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粉体を扱う技術者にとって欠かすことのできない
粒子径や粒度分布の測定・評価法を詳解!
粒子径・粒度分布測定の基礎を徹底的に解説します
セミナープログラム
第1部 粒子径・粒子径分布計測の基礎
粉体・粒子を取り扱う業務では粒子径・粒子径分布の情報は欠かすことのできないものです。一方 、それゆえに 、対象となる粒子径範囲などに対応して10種類を超える異なる測定原理があったり 、また 、粒子径分布については統計的取り扱いが必要になったりするもので 、「基本的知識をひととおり」といえどもその系統だった学習はなかなかにハードルが高かったりします。ですので 、「粒子径・粒子径分布計測の基礎」の復習は 、粉体・粒子系技術者にとっての必修科目といって過言ではありません。
1.粒子径計測の目的
2.粒子径とはナニか
3.粒子径「分布」の取り扱い
4.ヒストグラムと分布密度と積算分布
5.粒子径分布の測定結果の表示法
6.個数基準の分布と質量基準の分布
7.代表径(各種の平均径・50%径)
8.各種測定原理概論
9.粒子径・粒子径分布計測の標準化活動(ISOとJIS)
□ 質疑応答 □
第2部 粒子径・粒子径分布測定の実践テクニック
実用材料の分散性や分散安定性を評価する際、粒子径や粒子径分布測定は重要な位置を占める。実用材料では、粒子濃度が高いスラリーやペーストが多く使用されているが、本来、評価する目的に合わせて希釈操作も含めてサンプルの準備方法や評価方法を適宜選択する必要がある。本講では、実用材料を実際に評価する際のサンプル準備、目的ごとの測定手法の選択のポイント、得られた結果の解釈について実例を示しながら解説する予定である。
1.実用系ではどんな時に粒子径を測定するのか?
2.分散性と分散安定性評価と粒子径測定の関係
3.分散性評価のための粒子径測定
4.分散安定性評価のための粒子径測定-ゼータ電位測定との関係とは?-
5.濃厚系での評価事例紹介
□ 質疑応答 □
<受講によって得られる知識・ノウハウ>
・粒子径分布測定の注意点
・粒子径分布測定のための、サンプル準備法
・粒子濃度の高いサンプルの測定方法と注意点
・粒子濃度の高いサンプルの解析方法と注意点
第3部 粒子径・粒子径分布に即した分散剤選定のコツ
微粒子は凝集せずに系中で存在することで、粒子本来の機能を最大限引き出すことができる。しかしながら、微粒子はしかるべき方法で安定化しないと、凝集は避けられない。ここでは微粒子を安定化させる分散剤について、その構造・特徴と分散剤の選定の仕方について解説する。
粒度分布、スラリーの粘性と分散液のパフォーマンス(色・光沢・平滑性)の関連性を事例を見ながら理解を深める。
1.粒子は凝集しやすい。どのようにして微分散の状態を保持するか
1.1 分散のプロセスのどこに着目するか
1.2 分散安定化を図るメカニズムは
2.分散液・コーティング液での分散剤のはたす役割は
2.1 分散剤はどのような設計思想でつくられているか
2.2 分散剤の構造制御がもたらす効果は
3.分散剤選定のポイントは
3.1 粒度分布・粘性など液特性への影響は
3.2 耐水性・電気特性など膜物性への影響は
説明の中で以下の分散事例などを紹介する。
・インクジェットでの例
・カーボン系粒子での例
・有機顔料での例
・無機粒子での例
・放熱材料での例
・水系、溶剤系での例
・スラリー方法
□ 質疑応答 □
<受講によって得られる知識・ノウハウ>
・粒子の分散安定化の考え方・問題解決のアプローチの仕方
・分散剤の特徴と選定の着目点
・粒子の分散と粘度・粒度分布・光沢・透明性・平滑性など測定方法との関係
セミナー講師
第1部 粒子径・粒子径分布計測の基礎 (10:30~12:30)
創価大学 理工学部 教授 松山 達 氏
第2部 粒子径・粒子径分布測定の実践テクニック (13:20~15:20)
武田コロイドテクノ・コンサルティング(株) 代表取締役社長 武田 真一 氏
[プロフィール]
昭和63年より、超音波方式ゼータ電位測定装置の研究に従事、平成4年より米国Dispersion Technology社との共同研究として超音波方式粒度分布測定装置の開発に従事。平成16年からは、超音波法粒度分布測定法のISO化を目指し、ISO/SC4「超微粒子評価分野の国際規格適正化調査研究小委員会」委員および音響法ワーキンググループ(WG14)国際副委員長ならびに国内委員長として活動。
第3部 粒子径・粒子径分布に即した分散剤選定のコツ (15:30~17:00)
ビックケミー・ジャパン(株) イノベーション ディベロプメント 統括 若原 章博 氏
[プロフィール]
塗料技術者を経て、添加剤開発と技術紹介に従事。塗料インキ用・カラーフィルター用・リチウムイオン電池用の分散剤開発に携わる。分散・表面調整・レオロジー制御の課題解決に関してマーケットで活動。
セミナー受講料
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