失敗しない海外内部監査の進め方 -監査の準備から計画、実施、報告まで全工程を押さえる海外監査の勘どころ-

セミナー趣旨

海外子会社の内部監査には言葉の壁や法制度や文化の違いなど国内とは勝手が違う難しさがあるため、一段と高い監査の対応能力が求められます。
こうした海外監査の対応スキルや知識はそれだけでも準備が大変ですが、進め方にはコツがあって、問題となりやすい課題ごとに対応策を講ずることで失敗を避け、監査の出来栄えも良くなります。

更に最近では企業の国際化が進み、グローバルな視点からのリスク管理やガバナンス対応の重要性が増す中で、日本企業の海外監査の在り方にも経営に資するための高度化が期待されています。
そのような観点から業務監査を超えて経営監査に向かう内部監査の高度化の方向ならびに将来の発展を見据えた海外監査体制の在り方についてもポイント解説いたします。

受講対象・レベル

監査部門、内部統制担当の方

セミナープログラム

1. 海外監査のグランドデザイン　ー海外往査の事前準備の勘どころ
   海外監査の往査計画を立てるに際して、事前に検討しておくべき事項を一通り説明します
   • 監査モデルの検討、チーム編成・外部人材の活用や外注の扱い、現地との事前アレンジ、作業ステップと日程管理、監査アプローチ、データ分析の活用など
2. 海外監査で対応に困る、または見過ごしやすい特徴的な問題対応
   • 海外事業に多く見られるリスクと海外監査の必須重点課題
   • 海外固有の問題で特に注意しておきたい指摘事項・改善提案の事例解説
     ―海外固有の職務分離、利益相反、人事労務関連その他―
3. 海外監査で失敗しない監査報告会の進め方と監査報告書の作成
   • 海外監査における監査報告会の実務課題と対応策
   • 監査報告書の様式と報告作業の段取り
   • 監査報告のトラブルを避けるための留意点
4. 将来に向けた海外監査の高度化の方向　－海外における経営監査の検討
   • 日本企業に典型的な海外子会社のガバナンスの課題と内部監査による対応
   • 海外監査における経営監査の切り口と対応方法の例
5. 海外監査の成熟度に応じた監査体制構築のポイント
   これまでの話のまとめとして、海外監査の成熟度に応じた発展モデルを提示し、中長期的な視点から将来を見据えた海外監査の体制づくりについて検討します。
   • 初期の出張型監査からグローバル監査までの発展段階に応じた監査体制の類型モデルの解説
6. 監査モデルによって異なる監査組織、人材、監査手法、ナレッジ等の組織課題の検討

《質疑応答＆意見交換》　講義をベースに質疑応答および自由な意見交換の場を設けます。

※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

藤井範彰公認会計士事務所　公認会計士・公認内部監査人・米国公認会計士（現在inactive）　藤井 範彰 氏

セミナー受講料

会員　35,200円（本体　32,000円）
一般　38,500円（本体　35,000円）

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
（所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。）
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

Zoomセミナーをご希望の方はお申込の前に以下2点ご確認ください。

①【回線速度環境　確認のお願い】
下記URL内の「GO」を押していただき、下記以上の数字が表示されていれば視聴可能な環境です。
DOWNLOAD Mbpsが「50～80」以上
UPLOAD Mbpsが「30～50」以上
https://beta.speedtest.net/

②【動作確認　確認のお願い】
下記URL内「参加する」を押していただき、動作確認をしてください。
https://zoom.us/test