米国・カナダ、カリフォルニアの化学物質規制の
基礎から、具体的な対策を解説!


化学物質・環境規制ワークショップ2020 第2回(全6回:5~10月)


※本セミナーはZoomを用いたオンラインセミナーに変更になりました。
 (会場では行いません。)

 又、変更に伴いまして、開催日が変更となりました。

セミナープログラム

第1部:
「カリフォルニア州法プロポジション65と対策のポイント」
 SGSジャパン 大内幸弘 先生

■趣旨:
プロポジション65は、規制対象物質が約950物質に及び、対象は、人に暴露の可能性があるものすべてとなります。規制物質の閾値は、他の法令には見られない「暴露量」となっており、閾値を超える場合は、警告表示が義務付けられています。遵守を怠り摘発された場合には、高額な罰金や和解金を支払う可能性があります。当講座では、プロポジション65の基礎から、要求事項、違反した場合など具体的な対策に至るまでを解説致します。警告表示の具体例も紹介いたします。さらに暴露についての着目点について説明します。

■参加して得られる知識:
・プロポジション65の概要・特徴の把握
・プロポジション65の遵守を怠った場合のリスク:過去の摘発・和解事例
・プロポジション65の要求事項:警告表示(警告表示の内容、伝達方法、および第6条「明確かつ妥当な警告」について)
・製品についての具体的対策
・暴露についての着目点 etc.

■キーワード:
プロポジション65、暴露量、警告表示、警告ラベル、対策 etc.

■プログラム:
~プロポジション65~
 ・概要及び特徴
 ・閾値:暴露量(セーフハーバーレベル)
 ・具体的な要求事項:「明確かつ妥当な警告」表示
 ・免除規定
 ・規制対象物質リストの紹介
 ・リスト収載物質の例
 ・違反した場合のリスク:過去の訴訟事例等の紹介
 ・「明確かつ妥当な警告」表示の詳細内容
 ・OEHHA発行の表示に関する”Q&A for business”の紹介
 ・この2~3年の動向の紹介(BPAなど)
 ・今後のOEHHAの動き
 ・製品についての実際の対策(事前の対応)
 ・必要な情報の収集
 ・着目点
 ・暴露量と含有率の関係
 ・暴露量評価の基本的な流れ(サービスより紹介)
 ・製品で考える実際の対応と添付ラベルの事例
 ・違反してしまった際の対応
 ・収載物質含有の場合の警告情報伝達の考え方
 ・消費者製品安全性改善法(CPSIA)の関り
 
 質疑応答


第2部
「米国・カナダの化学物質規制動向と企業の対応」
 エンバイロメント・ジャパン 玉虫完次 先生

■趣旨:
2016年6月22日にTSCA(化学物質管理法)が改正され、4年目を迎えます。今年は、CDR報告書、優先化学物質のリスクアセスメント費用負担などを含む課題が山積しています。特に、優先化学物質のリスクアセスメント費用負担については、これらの化学物質を含む製品を輸入する輸入業者にも費用負担を求める動きもあり、これが実行されると多くの日本企業にも影響が及びます。
本セミナーでは、TSCAの改正進捗状況を説明し、次に、産業用ケミカル、除菌剤、食品添加物、化粧品などを例として化学物質の申請方法の要点を解説します。可能な範囲で製品認証についての説明も行います。
労働安全衛生法・危険周知基準のSDSについては、2019年12月に改正される予定でしたが、延期されています。今後の動向について説明をします。米国版SDSの作成方法の一つとして、スフェラ社のマルチ言対応SDS自動作成システム(IA)を紹介します。
サプライチェーンマネジメントとして、米国IPC1752A規格の紹介、おおび化学物質情報伝達メリットの説明を行います。シーメンス社、GE社などを含む欧米企業が開発・運用しているBOMcheckを利用したカリフォルニア州プロポジション65の対応事例を紹介します。
最後に法令違反の対応方法について説明をします。

■参加して得られる知識:
・ 米国の化学品規制の最新情報と動向
・ TSCA・CDR(2020)報告書の要件と留意点
・ 高優先物質リスクアセスメント費用負担規則の要件と留意点
・ TSCAインベントリーリセットアップデート
・ CBI(企業機密情報)進捗状況
・ TSCA・PMN/LVE申請のキーポイント(新規化学物質)
・ TSCA既存化学物質申請のキーポイント(TSCAインベントリーリセット)
・ FIFRA申請のキーポイント(除菌剤等の申請)
・ 食品添加剤、化粧品などの申請のキーポイント
・ 文房具等の製品認証
・ OSHAの改正状況の説明
・ SDSの自動作成のメリット
  スフェラ社SDS自動作成システム(IA)のメリット
・ サプライマネージメントIPC1752A規格とは
・ IPC1752A規格による化学物質情報伝達のメリット
・ BOMcheckを利用したカリフォルニア州プロポジション65の対応事例

■プログラム:
1 米国の化学品規制の最新情報と動向
 1.1 2020年のCDR報告書の準備対応における留意点
 1.2 高優先物質のリスクアセスメント費用負担規則対策
  1.2.1 高優先物質を含有する製品に対する費用負担責任の考え方と規制の動向を説明します
 1.3 TSCAインベントリーリセットのアップデート
 1.4 CBI(企業機密情報)の進捗状況
 1.5 その他
2 化学物質申請方法・製品認証について
 2.1 TSCA・PMN/LVE申請のキーポイント(新規化学物質;産業用などを対象とします)
 2.2 TSCA既存化学物質申請のキーポイント
 2.3 FIFRA申請のキーポイント(除菌剤などを対象とします)
 2.4 その他、食品添加剤、化粧品などの申請のキーポイントも説明します。
 2.5 文房具等を例として、製品認証についての説明をします。
3 SDSについて
 3.1 OSHAの改正状況の説明
 3.2 SDSの自動作成のメリットを説明します。
  3.2.1 スフェラ社SDS自動作成システム(IA)を利用して、メリットの説明をします。
4 サプライマネージメントについて
 4.1 IPC1752A規格とは
 4.2 IPC1752A規格による化学物質情報伝達のメリット
 4.3 BOMcheckを利用したカリフォルニア州プロポジション65の対応事例の紹介
5 法令違反の対応方法質疑応答

質疑応答

セミナー講師

第1部:
「カリフォルニア州法プロポジション65と対策のポイント」
SGS(株)EE 化学物質管理 技術顧問 大内幸弘 先生

企業での無機材料の研究開発を経て、SGSジャパン ケミカルラボラトリーでRoHS等の分析業務の管理、品質管理者の業務を経て、現在CE マーキング支援サービス、米国カリフォルニア州 プロポジション65、UAE RoHS等の支援サービスを行っている。
■専門および得意な分野・研究
金属、セラミックス、シリコン材料等の無機材料の研究開発、環境負荷物質に関する分析及び規制内容


第2部:
「米国・カナダの化学物質規制動向と企業の対応」
エンバイロメント・ジャパン(株) 代表 理学博士 玉虫完次 先生

米国バンダービルト大学大学院Ph.D.化学
米国化学学会ケミカルアブストラクトサービス(CAS)、米国松下電器 環境マネージャー(製品および工場操業関連法規制支援業務担当)、P&G・ファー・イースト・インク アジア・パシフィック、プロフェッショナル法規制サービス、環境品質マネージャー、米大手グローバル環境コンサルティング会社 シニアマネージャーを経て現職コンサルタント。
化学物質管理、海外化学品および電子部品関連法規制スペシャリスト。
JETRO新輸出大国エキスパート(機械・環境分野)
  スフェラ社 マルチ言語対応SDS自動作成IAシステムおよび
BOMcheck*アジア・マーケッティングマネージャーを兼任。
(*BOMcheckは、シーメンス社、フィリプス社、GEヘルスケア社などの企業が共同で開発した電気電子部品用RoHS2/REACH対応サプライヤー部品含有化学物質情報伝達データベースです。欧州工業会が推奨しています。)

■支援活動
・ 海外法規制コンプライアンス支援:米国TSCA(インベントリーリセット、PMN/LVEなど)、FIFRA(除菌剤など)、FDA(医薬・化粧品・食品)、GRAS認証(食品添加剤など)、欧州REACH、RoHS、カナダなど
・ ラベルやSDS対策:OSHA/GHS対応SDSとラベル、カリフォルニア州プロポジション65警告ラベルなど
・ 海外ものづくり支援:企業の海外進出…許認可申請、 企業買収時の環境デューデリジェンス、企業のコンプライアンス監査、機械安全、その他の環境法(大気、水質、廃棄物法など)の対応方法およびコンプライアンス監査
・ 教育・トレーニング・研修・講演:海外法規制コース、海外赴任準備コース、米国EPA・OSHA規制コース(California Proposition 65, etc.を含む)IPC1752A 規格対応 ボムチェックBOMcheck導入トレーニングコース
・ 法令違反修復および訴訟時の技術支援: 米国EPA/TSCA違反対応等
・ 環境汚染浄化:光触媒を利用する浄化方法の研究開発
・ マルチ言語対応SDS自動作成(IAシステム)の普及

セミナー受講料

1名10,000円+税(資料付) ※昼食の用意はございません。
 ※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません。
 ※2020年7月3日以降のキャンセルはできませんので予めご了承下さい

*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

●本講座は化学物質・環境規制ワークショップ2020(全6回) の第2回として開催いたします。

<<全6回のラインナップ>>
 第1回 5/28『台湾・韓国における化学物質規制』※第1回のみ中止となりました
 第2回 7/10『米国、カナダ、カリフォルニアの化学物質規制
 第3回 7/17「改正食品衛生法と日本の化学物質規制(新規化学物質の届出を中心に)
 第4回 8/21『 東南アジア、トルコ・ロシア・中南米の化学物質規制 』
 第5回 10/9『 中国における化学物質規制への対応 』
 第6回 調整中『 欧州における化学物質規制のトピックス 』
※講座タイトルは変更の可能性がございます

【全6回一括のお申込み】
●受講料 1名49,500円(税込)(資料付)全5回 41,250円(税込)(資料付)
 ※1社複数名割引、学校法人割引の適用は御座いません
 ※2020年7月3日以降のキャンセルはできませんので予めご了承下さい
 ※お申込み時、備考欄に「全6回受講」とご記入下さい

 ※全6回ご参加の皆さま:
  不測の事態により全6回については開催が困難となりました場合、
  1回の開催中止につき、7500円+税の金額をご返金をさせて頂きます。
  (割引でのお申し込みの場合は、1回の開催中止につき、お申込み料の1/6をご返金させていただきます。)

受講について

*本講座は、Zoom を使用したオンラインセミナーです。
 (下記ご確認の上、お申込み下さい)。

  • 本講座は、オンライン受講のみ可能です。セミナー会場での受講はできません。
    *PCもしくはスマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
     → 確認はこちら
    *Zoomアプリのインストールをしないブラウザからのご参加テストもこちらから可能です
    *Skypeなど別のツールが動いておりますと、カメラ・マイクなどがそちらで使用されてしまいZoomで不調となる場合があります。お手数ですが同様のツールは一旦閉じてからお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
  • 本講座の配布資料は、PDFにてご送付申し上げます。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することやプロジェクタ等による複数人での視聴は禁止いたします。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答、個別質問も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

11,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   安全規格   環境規格

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

11,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   安全規格   環境規格

関連記事

もっと見る