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量子コンピュータの基礎から最新の研究開発事例を徹底解説!
量子コンピュータでできることとは?
量子コンピュータが社会に起こす変化は?
ビジネスへの展開はの可能性は?
セミナー趣旨
Googleが超伝導量子コンピュータを利用して量子優位性実証に成功したとの報道が2019年になされました。そのため、最近量子コンピュータに非常に大きな注目が集められています。量子コンピュータとは、量子力学原理を情報処理に積極的に利用したコンピュータのことです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算等の特定の限られた数学的問題を高速に解くことが可能となります。そのため、Google, Intel, IBM, Microsoftといった国際的大企業が量子コンピュータハードウェアの開発とビジネス展開に向けた取り組みを行っています。また、Rigetti ComputingやIon Qなどの量子スタートアップ企業もぞくぞく創業しています。しかしながら、誤り耐性機能を搭載した大規模量子コンピュータを実現するためには、少なくとも20〜30年以上の長い時間が必要であると考えられています。
本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎理論から最新研究開発動向までわかりやすく解説を行います。また、Googleの量子優位性実証、近未来に実現可能なノイジーな中規模量子コンピュータ(NISQ)、実用化に向けた多くの技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。
受講対象・レベル
- 量子コンピュータの基礎について学びたい方
- 量子コンピュータのビジネス活用を検討されている方
- 量子コンピュータに関する情報収集・市場調査を行われている方
- 量子コンピュータの産学官共同研究を検討されている企業の方
習得できる知識
- 量子コンピュータの基礎知識
- 量子コンピュータの最新研究開発動向
- 量子コンピュータのビジネス動向
セミナープログラム
1.今何が起こっているのか?
1-1 超伝導量子コンピュータ集積度の驚異的な増大
1-2 Googleによる量子超越性実証とIBMによる反論
1-3 Honeywellのイオントラップ量子コンピュータ
2.量子コンピュータ入門:初級編
2-1 量子力学
2-2 量子コンピュータの歴史
2-3 量子ビット
2-4 量子チューリング機械
2-5 量子論理回路
2-6 量子アルゴリズム
2-7 量子コンピュータハードウェア
3.量子コンピュータ入門:中級編
3-1 量子誤り訂正とトポロジカル表面符号
3-2 量子超越性とGoogleの実証実験
3-3 NISQ(ノイジーな中規模量子コンピュータ)
3-4 NISQ向け量子/古典ハイブリッドアルゴリズム
3-5 IBM Q量子クラウドサービスを利用した量子コンピュータプログラミング
4.最新研究開発動向とトピックス
4-1 世界の国家プロジェクト
4-2 国内の国家プロジェクト(量子技術イノベーション戦略、Q-LEAP、NEDO、ムーンショット)
4-3 量子コンピュータ開発に取り組む国内外企業
4-4 超伝導量子コンピュータ
4-5 シリコン量子コンピュータ
4-6 イオントラップ量子コンピュータ
4-7 光量子コンピュータ
4-8 量子クラウドサービス(IBM Q, Rigetti QCS, Alibaba Quantum Cloudなど)
4-9 量子コンピュータソフトウェア開発環境・プログラム言語
4-10 量子コンピュータ周辺技術(クライオCMOS、希釈冷凍機、ケーブル、アンプなど)
5.課題と展望
5-1 実用的量子コンピュータ実現のための技術課題
5-2 ビジネス展開の可能性
5-3 今後の展望
【質疑応答】
セミナー講師
(国研)産業技術総合研究所 デバイス技術研究部門 研究グループ長 博士(工学) 川畑 史郎 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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