【名古屋開催】光硬化技術の活用&実用化のための実践的理解

~ 光で固まる樹脂・高分子技術の基本からの理解 ~


■ 光硬化技術の原理の理解と実際的な具体例
■ UV硬化技術を有効に利用するためのTips
■ 実用系でよくあるQ&A


★ 光源選択、硬化収縮、硬化不良、酸素硬化阻害、密着不良、、、 ラジカル硬化、カチオン硬化、アニオン硬化、チオール‐エン硬化、、、 多くの利点を持つ光硬化の機構を理解し、実用化を目指し、各種トラブルに対応しよう 
★ 個々の要素技術の基本をイメージとし、全体像をザックリ捉える
★ 光硬化によって樹脂に何が起きるのか、そしてどう振舞っていくのか
★ UV硬化を活用したい方々に贈る実践的な総合知識


セミナー講師


東亞合成(株) R&D総合センター 研究員 専門主幹 博士 佐々木 裕 氏
 
【専門】
 
高分子合成、高分子物理、ネットワークポリマー、レオロジー、各種シミュレーション


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,300円)  

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


必要となる知識


 できるだけ、図解でのイメージとしての理解を狙うので、特定の基礎知識は必要ありません。
 化学構造式のようなものも少しは取り扱うため、化学に対するアレルギーが少ないことが望ましいが、羅列とならないように配慮します。


得られる知識


1.光硬化技術の原理の理解
・液状樹脂が固まるということ
・濡れと接着(密着)
・光反応について
2.光硬化技術の実際的な具体例
・液状硬化型材料の設計のポイント
・硬化過程の評価法
・硬化物の評価について
・光源の特徴と選択法

キーワード
(全体)光硬化、光源の選択、硬化収縮、応力集中、硬化不良、酸素硬化阻害、密着不良
(材料設計)液体の流動、濡れ、密着
(硬化関連)ネットワーク形成、粘弾性、ガラス転移、パーコレーション、ラジカル硬化、
  カチオン硬化、アニオン硬化、チオール-エン硬化


対象


・光硬化型材料を設計したい方(化学系メーカーの技術者、研究者)
・光硬化プロセスにかかわる方(光源等の光硬化関連機器メーカーの技術者)
・光硬化技術を利用しようとしている方(各種ユーザー)
・知識としてこの技術を理解しようとしている方(上記以外の方々:例えば、営業の方)


セミナー趣旨


【光硬化技術とは】
 光硬化技術は、コーティング、インキ等の表面加工技術から、エレクトロニクスや自動車関連等の部材などの幅広い領域や接着等の応用へと幅広く展開されてきています。この技術は、省スペースでの高速硬化が可能であるため熱硬化に比べてべて経済的であり、また、環境保全の立場からもますます重要になってきています。このように多くの利点を有していますが、実用化に当たっては、その硬化機構を理解しておかないと各種のトラブルが発生する場合も多く見受けられます。

【理解の困難さ?】
 この技術は、各種の要素技術の組み合わせから成り立っているため、その内容が多岐にわたり、一見複雑に見えるえるかもしれません。そのため、この分野に興味を持たれた初?者の方たちの中には、習得するのが大変そうだなと思われている方も多く見受けられるようです。しかし、個々の要素技術の基本をきちんとイメージとして捉えて全体像をザックリと捕まえることができれば、理解は一気に容易になるでしょう。

【本講座の進め方】
 本講座では、液体が固体と変化するという光硬化の過程について、全体を俯瞰できるようなイメージが持てるように説明を行い、全体像を捉えられるように配慮して説明を行います。そのうえで、光硬化技術の実際に即した形で、各段階における評価に必要となる技術の説明を続け、個別の事案への理解を深めていきます。最後に、演者のこれまでの講習で出てきた「よくある質問」やこれまでに経験してきた「役に立つTips」等の具体的な事例についても説明を行います。これらの説明においては、できるだけ多様な切り口からの説明を行い、直感的なイメージとして理解できることを目指します。


セミナー講演内容


1. はじめに
 ここでは、講座全体のイントロダクションとして、光硬化技術の用途やメリットを示したのちに、この講座の進め方についてお話します。
 1.1 簡単な自己紹介
 1.2 光硬化とは
 1.3 難しい点
 1.4 理解へのアプローチ
 1.5 本講座の進め方

2.光硬化技術の概念的な理解
 光硬化とは、「液状材料が、光の照射で硬化して、硬化物を生成」するという技術です。
 ここでは、その全体像が理解できるように、液状樹脂が固まるということについて様々な視点から概観します。
 2.1 液状樹脂が固まるということ
 2.2 高分子とは
 2.3 固まったものの振る舞い
 2.4 光反応について

3.光硬化型材料の構成要素について
 光硬化型材料の構成要素について説明します。
 3.1 光硬化型材料の構成
  3.1.1 反応性材料
  3.1.2 光開始剤
 3.2 硬化(光照射)装置

4.光開始重合反応について
 光硬化反応の一番重要なポイントである光開始重合について、まとめます。
 4.1 光開始ラジカル重合
 4.2 光開始カチオン重合
 4.3 ラジカル重合とカチオン重合の比較

5.硬化型材料の評価
 光硬化の各段階における評価方法について、ここで議論します。
 5.1 液特性の評価
 5.2 硬化特性の評価
 5.3 硬化物物性の評価
 5.4 その他の評価

6.UV硬化技術を有効に利用するためのTips
 今後の開発に役立つTipsについて、これまでの経験に基づいて説明します。
 6.1 硬化反応を効率よく行うためには
 6.2 硬化収縮と応力集中
 6.3 相溶性について
 6.4 メゾスケールでも考える

7.よくあるQ&A
 7.1 設計の際、どのようなモノマー・オリゴマーを選択するのか?
 7.2 重合様式(ラジカルとカチオン)の違いとメリット・デメリット
 7.3 ラジカル重合型材料の酸素による重合阻害の回避?法は?
 7.4 硬化性(硬化の速さ)は、どのように決定されるのか?
 7.5 光の届かない深部や影になる部分をうまく固めるためには?
 7.6 相溶性について簡単に教えてください。
 7.7 粘弾性測定が有用とのことで基礎的なことを教えてください。
 7.8 硬化物の硬度を変える一般的方法をご教示ください。
 7.9 応力が集中するとよくないと聞きました。

8.Q&D (Question and Discussion)
 皆様の疑問を整理して理解していただく意味で、単純に質疑応答というわけではなく
 質問と議論という形にできればと考えています。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

愛知県

MAP

【名古屋市中村区】ウインクあいち

【JR・地下鉄・あおなみ線】名古屋駅 【名鉄】名鉄名古屋駅 【近鉄】近鉄名古屋駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス

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