造粒の原理、装置選定・運転条件設定とトラブル対策-見て納得できる実演付き-【Live配信セミナー】

造粒技術を俯瞰し、個別の目的物性の粒子を得るには
どのような原理の造粒技術を駆使すべきか、
実演を交えながら解説!

所望の粒径、形状の粒をが得られない、スケールアップができない、
不具合の原因が分からない、こんな悩みをお持ちの方に!!

セミナー趣旨

 粒・粒子を上手に使って、先端材料を構築する事や、資源を有効に利用することは、最近の先端技術に欠かせない技法である。「粉粒体材料の取り扱い」にあたっては、適正な「粒・粒子の形態」を生成する事で、粒子に目的の機能を付与する事が可能である。
その一方で、粉・粒であるが為の「製造プロセスで発生するトラブル」をよく理解し、安全なプロセスを構築しなければならない。 目的粒子に機能を付与する、あるいは機能性粒子を生成するには、「最適造粒原理を選択」し、さらに、「その造粒原理を有効に利用した装置を採用」しなければならない。
 本セミナーでは、現在実際に現場で用いられている造粒技術を俯瞰し、その中で個別の目的物性の粒子を得るにはどのような原理の造粒技術を駆使すべきか、例えば比較的重質で流動性に優れた形態の粒子が得られる「攪拌造粒機の特徴とその運転パラメーター」等を紹介して、目的に合った装置選択の一助としたい。(すぐ溶ける粒子・硬い粒子・特定の部位で崩壊する粒子等。)
 現象を体感的に理解するために、透明小型粉体挙動実演モデルを講演中に実際に聴講者と共に動かし、原因と結果の関連性を、腑に落ちる理解とするセミナーを企画している。

セミナープログラム

※会場での実演に代えて、動画で透明小型粉体挙動実演モデルをご覧いただきます。

1.造粒技術を俯瞰する (粉体取り扱い技術全体から)
   (1) 様々な技術分野で用いられている単位操作は、他の業界でも参考になる
   (2) 「流動性の良い粒子」を作るには、どんな造粒原理が向いているか?
   (3) 「硬く強い粒子」を生成するには、どんな造粒原理が向いているか?
   (4) 「液中崩壊製の良い粒子」はどの造粒原理
   (5) フレーバーを残したい場合は? コストの低い造粒方法は?

2.造粒操作の粒子内的現象(攪拌造粒を例に)
   (1) バインダー投入で始まる液架橋現象
   (2) 小さな粒子が取り込まれ、大きな粒子が整粒される
   (3) 重力/遠心力による「転がり運動」により真球性が向上する
   (4) 原料の「ローピングモーション」により、しまった重質の粒子になる

3.各造粒装置の構造とバリエーション
   (1) 小型透明粉体挙動モデルにて実演、実際に粉を粒にする
       (混合造粒機、転動造粒機、流動層造粒機、球形化装置)
   (2) 各造粒機の運転パラメーター(噴霧造粒機のクールモデル)
   (3) 物性の異なる粒子を用いた造粒
   (4) 偏析を固定化する造粒

4.バインダーの利用とその目的
   (1) 医薬品で使われるバインダー
   (2) 食品業界で使われるバインダー
   (3) 化学品、金属粒子に使われるバインダー
   (4) 様々な造粒方法、造粒手法でできる粒・粒子の特徴

5.スケールアップの例
   (1) 粉体を扱う装置のスケールアップは「現象を理解してその要素を分ける」
   (2) 装置サイズを大きくするのでは無く、現象の規模を大きくする事
   (3) 熱量依存か、物質移動依存か、優先順位の大きい要因は何か?
   (4) 各装置固有の操作パラメーターと、その効果が大きい理由

6.粉・粒を扱うプロセスのトラブル要因
   (1) 粉は魔物と言われる所以
   (2) 操作中に物性が著しく変化する粉体プロセスは何か
   (3) トラブル対策の基本、複雑な現象はシンプルに分解する
   (4) 偏析現象を体感する

7.一般的な粉体取り扱い/造粒操作時のトラブルとその回避方法
   (1) コスト・パフォーマンスの優れたトラブル対策
   (2) トラブルの優先順位付け
   (3) 解決策を仕込んでおくが、使わなくても良い場合はそのまで良い
   (4) 同じ化学式、同じ平均粒径、同じ水分値でも油断はできない

8.最近の造粒業界における、「造粒操作の連続化」要求事項、そのセンサーと、システムの考え方

【質疑応答】

セミナー講師

吉原伊知郎技術士事務所 所長 技術士(機械部門) 吉原 伊知郎 氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円(税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
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    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
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    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   医薬品技術   機械技術一般

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