儲かる工場のための設備企画とライン編成

生産設備から工場全体までを考えられる生産技術者を育成!


製造業の付加価値は設備が作る。
製造業の儲けは製品企画・開発と設備企画で実現する!
欲しい設備を自ら考える(企画)する能力が求められる。

セミナー趣旨

製造業の付加価値は製品開発(設計担当)とそれを作りこむ設備(生産技術担当)で実現しています。工場の生産技術者は、自社設備を自ら考える(企画する)能力が求められています。
本講座は「儲かる工場のための設備企画とライン編成」として開催します。個々の生産設備から工場全体までを考えられる生産技術者の育成を狙っています。
工場における生産設備の導入は、メーカーとしてのものづくりの基礎となり、その設備の作り出す付加価値、製品コスト、品質、納期によってその企業の優位性に直結します。このような設備を考えることは製造業の背骨を強くすることです。
一時の日本の工場の海外移転の動き、さらに最近の円安による国内回帰の動きなど、どこで何を作るかの動向に注目していく必要があります。その場合、最も重要な点はその工場でどのようなものづくりをするか(付加価値の企画)であり、日本の工場をそのまま移転してもあまり効果はありません。またその逆にしても同じことでしょう。例えば、人件費の高い日本と人件費の安い東南アジアでは、製造に関わる人件費、設備費のかけ方(割合)を変えるべきです。言い換えると最終の製品コストを目標として、設備へのお金のかけ方を考えた企画をすることが大切です。
しかし多くの工場をみると、設備は専門の設備メーカーに任せっぱなしであったり、逆に大きな投資を怖がり、安い設備ばかりを導入する傾向もあります。そのような進め方で生産性向上や製品コスト低減をしようとしても大きな成果は出せません。
良く考えてほしいのは、製造装置としての設備は、自社の技術優位性を創造する装置であり、その設備のあるべき姿を考えるのは、やはり自社でなければならないということです。
また生産設備の善し悪しは、設備そのものの価格にこだわるのではなく、それを活用して出来上がる、製品そのもののCQDで判断されなければならないということです。
この考えに立って、本講座は「製品に求められるCQDを目標においた設備企画」を行います。生産技術力、製造力、生産管理力を強化することを目指し、ライン編成の見直しまで配慮にいれた活動としました。そして設備検討においては、機能設計、方式発想の仕方を丁寧に説明し、理解いただけるようにしました。
本テキストは実践コンサルティングをもとに作成しましたので、工場の生産技術、設備技術を中心としてマニュアル的に使えるように配慮しています。生産技術の方々の基本的な能力育成の場としても活用いただければ幸いです。
是非ご受講下さい。講師派遣も可能です。

受講対象・レベル

工場長、経営企画担当者、生産技術担当者、設備技術担当者、現場管理者、現場リーダーの皆様

セミナープログラム

1.はじめに
2.設備企画の位置付け
3.設備企画の狙い
4.設備企画の検討点:多面的に設備を考える,デザインファクターをもとに検討する
5.設備企画の活動概要
6.全体活動ステップ構成
7.個別活動ステップ毎の説明
 1)検討前提の設定
   (1)事業・製品の生産前提の把握
   (2)生産前提・制約の把握
   (3)内外製基準の確認
 2)生産・物流企画と設備企画目標の設定
   (1)生産システム基本方向の検討
   (2)対象製品の把握
   (3)生産プロセスの検討
   (4)工程編成の検討
   (5)構内物流企画の検討
   (6)生産情報システムの検討
   (7)製品コスト目標の検討
 3)新規設備構想
   (1)設備の機能・条件の捉え方
   (2)設備企画基本方向と設備基本仕様の企画
   (3)設備の方式並びに機能・条件の発想
   (4)設備企画書の作成
 4)生産システム基本構想案の立案
   (1)生産性向上の確認
   (2)工程編成前提の確認
   (3)ライン編成の確認
   (4)レイアウトの確認
   (5)構内物流システムとの整合性
   (6)生産情報システムとの整合性
 5)効果計算
   (1)生産性の計算
   (2)製品コスト計算
   (3)投資採算性評価
 6)実行計画の立案
   (1)実行計画の作成
   (2)実行体制の設定
   (3)次期活動企画の立案
8.おわりに
9.補足説明(受講生の状況に応じて説明)
 1)時間体系
 2)作業分析

◎ 質疑応答

セミナー講師

佐々木 伸 氏
日本ビジネスブレーン(株)代表取締役

日本大学理工学部機械工学科卒業
三井造船(株)プラントエンジニアリング事業本部にて、石油化学プラント、天然ガスパイプライン等の機器設計、配管設計に従事する。ジェムコ日本経営にて、部長コンサルタントとして多面にわたる領域の経営コンサルティングに従事する。日本ビジネスクリエイトにて、執行役員として設計領域、生産領域等製造業の全般領域での経営コンサルティングに従事する。アドビックコンサルティング取締役を経て、2006年日本ビジネスブレーン株式会社設立、代表取締役就任。製造業の現場改善、新生産ライン構築、設備企画、新工場建設企画、物流センター企画、製品コストダウン、事務改善、設計領域の業務改革、サプライチェーン改革、ERP導入を目指した全社業務改革、商品企画、新規事業企画などの製造業の全般領域での実践型経営コンサルティングを手掛ける。公益社団法人 全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント。

「儲かる工場のための設備企画・構想マニアル」、「満足できる工場レイアウト検討の基本原則と構想の進め方マニアル」、「IoT時代の設計力強化を目指した設計情報の可視化と改善・改革マニアル」、「適正在庫の決め方と在庫削減のすすめ方マニアル」(新技術開発センター)、SCP入門(共著)、情報技術辞典(執筆者)等の執筆。

セミナー受講料

43,000円(消費税込・テキストおよび昼食を含みます)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

43,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】新技術開発センター

【地下鉄】半蔵門駅・麹町駅

主催者

キーワード

生産工学

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開催日時


10:00

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43,000円(税込)/人

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生産工学

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