以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
電気分解等電気化学の基礎の基礎からとことん解説!
測定装置の使い方、測定方法、
解析方法、データの応用事例を詳解!
セミナー趣旨
電気化学は電気と化学を扱う分野です。化学の人には電気は苦手で、電気の人には化学が苦手で、非常に始めるのに敷居の高い分野と思われがちですが、応用範囲は広く、これからの研究開発には不可欠な分野であります。これから、燃料電池、リチウムイオン電池、腐食、センサーなどの研究を始める人たちに十分に役に立つように電池化学の基礎の基礎から講義します。様々な研究に必要な電気化学測定法も解説し、押さえておかなければならない基本原理が身につけられるように詳しく説明します。電気化学の基礎がわかれば様々な研究にスムーズに入ることができます。どうも電気化学が苦手だなと思っている方、是非ご参加ください。一度、電気化学を志して、つまずいてしまった方も、もう一度、このセミナーを通して再チャレンジしてみてください。とことん解説します。
受講対象・レベル
・電気化学を用いた研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を積んだ方
・実験を行ってみて、いろいろ質問があり、電気化学者にその質問の答えを聞いてみたいという方
・何から手を付けてよいのかわからない方
・測定装置の使い方がよくわからない方
習得できる知識
・電気化学の基礎概念
・電気化学測定法の原理
・測定装置の使い方
・測定データの見方・考え方
セミナープログラム
1.電気化学の基礎
1-1 電池・電気分解から始める電気化学の基礎の基礎
1-2 電気化学反応の速度論/バトラー・ボルマーの式の中身を理解する
1-3 電気化学反応の中身:電子移動過程と物質移動過程
1-4 電極/溶液界面の構造:電気二重層の概念
1-5 電気化学測定装置の基礎
2.定電流法・定電位法・サイクリックボルタンメトリー
2-1 速度論の基礎の基礎:ターフェル式の利用
2-2 定電位ステップで物質の拡散係数を見積もる
2-3 定電流ステップで物質の濃度を測定する
2-4 パルスボルタンメトリーで電極反応を詳しく解析する
2-5 電気化学反応の可逆系と非可逆系でのボルタモグラムの違いを理解する
2-6 電気化学反応の精密解析法の理解
2-7 均一系化学反応が組み合わさった場合の電気化学反応がどのようなボルタモグラムを示すか
2-8 測定法の注意事項
2-9 回転電極法を用いた速度論的解析
3.様々な応用範囲を対象にした電気化学測定
3-1 腐食反応を対象にした電気化学測定
3-2 電池反応を対象にした電気化学測定
3-3 その他
4.交流インピーダンス法の基礎と実際の応用例
4-1 基礎概念
4-2 測定法の基礎
4-3 実験結果の読み方
4-4 様々な応用での実験方法と実験結果の読み
【質疑応答】
セミナー講師
1. 神奈川大学 工学部 教授 博士(理学) 松本 太 氏
セミナー受講料
1名につき50,000円(消費税抜き・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
- パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー配布資料は印刷物を郵送、またはPDFファイルを送付いたします。
- 当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
- 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
振動発電デバイスの特徴と原理、各方式の利点・制約、用途を解説
振動発電デバイスには、圧電方式、静電方式、電磁方式、磁歪方式という4つの主要な方式があります。これらの方式は、振動エネルギーを電気エネ... -
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません... -
シリカと地熱発電、シリカスケールの発生を予防できる技術とは
【記事要約】 シリカと地熱発電、地熱発電は自然の環境に依存する要因が大きく、常に熱水の温度、圧力、シリカ濃度が変化している。これがシ... -