量子ドット の構造・作製方法から ディスプレイ・照明などへの展開 〜量子ドットはLCDの救世主、OLEDの対抗馬となれるか?〜

★激動のディスプレイ業界の中でも、特に注目集める“量子ドット”を徹底解説!
★基本構造・作製方法からOLEDとの対比、液晶や有機LEDディスプレイ、照明への応用方法、Cdフリーやユニークな特性を示す量子ロッドまで!


講師


メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社 先端技術事業本部 マネージャー
長谷川 雅樹 先生
 1983年 東京工業大学総合理工学研究科修了
 1983年 株式会社東芝 入社
 1985年 日本アイビーエム株式会社 東京基礎研究所 入社
 2007年より メルク株式会社
 液晶の高速応答、グラフェンバイオセンサの研究開発を経て、現在は量子ドットの応用研究、マネージャー


セミナー開催にあたって


■はじめに:
 OLEDが市場に参入してきて、フラットパネルディスプレイの勢力図が変わりそうな状況です。このような状況の中、2018年に放送開始が予定されている8kスーパーハイビジョンの規格では、色表現の範囲が非常に広くなり、これを実現するための“量子ドット”が注目を集めています。量子ドットは、OLEDに対抗するための強力な武器となるのでしょうか?量子ドットとは何者でしょう。
 本講義では、蛍光体として応用されるコロイド量子ドットの構造、原理、作製方法を紹介し、液晶や有機LEDディスプレイや照明への応用方法を解説します。量子ドットLEDはOLEDとどのように違うのでしょうか。またカドミウムを使わない量子ドットの開発状況や量子ドットを棒状にした量子ロッドのユニークな特徴についても紹介します。

■受講対象者:
 ・スマートフォン、タブレットなどの携帯端末、ディスプレイ、バックライト、照明、蛍光体メーカーの技術者
 ・マーケット分野の方。ディスプレイなどの光応用分野の技術動向を調査されている方
 ・OLEDの開発をしていて、量子ドットの動向が気になる方

■本セミナーで習得できること(一例):
 コロイド量子ドットの構造、原理、製造方法、ディスプレイや照明への応用方法。量子ドットの現状と課題、今後の発展性。OLEDと量子ドットを使ったディスプレイの特性の違い。OLEDと量子ドットLED


プログラム


1.量子ドットとは何か?
 1-1 量子ドットの歴史
 1-2 量子ドットの特徴
 1-3 自己組織化量子ドットの概要と構造
 1-4 コロイド量子ドットの概要と構造

2.量子ドットの作製方法、配位子の交換

3.コロイド量子ドットのバンドギャップ

 3-1 材料との関係
 3-2 粒径との関係

4.応用
 4-1 量子ドットの市場規模
 4-2 ディスプレイ分野への応用
  4-1-1 LCDバックライト
  4-1-2 量子ドットカラーフィルタLCD
  4-1-3 色域改善OLED
  4-1-4 量子ドットLED
  4-1-5 バイオマーカー
 4-2 照明分野への応用
  4-2-1 演色性
  4-2-2 波長変換

5.コロイド量子ドットの問題点と解決方法
 5-1 パターニング
 5-2 安定性
 5-3 Cdフリー技術の進展

6.ディスプレイ応用の現状
 6-1 量子ドットのサプライチェーン
 6-2 応用製品の現状

7.量子ロッドの配向

8.今後の展望

<質疑応答・個別質問・名刺交換>


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電気・電子技術

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