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金属材料に様々な機能を付与することができる
ポーラス化、多孔質化を事例を挙げて分かりやすく解説!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
材料に意図的に空間を導入するポーラス金属は、ち密体には見られない衝撃吸収能などのユニークな機能が発現します。ポーラス金属の特徴、製造プロセス、期待される応用について説明します。また、近年では金属3Dプリンタを用いて空間を利用した材料(ラティス構造体)が開発されています。本講演ではラティス構造体についても説明をします。
受講対象・レベル
金属材料の多機能化に関心のある技術者・研究者向け。金属材料に関する初歩的な知識があることが望ましいが、講演内容のほとんどは初学者でも理解できます。
習得できる知識
・ポーラス材料の特性の基礎
・ポーラス化による材料の多機能化
・金属のポーラス化プロセス
・金属3Dプリンタを利用したラティス構造体の製造方法・特徴
セミナープログラム
1.ポーラス材料の紹介
1-1 自然界のポーラス材料・わざわざ穴を作ることの意味とは?
1-2 ポーラス構造と特性を決定する因子
1-3 ポーラスメタルの物性(弾性率,エネルギー吸収,熱伝導率など)
2.ポーラスメタルの製造プロセス
2-1 液相法(プリカーサ法など)
2-2 固相法(スペーサー法など)
2-3 反応プロセス(燃焼合成法)
3.金属3Dプリンタによるポーラス金属(ラティス構造金属)
3-1 金属3Dプリンタにより造形したAlSi10Mg合金の組織、強度、熱処理
3-2 ラティスアルミニウムの圧縮変形挙動
4.ポーラス金属・ラティス構造体の用途展開(検討事例)
4-1 衝撃吸収材料
4-2 蓄熱材料とのハイブリッド
4-3 異種材料接合用アンカー
4-4 その他
キーワード
発泡,金属,多孔質,3D,自動車,研修,講習会
セミナー講師
名古屋大学 大学院 工学研究科 物質プロセス工学専攻 教授 博士(工学)
小橋 眞 氏
【専門】
無機材料プロセッシング、ポーラス材料、複合材料、異材接合
【略歴】
1988.3 名古屋大学工学部鉄鋼工学科卒業
1990.3 同工学研究科材料プロセス工学専攻修了
1990.4 同工学部材料プロセス工学科 助手
(1996.4-1997.2 Oxford大材料工学科客員研究員)
2004.4 同工学研究科マテリアル理工学専攻 助教授
2014.6 同工学研究科マテリアル理工学専攻(現物質プロセス工学専攻) 教授
2016.4~2018.3 同工学研究科附属 材料バックキャストテクノロジー研究センター センター長(兼務)
現在に至る
セミナー受講料
49,500円(税込、資料(PDF配布)付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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受講について
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたします。
・ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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