生物模倣技術の基礎と応用~生物から学ぶ技術革新の実例と手法~


「蛾の目→反射防止フィルム」「蓮の葉→超撥水構造」「ナガヒラタタマムシの細胞→高感度赤外線センサ」など、生物の構造や機能から着想を得て、技術開発やものづくりに応用する「バイオミメティクス(生物模倣)」。同研究の日本における第一人者、下村政嗣先生が登壇するセミナーです。
予備知識は必要ありません。バイオミメティクスの基礎から、材料開発を中心に様々な分野での応用技術・着想のポイントを解説します。技術革新の壁を乗り越えるヒントが得られるはずです。



講師


千歳科学技術大学 教授 下村 政嗣 氏
【専門】バイオミメティクス


受講料


43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の21,600円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


趣旨


 バイオミメティクス(生物模倣)の現代的意義は、生物の進化適応の結果である生物多様性の背景にある“生物の生き残り戦略”が、近代科学技術の喫緊の課題である“持続可能性に向けた技術革新”を可能とするパラダイムシフトをもたらすことにある。
 生物を直接利用するバイオテクノロジーとは異なるために、生物活動の背景にある原理を抽出し、その工学的な適用が求められる。膨大な生物学の知識から工学への“技術移転”を行うためには、博物館等が所蔵するインベントリーを工学的に利用できるデータベースにする必要がある。壮大なるコンビナトリアル・ケミストリーの結果であるビッグデータとも言うべき“生物多様性データベース”から、工学にとって有用な知識を抽出するためには、情報科学による活用が不可欠である。これにより、生物模倣技術は分子から生態系までを網羅する総合的な技術体系である生物規範工学となる。


プログラム


1.生物の形や仕組みはテクノロジーにいかせる
 1.1 古くて新しいバイオミメティクス
 1.2 技術革新をもたらすパラダイム変換     
 
2.生物表面の多機能性と高機能性に学ぶ
 2.1 ロータス効果に始まるバイオミメティクス・ルネサンス
 2.2 バイオミメティクス三題噺 「モスアイ構造」
 2.3 バイオミメティクス三題噺 「構造接着」
 2.4 日本のお家芸 「構造色」
 2.5 流体抵抗と摩擦
 
3.情報の受信と発信の仕組みに学ぶ
 3.1 タマムシの赤外線センサ
 3.2 アリは匂いで家族がわかる
 3.3 微弱な風で気配を探る気流センサ
 
4.生物の構造とメカニズムに学ぶ
 4.1 分子の自己集合がもたらす基本構造 二分子膜
 4.2 動物の動きは次世代ロボット技術のヒントが満載!
 
5.生物の設計とものつくりに学ぶ
 5.1 自己組織化が創る多機能性「セミの翅にもモスアイ構造?」
 5.2 自己組織化は好い加減さの起源?「セミとガを比べてわかったこと」
 5.3 自己組織化によるバイオミメティクス「ハニカムフィルムで水滴操作」
 
6.生物の相互作用やシステム、生態系から学ぶ
 6.1 生物の体内構造をインフラの設計に取り入れる「カイメンに学ぶフェイルセーフ」
 6.2 電子顕微鏡のための宇宙服「高真空下で生命維持させるNanoSuit?」
 6.3 バイオミメティック・アーキテクチャ「砂漠のアリ塚はとっても快適」
 
7.様々な分野や学問が融合するバイオミメティクス
 7.1 博物館が持つデータをどのようにいかすか?
 7.2 特許調査にみるバイオミメティクス「多岐にわたる応用」
 7.3 インダストリー4.0とバイオミメティクス
 7.4 日本の現状と世界との距離   

□質疑応答・名刺交換□
 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

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【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

アナロジー発想法   情報マネジメント一般

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