配電事業を取り巻く環境変化への対応と次世代配電ネットワーク構築に向けた技術開発と課題

セミナー趣旨

　配電事業において、従来から対応してきた課題、近年の再エネ大量導入による電力品質や保護・保安への影響に関する課題や大災害の激甚化に伴うレジリエンスに関する課題、また、近い将来課題となる高経年設備の更新、さらに、将来の配電事業を発展させるための新たなビジネスへの挑戦について、現状の技術動向と今後の展開について概説する。

セミナープログラム

1.はじめに
　(1)自己紹介
　(2)我が国の配電系統とは
　(3)配電事業が抱える課題
2.配電事業が従来から対応してきた課題
　(1)力率改善用コンデンサの過剰設置による電圧上昇
　(2)樹木接触などによる地絡事故
　(3)高調波などの電力品質の悪化
3.近年の再エネ大量導入による課題
　(1)配電系統の電圧・潮流管理の困難化
　(2)保護協調と単独運転検出の困難化
　(3)高調波などの電力品質の悪化
　(4)事故時継続運転の困難化
4.大災害時のレジリエンス強化
　(1)激甚化による復旧の困難化への対応
　(2)非常用電源などの有効性評価
5.配電事業による新たなビジネス展開
　(1)諸外国の取組み
　(2)我が国の状況
6.電力中央研究所が考える次世代配電事業・ネットワーク
7.関 連 質 疑 応 答
8.名 刺 交 換 会　講師及び参加者間での名刺交換会を実施いたします。

セミナー講師

一般財団法人 電力中央研究所
エネルギーイノベーション創発センター　
配電システムユニットリーダー・上席研究員
上村　敏 氏
＜略歴＞
１９９２年　東京工業大学 電気・電子工学科 卒業
１９９４年　東京工業大学 理工学研究科 電気・電子工学専攻 修了
１９９８年　一般財団法人 電力中央研究所 狛江研究所 入所
現　　　在　一般財団法人 電力中央研究所
　　　　　　エネルギーイノベーション創発センター
　　　　　　配電システムユニットリーダー・上席研究員
これまでに、
（１）配電系統の運用、制御、保護技術に関する研究
（２）再生可能エネルギーの系統連系技術、制御技術に関する研究
（３）配電系統用解析・評価プログラムの開発
に従事。
<所属協会・団体・学会等>
電気学会
CIGRE

セミナー受講料

▶民間参加費 1名 ： 33,940円　（資料代・消費税込）
2名以降　28,940円 (社内または関連会社で同時お申込みの場合)
▶行政参加費:国家公務員・地方自治体職員の方は、1名 16,500円（資料代・消費税込）

※新型コロナウイルスの影響により、講師 上村　敏様のご来場が叶わなくなり、
当日の会場受講はZoomによる講演になります。
ライブ配信受講ご希望の場合は、お申込時備考欄にご記入をお願いいたします。

当日配付資料等は、後日ご郵送いたします。
受講後のご質問等、講師とのお取次ぎをさせていただきますので、ご遠慮なくお申し付けください。

■ライブ配信について
＜１＞Zoomにてライブ配信致します。
＜２＞ご登録いただいたメールアドレスへ視聴用IDとパスワードを
開催日の2営業日前にお送り致しますので、開催日時にZoomミーティングへご参加ください。