以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
粉体の付着・凝集・流動の原理から、
粉体ハンドリングの技術阻害対策について
静電気帯電の問題を含めて基礎から解説!
※Zoomを使ったWEB限定セミナーとなりました(9/28)。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
粉の技術は古来より人類が生きていくために必須とされ、現代の工業・産業でもその必要性は大きいものの「粉は魔物」と言われて怖がられてきた。しかし、最近はいろいろな産業を支える基盤技術として、必須の技術に変わりつつある。先端産業に関わる技術者も一般工業技術者も今は粉を嫌がっている場合ではないと言える。
粉体の操作、すなわち粉砕、分級、輸送、貯蔵など、気相中で粒子を扱う乾式操作では、粒子が装置の壁面に付着し、あるいは粒子どうしが凝集して本来の操作や性能の確保が難しくなるなどの問題がよく起こる。また、いろいろな粉体操作によって粒子が帯電することも非常に多く、いろいろな生産障害や災害の原因になっている。ここでは、粉体機器・プロセスで起きる根本的な問題に対処するため、粉体における付着・凝集・流動の原理・原因とその評価方法ならびに技術阻害対策を静電気帯電の問題を含めて基礎から解説する。粉体分野における開発・設計や営業においても必須の情報として役立つはずである。
受講対象・レベル
・製造業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方
・粉体技術をもう一度、基礎から現在までを学びたい方
・営業上、粉体技術の基礎を知っておきたい方
習得できる知識
・粉体とはもともとどんなものなのか?
・どんなところに気をつければうまく性能をひきだせるか?
・粉体技術を育てるためのノウハウ
セミナープログラム
1.粉体と粒子
1-1.粉の技術
1-2.粉は魔物?
1-3.粉体工学の体系
1-4.先端技術と粉体工学
2.粒子の付着・凝集
2-1.付着の原理
2-2.ファン・デア・ワールス力
2-3.静電気力
(1)静電付着の原因とクーロン力
(2)電気影像力
(3)接触帯電付着力
2-4.液架橋力
2-5.付着力を下げる方法
3.粒子の帯電と静電気
3-1.応用分野と概要
3-2.接触・衝突による帯電
(1)粒子はなぜ帯電するのか?
(2)どのくらい帯電するのか?
(3)多数粒子・粉体の帯電
(4)粉体操作による帯電プロセス
3-3.静電気の測定
(1)帯電量
(2)帯電量分布
(3)発生電流
(4)接触電位差
(5)分子構造と帯電量
4.粉体の流動性
4-1.なぜ粉体は流動するのか?
4-2.粉体のいろいろな流動
(1)粉体はどの方向に移動するのか?
(2)粉体になぜ力が伝わらないのか?
4-3.粉体の流動性
(1)流動性を決める粒子物性
(2)操作条件による流動性の変化
4-4.粉体流動性測定法の変遷
5.付着防止技術
キーワード
粉体、付着、凝集、流動、分散、評価、静電気、防止、対策、セミナー
セミナー講師
京都大学 名誉教授 工学博士 増田 弘昭 氏
<ご略歴>
1973年 工学博士(京都大学)
1973年 京都大学助手
1979年 広島大学助教授
1986年 広島大学教授
1989年 京都大学教授
2007年 同上定年退職、同名誉教授
<学協会>
・日本粉体工業技術協会 元会長・名誉個人会員
・粉体工学会 元会長・現名誉会員
<受賞歴>
化学工学会論文賞、粉体工学会論文賞
静電気学会功績賞、エアロゾル学会論文賞
化学工学会研究賞、KONA賞、経済産業大臣賞
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
受講について
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- 「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、
Zoom をダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。 - お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
LIVE配信のみのセミナーです。 - お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。 - 後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
- セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は事前にお送りいたします。
- ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。 - タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- 講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの
権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
-
-
質量とは何か簡単に解説。重量との違いや単位の種類、換算方法も紹介
質量という言葉はものづくりに関わる業務の中でしばしば使われますが、それが正確には何を指しているのかを考える機会は、実のところあまり多くはないのではない... -