解き方
 2-2 PhreeqcによるpHの計算
  2-2-1 “Solution”コマンドの使い方
  2-2-2 “Charge”の使い方
 2-3 Phreeqcによる海水の溶液平衡計算
  2-3-1 データベースへの化学種の追加
  2-3-2 Outputシートの見方
 2-4 Phreeqcによるヒ酸のpH-LogCダイヤグラムの作成
  2-4-1 “User_Graph”の使い方
  2-4-2 GridシートとChartシートの利用

3.沈殿・溶解平衡計算
 3-1 沈殿・溶解平衡計算の基礎
  3-1-1 飽和指数
  3-1-2 溶解度と溶解度積
  3-1-3 沈殿・溶解平衡計算の解き方
 3-2 Phreeqcによる沈殿・溶解平衡計算
  3-2-1 Phreeqcにおける固液平衡の取り扱い方
  3-2-2 Phreeqcによる水酸化第二鉄のpH-LogCダイヤグラムの作成
  3-2-3 データベースへの沈殿種の追加
 3-3 Phreeqcによる炭酸ガス飽和溶液中での炭酸塩の生成計算
  3-3-1 気液平衡の基礎
  3-3-2 “Mix”の使い方
 3-4 Phreeqcによる中和滴定曲線の作成
  3-4-1 “Reaction”の使い方
  3-4-2 酸性坑廃水を対象とした中和滴定曲線の計算例

4.吸着平衡計算
 4-1 収着現象の基礎
  4-1-1 表面錯体とイオン交換
  4-1-2 イオン交換モデルの基礎
  4-1-3 表面錯体モデルの基礎
  4-1-4 表面錯体モデルの実際
 4-2 Phreeqcによるイオン交換計算
  4-2-1 “Exchange”の使い方
  4-2-2 データベースへのイオン交換種の追加
 4-3 Phreeqcによる水酸化第二鉄への亜鉛の吸着計算
  4-3-1 “Surface”の使い方
  4-3-2 データベースへの表面錯体種の追加

5.反応速度式の組み込み
 5-1 反応速度論の基礎
  5-1-1 反応速度を考慮すべき現象
  5-1-2 反応速度式の種類
 5-2 Phreeqcによる反応速度の計算
  5-2-1 “Rates” と”Kinetics”の使い方
  5-2-2 Phreeqcによる第一鉄イオンの酸化速度の計算
  5-2-3 Phreeqcによる沈殿生成速度の計算

6.一次元移流・拡散モデルとの連成
 6-1 移流・拡散モデルの基礎
  6-1-1 移流項と拡散項
  6-1-2 境界条件
 6-2 Phreeqcによる一次元流れと化学平衡計算の連成
  6-2-1 “Advection”と”Transport”の使い方
  6-2-2 Phreeqcによるイオン交換カラムの計算

【質疑応答】


スケジュール
10:00~11:10 講義+実習
11:10~11:20 休憩
11:20~12:30 講義+実習
12:30~13:10 昼食休憩 ※希望者のみ個別相談会
13:10~14:20 講義+実習
14:20~14:30 休憩
14:30~15:40 講義+実習
15:40~15:50 休憩
15:50~17:00 事例紹介

キーワード:PHREEQC,フリーク,反応解析,プロセス解析,土壌,吸着,移流,拡散,講座,セミナー

セミナー講師

早稲田大学 理工学術院 教授 博士(工学) 所 千晴 氏
《略歴》
 2003年3月 東京大学大学院 工学系研究科 博士課程 修了
 2004年4月 早稲田大学 理工学部 環境資源工学科 助手
 2007年4月 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 環境資源工学科 専任講師
 2009年4月 同 准教授
 2015年4月 同 教授
 2016年11月 東京大学生産技術研究所特任教授(兼担)
《活動等》
 ・資源・素材学会 理事(2017年~2018年)
 ・粉体精製工学部門委員長(2015年~2019年)
 ・環境資源工学会 理事(2015年~)
 ・粉体工学会 理事(2019年~)、編集委員(2011年~)
 ・化学工学会 理事(2017年~)、男女共同参画委員長(2018年~)
 ・日本学術会議 第三部会員(2016年~)
 ・経産省 中央鉱山保安協議会 委員(2015年~)
 ・その他、経産省、環境省、JOGMEC等の各種委員を歴任

早稲田大学 理工学術院 助教 博士(工学) 加藤 達也 氏
《専門》
 資源循環工学、環境浄化、粉体工学、化学工学
《略歴》
 2015年3月 早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 卒業
 2017年3月 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻 修士課程修了
 2017年4月 早稲田大学 理工学術院 助手
 2020年3月 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻 博士課程修了
 2020年4月 早稲田大学 理工学術院 助教

セミナー受講料

59,400円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合55,000円、
  2名以上同時申込の場合は、1名につき49,500円になります。
  備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。

※弊社発刊「PHREEQC」書籍をすでに購入されている方は書籍代(1名あたり9,900円)を割引させていただきますので、その場合はコメント欄に「書籍購入済み」とお書きください。

受講について

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料とサブテキスト(書籍)は開催前日までに郵送いたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

59,400円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   CAE/シミュレーション

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化学反応・プロセス   CAE/シミュレーション

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