初心者向けセミナーです 多くの計算例題でよくわかる! 比例・積分・微分(PID)制御の入門・実務のための計算のしかたとサーボ系の制御設計と1D-CAE技術による開発(構想設計)期間の短縮化と競合他社との差別化のしかた!

制御技術の基礎と制御装置の設計のしかたを
制御技術の入門者にも分かり易く解説!


<現在、新型コロナ感染防止キャンペーンを展開しております。このキャンペーン期間中は、1名様の受講費で2名様まで受講できるようにしております! ぜひこの機会をご活用下さい!>

  • 制御技術を専門にしてこなかった他の分野(例えば、機械設計や化学など)のエンジニアにも比例・積分・微分(PID)制御の設計のしかたやMATLABなどとの連携のさせかた・活用のしかたについても解説致します。
  • 開発(構想設計)期間を短縮し競合他社を差別化するための1D-CAE技術についても解説し、このためのモデル化言語についても解説! この技術は現在世界中のメーカー、特に大手メーカーが求めているものです。
  • 機械設計図から制御対象としての、制御技術という観点から考えた時の機械のモデル化のしかたについても解説します。すべての機械図面から直接、制御モデルが作成できるようになります。これは多くのメーカーにとって新たな強力な武器になります。
  • 制御技術習得のために役立つ多くの計算例題を厳選しました。これらを分かりやすく解説致します。

セミナー趣旨

 本セミナーは、制御技術と機械設計技術の融合、すなわち双方のマルチエ
ンジニアリングという観点から分かり易く解説致します。機械や装置のメカ部は制御技術で駆動されるにもかかわらず、機械設計技術という側面からだけで設計されてしまうということが少なからずあるようです。そうであれば何とも残念と言わざるを得ません。
 よって、本セミナーは制御技術の基礎と制御装置の設計のしかたを制御技術の入門者にも分かり易く解説し、従来からの制御技術者には制御技術の良い整理になるようにし、制御技術に関係する全てのかたに制御技術が活用できるようになることを目的にして計画されました。
 これから制御技術を始めるかたにもわかりやすく解説致しますので安心してご受講下さい。
 ゲイン余裕・位相余裕など制御系の安定性に関する技術は難解で理解しにくい、と言われています。これについても分かりやすく解説致します。
 制御技術の基礎を理解するための計算練習も行いますので、電卓(対数計算ができるもの)をご持参頂く様、お願い申し上げます。

受講対象・レベル

1.制御技術をこれから勉強しはじめようというかた
2.制御技術を独学したが、理解できなかったというかた
3.機械設計者として、自分が設計した機械がどのように制御されているのか、その基本を理解したいというかた
4.忙しくて制御技術を独学する時間が無いかた
5.制御技術に携わっているが断片的な知識が多いので、それらを連携させ整理させたいというかた
6.制御の基礎技術はわかるが、それをどのように適用したら実際の制御設計ができるようになるのか知りたいかた
7.制御技術者として、さらなる技術能力を身につけたいかた
8.実務にすぐにに役立つ制御対象のモデル化のしかたを習得されたいかた
9.自分の直属の部下に制御技術の指導ができるようになりたいかた
10.部下の管理・監督上、制御技術のポイントを理解しておきたいというかた

必要な予備知識

特に予備知識は必要ありません。ただし、工業高校卒以上の方で、技術に関わる仕事をされておられる方。

習得できる知識

1.実務にとって重要な制御技術の基礎が身につきます
2.制御技術の基礎をどのように実務に適用して制御装置を設計すればよいのかが分かるようになります
3.制御分野以外の技術者が制御技術者と技術打合せをしたときに、制御技術者の言っていることがスムーズに理解でき、打合せをコントロールすることができるようになります
4.実務にすぐにに役立つ制御対象のモデル化のしかたを習得されたいかた
5.一人前の制御技術者として認められる技術力を習得できます
6.制御技術を行っている部下の管理・監督ができるようになります
7.開発におけるコストダウンと開発期間の大幅な短縮につながる1D-CAEの技術を習得できます

セミナープログラム

1.制御の基本である比例・積分・微分(PID)制御とは?
 1-1 PID制御の前にまずは単純な On/Off 制御
 1-2 比例(P)制御とその特徴
 1-3 比例・積分(PI)制御とその特徴
 1-4 比例・積分・微分(PID)制御とその特徴

2.制御技術にとって必要不可欠なラプラス変換、ラプラス逆変換(逆ラプラス変換)と応用のしかた
 2-1 双方のイメージ
 2-2 ラプラス変換とラプラス逆変換の応用例
 2-3 なぜラプラス変換を利用するのか?
 2-4 ステップ応答を考えることの重要性とは?
 2-5 過渡特性と定常特性について考えよう!
 2-6 ステップ応答によってシステムの何が分かるのか?
 2-7 1次遅れ系とは?
 2-8 振動はどのような2次遅れ系で表されるのか?

3.制御技術の重要な基本要素についての計算練習
 3-1 下記の要素が積分要素になることを数式で表してみよう。
  (1) 計算練習1(質量)
   (2) 計算練習2(回転体)
   (3) 計算練習3(直流モータ)
 3-2 直流モータの入力電圧に対する出力速度が1次遅れ要素になることを示す計算練習
 3-3 2相サーボモータの伝達関数を求める計算練習
 3-4 前向き伝達関数を求める計算練習
 3-5 1次遅れ要素の伝達関数を求める計算練習
 3-6 小型直流サーボモータの伝達関数を求める計算練習 

4.制御系のブロック線図の等価変換と作成を詳しく解説
 4-1 ブロック線図の等価変換表の使い方
 4-2 直流サーボモータのブロック線図を構成してみよう!

5.制御技術にとって重要な周波数応答とボード線図
 5-1 周波数応答とは?
 5-2 ボード線図とは?
 5-3 周波数応答やボード線図をなぜ使用するのか?
 5-4 1次遅れ系のボード線図とは?
 5-5 2次遅れ系のボード線図とは?

6.制御系が不安定だと使いいものにならない。制御系が安定か不安定かどのように判断するのか?
 6-1 周波数応答関数のゲインと位相に着目する理由は?
 6-2 ゲイン余裕とは? 位相余裕とは? 安定限界とは?
 6-3 ラウスの安定判別とは?
 6-4 フルビッツの安定判別とは?
 6-5 ナイキストの安定判別とは? ナイキストの安定判別からはいろいろなことがわかる!

7.実務のためのサーボ系の制御系設計と1DCAEのために
 7-1 サーボ制御のブロック線図(概要)
 7-2 動特性と動剛性とは?
 7-3 「モータ+送り機構(ボールねじ+ナット+テーブル+軸受け)」の構造図
 7-4 「モータ+送り機構」のモデル化
 7-5 「モータ+送り機構」のモデル化における各パラメータの説明
 7-6 各部の運動方程式の作り方
 7-7 各部の運動方程式を整理して行列で表現
 7-8 モデルの簡易化のしかた
 7-9 ブロック線図の作成のしかた
 7-10 伝達関数の求め方
 7-11 速度イードバック制御と位置フィードバック制御とは?

8.今、日本だけでなく世界が求めている1D-CAEの技術とは?
1D-CAEを仕事へ役立てるための技術ノウハウとは?
 8-1 1D-CAEを必要性(構想設計期間を短縮し他社と差別化するための技術) 
 8-2 1D-CAEと3DCAEの関係
 8-3 1D-CAEによる移動テーブルの具現化のしかた
 8-4 1D-CAEのためのモデル化言語にはどのようなものがあり、どれが良いのか?

9.質疑応答

セミナー講師

(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞
有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳

工学博士 小林 英男 氏

【略歴】
 東京電機大学工学部機械工学科卒業後、東京農工大学大学院工学研究科にて特別研究員
 大学生時代にESSに所属し、カリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。東京電機大学第53代ESS部長。英語の勉強にも集中したのは卒業後に世界で活躍できるエンジニアになるため。
 大学卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。   ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究(製造~研究まで)の一連の実務経験を積んだ。
  その後、技術コンサルタントとして独立して25年が経過した。1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、多くの企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。
 セミナーの講師歴は25年間。日刊工業新聞社など主催の多くの技術セミナー・英語セミナー・工業数学セミナー・応用物理数学セミナーの講師を行ってきている。この間に専門学校や大学で非常勤講師も行ってきた。
 特に、日刊工業新聞社主催のセミナー講師歴は長く10年以上。機械学習・深層学習・AIを加速化させる技術指導にも力を入れてきた。
 また、幾多の難局を乗り越えて技術指導を成功させてきた。本セミナーでは、その時々の実際の実務経験もまじえながら分かりやすく解説致します。

【所属学会】
・日本機械学会
・自動車技術会
・日本ロボット学会
・日本騒音制御学会、etc.

セミナー受講料

¥49,500/人(テキスト代、消費税含む)

新型コロナ感染防止キャンペーンとしまして、1社から同時に受講お申し込みをして頂きますと、お一人様の受講料でお二人様にご受講して頂くことができます。この場合は、受講お申込みフォームの備考欄に「二人同時受講」とご記入し、お二人目様の氏名、所属、連絡先電話番号、メールアドレスをご記入ください。セミナー受講料のご請求書は、代表お申込者(お一人目の受講者様)に郵送いたします。


<テキストについて>
テキストは、原則としてセミナー開催日の3営業日までに受講者様に届くように郵送致します。場合によっては、当社の独自の判断によりテキストをPDFファイル化しメールに添付してお送りすることもあります。

受講について

 Zoomを使用したWebinarになります。このZoomセミナー開催日の前日の午前中までに、Zoomセミナーへご参加頂くためのURLとセミナーIDをメールにてご連絡させて頂きます。セミナー当日は、5分前までにはご入場下さい。

 ご参加時にお名前がわかるようにして頂く様お願い申し上げます。これは、入場できずにいる方などを見つけるためのものですのでご協力くださいますようお願い申し上げます。

 社内からZoomセミナーに参加できない場合は、テレワークの一環としてご自宅などからご自分のパソコンなどでご受講頂くこともできます。

 受講開始時にはマイクはオフに設定下さい。ビデオもオフに設定して頂くことができます。この場合は受講者様の映像は、セミナー主催者およびセミナー講師には届きません。また、ビデオ設定をオンにしても背景画像をご選定頂ければ受講者様の背後映像はセミナー主催者およびセミナー講師には届きません。

 セミナー受講中にご質問がある場合は、チャット欄にご記入頂く様お願い申し上げます。ご質問へのご解答は原則としてセミナー受講時間中に完了するように致します。

 目安ですが、講習時間約60分に対し約10分間を休憩時間と致します。

 昼食時間は、11:45~12:45です。

 また、セミナーテキスト内に記載されていることへのご質問は、セミナー受講後(例えば1ヶ月後とか半年後)でも無料で本セミナーの講師がZoomソフトやメール・電話を使用してご解答致します。

【お申込の前のお願い】
ご使用のPC・通信回線にセキュリティなどの制限がある場合、Zoomを利用できない場合があります。事前に下記のサイトにて、Zoomの接続・利用についてご確認ください。
・テスト画面: 『Zoomをテストする』


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

メカトロ・ロボティクス   制御・システム   CAE/シミュレーション

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49,500円/人

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