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テラヘルツ波の特長・性質、主要技術を
わかりやすく解説!
テラヘルツ波が何に使えるのか、どんな応用に適しているか、今後の展望はどうなるか
セミナー趣旨
電波と赤外線の中間の帯域に位置するテラヘルツ波(100GHz-10THz)は、最後の未開拓電磁波領域と呼ばれている。
その研究開発や利用法の開拓は、近年のレーザー・デバイス技術の発達により想像を超えるスピードで進展している。
特に、テラヘルツ波は様々なソフトマテリアル (ポリマー、セラミックス、複合材料、生体分子、水素結合など)との親和性が高く、非侵襲性にも優れているため、日常生活に直結する幅広い利用が期待されている。
また、6Gなどの近未来の超高速通信への利用に対する期待も高まっており、テラヘルツ周波数帯へ向けた超高周波デバイスの小型化・集積化技術の開発も急速に広がっている。
本セミナーでは、テラヘルツ波の特長・性質、及び、主要技術をわかりやすく解説するとともに、応用可能性の具体例を豊富に盛り込んで紹介し、テラヘルツ波が何に使えるのか、どんな応用に適しているか、今後の展望はどうなるか、といった問いに対する答えや理解に至ることを目指す。
また、将来展望についても触れ、研究・技術開発や新たなビジネス展開に繋がるような情報を提供する。
セミナープログラム
1.テラヘルツ波の基本的な性質と特徴
(1) テラヘルツイメージング
(2) テラヘルツ分光
(3) 応用可能性の概観
2.テラヘルツ波の計測技術Ⅰ——光源・検出
(1) テラヘルツ光源技術
(2) テラヘルツ検出技術
3.テラヘルツ波の計測技術Ⅱ——THz-TDSと関連技術
(1) テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)
(2) テラヘルツレーザー放射顕微鏡技術(LTEM)
(3) その他のTHz-TDS関連技術
4.テラヘルツ応用の具体例Ⅰ——イメージング・センシング
(1) 非破壊検査への応用
(2) レーダー計測と応用可能性
(3) 医薬応用
5.テラヘルツ応用の具体例Ⅱ——分光
(1) プラスチック材料のテラヘルツ分光
(2) 気体の分光
(3) その他の応用例
6. 今後の展望
(1) 高強度テラヘルツ波による分子間構造の操作
(2) 超高速無線通信の動向
(3) 将来展望のまとめ
【質疑応答・名刺交換】
セミナー講師
(国研)理化学研究所 光量子工学研究センター テラヘルツイメージング研究チーム チームリーダー
博士(理学) 大谷 知行 氏
セミナー受講料
1名につき63,800円(税込・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき58,300円(税込)〕
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