紙の耐久性向上と容器包装への応用―国内外の規制動向、製造プロセス―

紙の容器包装でメーカーの要求を満たす
バリア性、長期保存性を実現するには?

豊富な事例と共に紹介します!

セミナープログラム

【10:00-12:00】
1.紙の食品包装規制における国内外動向と企業の対応
西包装専士事務所 西 秀樹 氏

【習得できる知識】
食品包装における材料別使用割合、食品衛生法、ポジティブリスト、国外の紙の規制、包装材料に含まれる化学物質と健康影要因

【講座の趣旨】
日本の食品衛生法には、世界でも珍しく紙製容器包装の規格は無く、業界の自主基準のみである。樹脂は漸く食品衛生法改正により本年6月1日にPL(ポジティブリスト)制度が導入されたが、紙は今後の課題とされた。欧米は既に紙の規制を持ち、中国、インドネシア、インド等は紙の規制を整備中であるので、このままでは日本の法規制は交易上の障害となる懸念がある。本講では、国内外の紙の規制の現状、紙を含めた包装材料の健康影響要因と規制の考え方、及び企業の留意点に関し紹介する。

1.初めにー包装を取り巻く環境ー

2.食品包装における材料別使用割合(食品包装)

3.日本の紙の規制と業界自主基準の現状
 3-1 食品衛生法における紙の規制
 3-2 日本製紙連合会の自主基準(重金属とNL)
 3-3 食品衛生法改正審議における日本製紙連合会の状況説明
 3-4 改正食品衛生法の進捗状況、及び紙の扱いと企業の対応

4.欧州(EU)の紙の規制
 4-1 EU規則、食品接触物質と審議の進捗状況
 4-2 再生セルローズのEU規則、独の紙の規制

5.米国の紙の規制
 5-1 連邦規則集、食品接触物質、2つのPL
 5-2 紙の規格(食品分類と溶出試験方法・基準値)

6.その他の国の紙の規制:中国、韓国、インド、インドネシア等

7.紙等の包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因

8.紙の国内外規制のまとめと企業の対応

9.参考文献と情報入手先

【質疑応答】


【12:45-14:15】
2.紙素材への機能付与と容器包装分野での応用事例
日本製紙(株) 野田 貴治 氏 

【習得できる知識】
世界の環境に関する動向、紙素材の特徴と環境特性、包装に求められる機能、紙をベースとした容器・包装の最新の開発事例

【講座の趣旨】
すべての産業界において、「サステナビリティ」「気候変動」「廃棄物問題」は、地球環境における普遍的な課題として挙げられる。本講座の前半では、パッケージに関するこれら課題の世界的な動向、紙素材の特徴と環境特性、包装に求められる機能を説明する。前半で説明した背景や基本情報を踏まえて、後半では紙をベースとした容器・包装の開発事例を紹介し、課題解決に対する紙の貢献可能性について述べる。

1.包装を取り巻く環境
 1-1 環境に関する世界的な課題
 1-2 海外の動向
 1-3 国内の動向

2.包装における紙素材の特徴
 2-1 原材料の特徴
 2-2 環境特性
 2-3 容器・包装の紙化の意義と方向性

3.包装に求められる機能
 3-1 包装の基本機能
 3-2 新しい包装技術

4.紙をベースとした容器・包装の開発事例
 4-1 紙素材の機能付与技術
 4-2 高機能紙素材の開発事例① バリア紙「シールドプラスR」
 4-3 高機能紙素材の開発事例② ヒートシール紙「ラミナR」
 4-4 化粧品・トイレタリー向け紙容器の開発事例 差し替え式紙容器「SPOPSR」
 4-5 海外の開発事例

5.おわりに
 5-1 これからの包装に求められること

【質疑応答】


【14:30-16:00】
3.長期保存型液体紙容器の特性について
大日本印刷(株) 國弘 武嗣 氏

※講演タイトルを一部変更いたしました(7/27)

【講座の趣旨】
液体紙容器のカテゴリー別基本知識を吸収していただいた上で、長期保存型紙容器の構造、仕様、製造プロセス、充填方法、内容物適性、環境側面(リサイクル性)に至る基本が学べるようにする。

1.製品区分について
 1-1 形状での分類
 1-2 機能での分類

2.長期保存型容器の仕様と構造
 2-1 仕様
 2-2 構造
 2-3 各層の役割
 2-4 注出口

3.紙容器の製造プロセス
 3-1 スリーブ供給式
 3-2 ロール供給式

4.充填方法について
 4-1 チルド充填
 4-2 ホット充填
 4-3 無菌充填

5.内容物の保存性

6.紙容器のリサイクル適性について
 6-1 容器リサイクル法上の区分
 6-2 飲料用紙容器のリサイクル現状

※上記と内容が変わる場合もあります

【質疑応答】

セミナー講師

1.西包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏

2.日本製紙(株) 新素材営業本部 パッケージング・コミュニケーションセンター 技術調査役 野田 貴治 氏

3.大日本印刷(株) 包装事業部イノベーティブ・パッケージングセンター製品開発本部 シニアエキスパート 國弘 武嗣 氏

セミナー受講料

1名につき69,300円(税込、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕 


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

69,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

食品包装   化学技術一般   繊維技術

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