以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
★めっきへの要求特性や析出機構等の基礎から、剥離防止や密着性向上のポイント、製品における膨れや変色などトラブル対策、最新動向も交えた評価・分析技術まで! ★様々な産業分野を支える、めっき技術を1日で掴む!
講師
広島工業大学 工学部 機械システム工学科 教授 日野 実 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付) *1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円 *学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー開催にあたって
■はじめに:
現在、めっき技術は、自動車や電気・電子産業をはじめ次世代にも発展し続ける産業を支える基盤技術としてその確固たる地位を築いている。
本講習では、めっきの析出機構や金属材料などの基礎知識ならびにめっき技術に求められる機能や特性について講演する。また、めっき技術に最も重要な皮膜の密着性について、評価・分析技術を交えながら剥離対策や密着性向上技術を紹介する。さらに実際の製品における膨れや変色などのめっき不良に関するトラブル対策Q&Aならびに最新の評価・分析技術を用いた最近の研究事例について紹介する。なお、冒頭にものづくりと技術者倫理について、事例を交えながら、その重要性を述べる。
■受講対象者:
めっき皮膜の密着性に関わる評価や分析技術についてわかりやすく、また、実際の不良事例とその対策方法についても紹介します。めっきに従事されている方のみならず、めっき技術をものづくりに適用されるユーザーの方も対象です。
■必要な予備知識:
めっきに関連ある業務に携わっている方なら特に必要はございません。
■本セミナーで習得できること(一例):
・めっきに関する基礎知識および最新の評価分析技術
・めっき皮膜の密着性向上技術
・めっき不良に対するトラブル対処法
・材料に関する基礎知識
プログラム
1.ものづくりと技術者倫理
1-1 材料と人間社会の関わり
1-2 事故の事例紹介
1-3 技術者倫理の重要性
2.めっきの基礎
2-1 めっきの析出メカニズム
2-2 金属材料の基礎
2-3 めっきの種類と特徴
2-4 表面の特性
3.めっき皮膜の分析技術
3-1 各種表面分析法の種類とその特徴
3-2 めっき不良対策に必要な表面・測定技術と実際の適用例
4.めっき前処理と密着性
4-1 素材から見ためっき皮膜の密着性
4-2 めっき皮膜の密着性確保の指針
4-3 密着性の評価方法
4-4 めっき前処理工程とめっき不良
4-5 難めっき素材のめっき不良とその対策
4-6 アルミニウム合金へのジンケート処理
4-7 マグネシウム合金へのめっき前処理
4-8 めっきプロセスへのレーザ応用
5.密着性を向上させる表面処理技術
5-1 表面粗化処理
5-2 シランカップリング処理
5-3 樹脂へのめっき
6.最近の研究事例の紹介
6-1 接着・接合へのレーザ応用
6-2 その他
7.質疑応答
■ご講演中のキーワード:
めっき、密着性、表面分析、密着性向上技術、ジンケート処理、結合エネルギー、技術者倫理
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
-
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません... -
X線とブラッグの式:金属材料基礎講座(その130) X線と金属材料
金属材料の分析においてX線は非常に重要です。X線の持つ様々な特性によって金属材料の成分分析や結晶構造解析に役立っています。 &nbs... -
格子定数と結晶構造、EBSD測定:金属材料基礎講座(その129)
【目次】 1. 格子定数と結晶構造 試料表面から得られた回折パターンのバンド幅が格子定数と関係しています。格子定数は金属ごとに異な...