リチウムイオン電池の接合・シーリング技術と気密性・強度評価

★ 発火原因の一つであるガス発生,充放電での膨れ、電解液の金属腐食への対応!
★ 安全性向上のために必要な接合信頼性,封止耐久性とは?


受講料


1名につき55,000円(消費税抜き、昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円(税抜)〕 


【10:30-12:00】


1.二次電池タブリードのシーラントフィルムに  求められる溶着性・絶縁性・形状維持性


(株)オザワエナックス 代表取締役 小沢 和典 氏


  1.ラミネート型リチウムイオン電池の黎明期
 1-1 放熱の異方性
 1-2 釘差し時の電極内での電子の流れ
 1-3 初期のラミネート型電池とその特性 

2.世界初の大型ラミネート型リチウムイオン電池

3.熱溶着によるラミネート外装材の強度評価
 3-1 常時加熱型シーラー 3-2 インパルス型シーラー
 3-3 シーラントとシール部の位置
 3-4 引っ張り強度測定
 3-5 溶着温度
 3-6 溶着圧力
 3-7 溶着時間
 3-8 溶着位置と引っ張り強度

4.電極タブ
 4-1 正極タブ(Al)
 4-2 負極タブ(Cu)
 4-3 表面処理の重要性
 4-4 高性能タブ

5.ラミネート型リチウムイオン電池の寿命推定
 5-1 温度と溶着部の破断寿命
 5-2 18650電池のガスケットとの比較
 5-3 ラミネート型電池の膨れと対策
 5-4 充放電での膨れ
 5-5 ガス発生
6.まとめラミネート型電池の利点

【質疑応答】


【12:45-14:15】


2.リチウムイオン電池用シール剤の機能と 特徴,シール性評価


日本ゼオン(株) 総合開発センター 機能性材料研究所 主席研究員 前田 耕一郎 氏 


【講座の趣旨】
 新興国での急速な自動車需要の増加から、自動車が環境に与える負の側面(特に温暖化ガス発生)が問題視されている。この対応策の一つとしてEVなどの次世代自動車の開発が加速されている。次世代自動車の安全性を支える1項目としてリチウムイオン電池のシール技術およびシール剤は必須であり,これに対応した材料開発の状況を紹介する。


1.シール剤とは

2.シール剤の機能

3.使用方法

4.各種塗布方法の紹介と比較

5.リチウムイオン電池での使用例

6.各種シール剤用材料の特徴
 6-1 アスファルト系材料
 6-2 ゴム系材料

7.シール剤選定のポイント

8.日本ゼオン製シール剤 BM−140Sの紹介

9.シール性能の評価

10.シール剤の技術課題とこれからのシール剤


【質疑応答】


【14:30-16:00】


3.リチウム二次電池におけるタブリードの 耐電解液性と金属部材の腐食挙動


山形大学 大学院理工学研究科 准教授 博士(工学) 立花 和宏 氏 


【講座趣旨】
 外部回路に電流を取り出すため、電池には集電金属部材が必要である。リチウム二次電池には有機電解液が使われる。しかしながら、有機電解液に対する金属部材の耐電解液性と金属部材の腐食挙動についてはあまり知られていない。本セミナーでは金属部材の腐食や不動態化についての基礎的事項を解説し、リチウム二次電池のタブリードへのアプローチについて議論する。


1.金属材料の安定性
 1-1 腐食の平衡論
 1-2 不動態化
 1-3 腐食の速度論
 
2.活性態と不動態
 2-1 孔食および隙間腐食
 2-2 粒界腐食
 2-3 磨耗腐食
 2-4 応力腐食割れ 

3.リチウム二次電池に使われる有機電解液と金属部材
 3-1 リチウム電池の構造と動作
 3-2 リチウム電池に使われる有機電解液
 3-3 有機電解質中での不動態化
 3-4 充放電にともなう金属部材近傍で起こり得る現象 

4.まとめ

【質疑応答】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

主催者

キーワード

電気・電子技術   化学技術

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