【Live配信セミナー】『コロナ禍の半導体産業を生き抜くための羅針盤』■コロナ禍でも成長している世界半導体産業■■アフター・コロナ(AC)で覇権を握るには自己防衛が必要■■米中ハイテク戦争の新たな局面■

コロナ禍を生き延びた者だけが勝者となり、
アフター・コロナの半導体業界の覇権を握る!


例年、夏に開催している激動の世界半導体業界を展望する湯之上氏の講演では、半導体業界とイノベーションについて、材料・技術・市場の動向や今後の展望などを一日で俯瞰し、半導体デバイス、装置、部材、設備、材料などの半導体関連企業が生き残る・勝ち残るために必要な情報を提供し、好評を博している。
今年はコロナ騒動の中の半導体産業に焦点を当てた講演に加えて、
コロナ騒動に紛れているが、昨年から続く米中ハイテク戦争の新たな局面についても解説いただきます。
情報収集・市場調査・マーケティングで致命的な遅れを取るな!

本セミナーはZoom利用ではなく、会場講演をLive中継しストリーミング配信する方法に変更いたします。
質疑応答はチャット機能をご利用いただけます。(2020.6.4更新)
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※本セミナーは、【Live配信受講】をベースとしていますが、
会場受講も10名まで募集します。ご希望の方は備考欄にその旨をご記入ください。

<セミナー会場から、Live配信(中継)いたします。>

セミナー趣旨

 パワー半導体を製造している加賀東芝エレクトロニクス(石川県)で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、同社は2週間工場を休止した。最初に発症した社員2人がPCR検査を受けたのが約10日後であり、その間に感染が拡大してしまった。世界でコロナにより半導体工場が生産休止したのは加賀東芝が初めてのケースとなったが、PCR検査を迅速に受けることができたら、クラスターの発生を回避でき、生産休止を免れた可能性がある。
 コロナは世界中に感染が拡大した。日米欧では都市封鎖や緊急事態宣言が解除されつつあるが、新たにロシア、ブラジルなどの南米、インドなどのアジア、さらにアフリカで感染拡大が続いており、日米欧にも、第2波、第3波が到来する可能性が極めて高い。
 そこで、本セミナーでは、コロナ禍の世界で、半導体メーカー、装置メーカー(その部品や設備メーカー)、材料メーカーなどが、どのようにして自社と社員をコロナから防衛し、生き残り、そして成長していくかを論じたい。
 幸いに、コロナ禍にあっても、世界中に飛躍的にテレワークが普及している影響で、PC、通信基地局、データセンタの需要が急拡大しており、それに関連する多くの半導体市場が成長している。半導体関連企業は、この好機を逃す手は無い。そのためには、万全のコロナ対策を講じ、生き延びなくてはならない。
 欧米など諸外国では、半導体関連産業は、エッセンシャル・ビジネスと位置付けられ、コロナ禍での企業活動を政府が支援している。半導体の供給が途絶えた時のネガテイブ・インパクトがあまりにも大きいからだ。ところが、日本政府や業界団体には、そのような認識が希薄なため、具体的な対策が講じられていない。それが、PCR検査の遅延による加賀東芝の生産休止という事態を招いてしまった。
 日本の半導体関連企業は、政府や業界団体の支援はあてにできない。したがって、自助努力によって生き延びるしか道は無い。そして、コロナ禍を生き延びた者だけが勝者となり、アフター・コロナ(AC)の時代の覇権を握ることができるだろう。まずはコロナを防衛する。そして成長する。そのための指針をお伝えしたい。
 加えて、コロナ騒動に紛れているが、米中ハイテク戦争が新たな局面を迎えている。米商務省は、中国ファーウェイに対する輸出強化を厳格化した。その結果、TSMCが最先端プロセスで製造したスマートフォン用プロセッサをファーウェイに輸出できなくなる可能性が高い。また、そのTSMCは米国政府の要請を受け、約1兆3000億円を投じて米国に5nmの最先端半導体工場を建設することを発表した。これらの余波は、日本の半導体メーカー、装置メーカー、材料メーカーにも影響が広がることを説明する。

受講対象・レベル

世界中に感染が拡大し、第2波、第3波の到来が予想されるコロナに対して、企業を防衛しようとしている日本の半導体メーカー、製造装置メーカー(その部品や設備メーカー)、材料メーカーなどの経営者、技術者、営業、マーケテイング関係者など。

習得できる知識

・加賀東芝エレクトロニクスでクラスターが発生した経緯
・半導体関連企業がクラスター発生を回避する方法
・コロナによってダメージを受けた電子機器の需要と供給
・コロナによって需要が拡大した電子機器と半導体
・世界半導体市場動向(世界全体、地域別、種類別)
・DRAM、NAND、ファンドリー、プロセッサの企業動向と市場動向
・EUVの現状と展望
・エッセンシャル・ビジネスとしての半導体産業
・欧米政府と日本政府の対応の違い
・2050年までの半導体産業の成長予測
・米中ハイテク戦争の最新情報とその影響
・データ・リテラシーとは何か

セミナープログラム

1.はじめに(自己紹介)

2.本講演の概要と結論

3.加賀東芝エレクトロニクスの事例研究
 3.1 どのようにしてクラスターが発生したのか
 3.2 なぜ生産休止を防げなかったのか
   (PCR検査の遅延が原因)
 3.3 加賀東芝のケースから導き出される教訓

4.コロナ禍で顕在化した半導体産業の問題
 4.1 ホンハイの中国工場への電子機器生産依存リスク
 4.2 多くの電子機器の需要と供給が消滅
 4.3 技術者の渡航制限による半導体メーカーの設備投資の遅延
 4.4 次世代の最先端技術開発の遅延
 4.5 世界中にテレワークが普及したことによるPCやサーバー需要の拡大
 4.6 日米中が半導体の自給自足に舵を切る

5.コロナ禍でも成長している世界半導体産業
 5.1 世界半導体市場動向
   (コロナによる落ち込みは一時的)
 5.2 地域別半導体市場動向
   (アジア、中国、米国市場が回復中)
 5.3 種類別半導体市場動向
   (メモリ市場が急回復)
 5.4 DRAM企業と市場動向
   (先端技術でマイクロンがリード)
 5.5 NAND企業と市場動向
   (96層で四日市がリード)
 5.6 ファンドリー企業動向
   (EUVで世界をリードするTSMCの一人勝ち)
 5.7 プロセッサ市場動向
   (AMDがインテルを猛追中)

6.半導体産業はエッセンシャル・ビジネス
 6.1 半導体が無ければ人類の文明は維持できない
 6.2 欧米諸国と日本政府の温度差(日本政府に支援は期待できない)
 6.3 2050年までの半導体産業の成長予測

7.米中ハイテク戦争の新たな局面
 7.1 米商務省がファーウェイへの輸出規制を厳格化
 7.2 TSMCが最先端5nm工場を米国に建設すると発表
 7.3 日本の半導体メーカー、装置メーカー、材料メーカーへの影響

8.まとめと提言:アフター・コロナ(AC)の時代に覇権を握るためには
 8.1 第1にコロナに対する自己防衛
 8.2 第2にチャンスをつかむマーケテイング
 8.3 第3にデータ・リテラシーの強化

  □質疑応答・名刺交換□


<セミナーのキーワード>
新型コロナウイルス、クラスター、PCR検査、半導体工場、半導体産業、DRAM、NAND、ファンドリー、プロセッサ、EUV、ファーウェイ、TSMC、米中ハイテク戦争、テレワーク、マーケテイング、データ・リテラシー

<その他 備考>
パワー半導体を製造している加賀東芝エレクトロニクス(石川県)でコロナのクラスターが発生し、同社は2週間生産を休止しました。加賀東芝は世界で初めてコロナで生産休止した半導体工場となりましたが、このことを取り上げるメデイアはありません。筆者が公開情報を基に分析したところ、最初に発症した社員2人が迅速にPCR検査を受けることができていたら、クラスター発生を回避でき、工場を休止せずに済んだかもしれないことが分かりました。この分析結果を業界団体に伝え、何か手を打つように要請しましたが、反応がありませんでした。また、首相官邸に、「半導体はエッセンシャル・ビジネスだから、社員にコロナが疑われる者が出た場合、迅速にPCR検査を行って頂きたい」という要望書を提出しましたが。今の所、何の回答もありません。筆者は、日本政府や業界団体が動かないことに大きな危機感を抱きました。そこで、この実態を関係者にお伝えし、第2の加賀東芝を出さないために、自己防衛をして頂きたいと願って本セミナーを提案するに至りました。驚くべきことに、深刻なコロナ禍にあっても世界の半導体産業は成長しています。この好機を掴むためにも、関連企業は自己防衛を徹底し、生き残り、成長して欲しいと思っています。

セミナー講師

微細加工研究所 所長 工学博士 湯之上 隆 氏

【専門】
半導体技術(特に微細加工技術)、半導体産業論、経営学、イノベーション論

1987年3月、京都大学大学院工学研究科修士課程原子核工学専攻を卒業。
1987年4月〜2002年10月、16年間に渡り、日立製作所・中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センター、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて、半導体の微細加工技術開発に従事。
2000年1月、京都大学より、工学博士。学位論文は、「半導体素子の微細化の課題に関する研究開発」。
2002年10月〜2003年3月、株式会社半導体エネルギー研究所。
2003年4月〜2009年3月、長岡技術科学大学・極限エネルギー密度工学研究センターにて、客員教授として、高密度プラズマを用いた新材料の創生に関する工学研究に従事。
2003年10月〜2008年3月、同志社大学にて、専任フェローとして、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究に従事。
2007年7月〜9月、「半導体の微細化が止まった世界」の研究のため、世界一周調査。
2009年8月、光文社より『日本半導体敗戦』を出版。
2009年年末、株式会社メデイアタブレット 取締役。
2010年夏~現在、微細加工研究所を設立、所長(主たる業務はコンサルタント、調査・研究、講演、原稿執筆)。
2011年8月 界面ナノ電子化学研究会の公認アドバイザー
2012年、日本文芸社より『電機半導体大崩壊の教訓』出版。
2013年、文春新書より、『日本型モノづくりの敗北』出版。
その他、東北大学工学部、京大原子核工学の非常勤講師。
2020年、『東アジアの優位産業』(中央経済社)の半導体の章を分担執筆。

以下の連載記事を執筆中
・メルマガ『内側から見た「半導体村」今まで書けなかった業界秘話』(隔週で配信)
・EE Times Japan 『湯之上隆のナノフォーカス』(1ヶ月に1回)
・日本ビジネスプレス『日本半導体・敗戦から復興へ』(1ヶ月に1回)
・ビジネスジャーナル『半導体こぼれ話』(1ヶ月に1回)
・伊勢新聞『半導体漫遊記』(隔週)

セミナー受講料

44,000円( S&T会員受講料41,800円 ) ※資料付(ダウンロード) 会場受講者には印刷したものも当日お渡しします。
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半導体技術   電子デバイス・部品   事業戦略

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