『マテリアルリサイクル』と『ケミカルリサイクル』廃プラリサイクル技術の適用事例と最新の開発動向【Webセミナー対応】

リサイクル材料の高付加価値化適用事例から、
廃プラの燃料化・化学品原料化まで、
最新のリサイクルビジネスを解説!


【Web受講(アーカイブ配信受講)】
 2020年7月13日(月)  ごろ配信予定(視聴可能期間:配信後約10日間)

受講対象・レベル

・リサイクル事業に関わる方、関心を持っている方
・マテリアルリサイクル / ケミカルリサイクルに携わっている方
・リサイクルビジネスに興味のある方、新規事業を検討している方

習得できる知識

・廃プラ輸出と樹脂リサイクル業界の概況
・マテリアルリサイクルの要素技術と着色・強化などによる高付加価値化の適用事例
・ケミカルリサイクルの要素技術と廃プラからの燃料油・化学品の製造方法
・欧米を中心とした廃プラのリサイクルビジネスの動向および展望

セミナープログラム

第1部「廃プラのマテリアルリサイクル技術の開発動向と、自動車/家電を中心とした製品への適用事例」
RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング 赤穗 達史 氏

■趣旨
 廃プラの海外輸出が困難となり、国内循環の強化が今ほど求められている時代はないが、残念ながら付加価値の高い分野への樹脂マテリアルリサイクル材の適用が、十分に進んでいるとは言い難い状況が続いている。 そのような業界概況と、樹脂マテリアルリサイクルに関する各要素技術と主にポリプロピレンの高付加価値分野への適用事例を紹介し、リサイクル事業に関心を持たれている方々、実際に事業を行われている方々に有用と思われる知識を提供したい。

■プログラム
1.廃プラ輸出と樹脂マテリアルリサイクル業界の概況
 1.1 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の発生源推移
 1.2 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の国内向け海外向け推移
 1.3 中国の生産者責任延伸制度推進方案
 1.4 樹脂マテリアル業界の概況
2.樹脂マテリアルリサイクル向け廃プラの数々
 2.1 工程内廃材
  2.1.1 重合、ペレット化時のダンゴ
  2.1.2 グレードチェンジ時の廃材
  2.1.3 フィルム、シート端材
  2.1.4 射出成型時のスプルー、ランナー、成形不良品
 2.2 ポストコンシューマー材
  2.2.1 ペットボトルとキャップ
  2.2.2 容器包装リサイクル法材
  2.2.3 家電リサイクル法材
  2.2.4 自動車リサイクル法材
  2.2.5 発泡スチロールの減容化材
3.分別技術
 3.1 手分解
  3.1.1 廃家電処理での手分解
  3.1.2 自動車解体での手分解
 3.2 機械分別
  3.2.1 廃家電の樹脂分別フロー
  3.2.2 破砕 粉砕
  3.2.3 風力選別
  3.2.4 浮沈選別
  3.2.5 ジグ選別
  3.2.6 摩擦選別
  3.2.7 静電気選別
  3.2.8 近赤外線識別技術
  3.2.9 X線分析選別
4.添加剤
 4.1 酸化防止剤
  4.1.1 フェノール系
  4.1.2 リン系
  4.1.3 チオエーテル系
 4.2 金属不活性化剤
 4.3 光安定剤
  4.3.1 HALS(ヒンダードアミン系光安定剤)
  4.3.2 紫外線吸収剤(UVA)
 4.4 流動性調整剤
5.着色剤
 5.1 無機顔料
 5.2 有機顔料
 5.3 分散剤
 5.4 展着剤
6.強化材
 6.1 板状フィラー
 6.2 針状フィラー
 6.3 ゴム成分
7.開発
 7.1 物性調整と長期耐久性付与
 7.2 再調整
8.粉砕材のコンパウンディング
 8.1 粉砕材の均一化
 8.2 添加剤、顔料の小分け
 8.3 ブレンディング
 8.4 ペレット化
  8.4.1 原料フィード
  8.4.2 混錬押出し機の種類と特徴
  8.4.3 スクリーンチェンジャーの種類と特徴
  8.4.4 カッティング機の種類と特徴
  8.4.5 アフターブレンド(製品の均一化)
  8.4.6 マグネット 金属除去
  8.4.7 袋詰め
  8.4.8 設備のフローチャートの例
 8.5 工程管理・バッチ管理
 8.6 生産管理
 8.7 設備管理・摩耗管理
 8.8 品質保証
  8.8.1 測定室の温度湿度管理
  8.8.2 サンプルの調整
  8.8.3 MFR測定
  8.8.4 引張試験
  8.8.5 衝撃試験
  8.8.6 蛍光X線分析
  8.8.7 ガスクロマトグラフ質量分析計
  8.8.8 品質保証の考え方
9.技術フォロー
 9.1 流動性
 9.2 表面外観
 9.3 割れ クラック
 9.4 劣化
10.適用事例
 10.1 家電
 10.2 自動車
 10.3 グリーン購入法関連

 □質疑応答□ 


第2部「廃プラのケミカルリサイクル技術の開発動向と、欧米を中心としたケミカルリサイクルビジネスの展望」
アイシーラボ 室井 髙城 氏

■趣旨
 廃プラのリサイクルが世界的に動き出した。欧米ではマテリアルリサイクルできない廃プラは液化又はガス化して燃料又は化学品原料として利用されるケミカルリサイクルがビジネスとして動き始めた。ケミカルリサイクルの触媒を用いた実際と欧米での動きを解説する。

■プログラム
1.廃プラリサイクルの現状
2.PETのケミカルリサイクル技術
 2.1 廃PETの溶融重合
 2.2 廃PETの解重合による再重合
 2.3 ポリスチレンのケミカルリサイクル
3.廃プラ利用工業化プラント
4.廃プラの熱分解
 4.1 熱分解の方法
 4.2 塩素の除去
 4.3 熱分解試験方法
5.廃プラの液化
 5.1 廃プラから燃料油の合成
 5.2 廃プラからナフサ原料の製造
  5.2.1 廃プラからポリマーの製造
  5.2.2 廃プラからアスファルト改質材
  5.2.3 欧米化学会社の動向
  5.2.4 日本の動向
6.廃プラのガス化
 6.1 廃プラガス化合成ガスから水素の製造
  6.1.1 廃プラから水素の製造
    6.1.2 廃プラガスの精製
  6.1.3 サワーシフト反応
  6.1.4 廃プラガス化水素からアンモニアの合成
  6.1.5 廃プラガスからメタンの合成
 6.2 廃プラガス化合成ガスから燃料油の合成
  6.2.1 廃プラからFT合成による燃料油の合成
  6.2.2 廃プラTIGASプロセスによる燃料油の合成
 6.3 廃プラガス化合成ガスから化学品の合成
  6.3.1 廃プラからメタノールの合成
  6.3.2 廃プラからエタノールの合成
  6.3.3 廃プラガス化合成ガスから発酵法によるエタノール合成
7.廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
 7.1 都市ゴミ焼却との組み合わせ
 7.2 廃プラケミカルリサイクルのビジネスの可能性
 7.3 CO2削減との組み合わせ

□ 質疑応答 □

セミナー講師

第1部
RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング コンサルタント 赤穗 達史 氏
■略歴
1982年 京都大学工学部合成化学科 卒業 (指導教官:田伏岩夫教授)
1982年 宇部興産株式会社 入社
1982年 ポリプロピレン部製造課
1983年 ポリプロピレン部技術課(開発) 触媒開発、フィルムと自動車系のグレード開発
1986年 日産系部品会社 関東精器に派遣
1987年 北米コンパウンド会社ATCの工場立上げ(長期出張)
1990年 欧州コンパウンド会社ETCの会社、工場立上げ(赴任 テクニカルマネージャー)
1994年 タイコンパウンド会社GSCの工場立上げ(長期出張)
1995年 グランドポリマー(三井石化、三井東圧、宇部合弁)出向、仕事は継続。
1996年 グランドポリマー開発部 工業材第二GL(海外担当)
1997年 北米フォード顧客開拓PJ 三井石化と宇部のCAE部隊の協力を受ける。
1999年 グランドポリマー 堺コンパウンド課長(製造)
2001年 宇部興産に復職 ポリプロピレン部 製造第二課長 仕事は継続。
    三井化学へのPP事業売却に伴い、コンパウンド技術の活用を図る。
    上司よりリサイクル事業を紹介される。
2002年 事業再構築PJ リサイクルコンパウンドGL 調色リサイクルの基本特許を部下と出願。
    パナソニック、シャープ、東芝、いすゞとクローズドリサイクルを構築する。
    日立化成等にリサイクル材供給開始。
2007年 プライムポリマーからのバージンコンパウンドの受託生産終了。設備を買取り。
    RCP事業推進GL 生産第二GLを兼務し、PP重合設備の撤去の責任者。
    三菱電機とクローズドリサイクル構築。
    日産、本田、トヨタ、岡村、ダイキン、タカタ、日立マクセル、TOTO等にリサイクル材供給。
2013年 RCP事業が地球環境大賞日本経済団体連合会会長賞 受賞
2013年 ナイロン開発部主席部員 ナイロン射出分野海外拠点確立PJの事務局開始。
2015年 ナイロン開発部ナイロン情報戦略管理Gr発足に伴い同主席部員。仕事継続。
2018年 ナイロン製品管理強化PJの事務局を兼ねる。
2018年 宇部興産を定年退職。
2018年 RTCリサイクルテクノロジーコンサルティング設立。コンサルティング業務開始。
■専門
樹脂マテリアルリサイクル、高分子化学
■業務・活動
樹脂マテリアルリサイクルに関わる開発、製造、品質保証、技術フォローに関するコンサルティング


第2部
アイシーラボ 代表 室井 髙城 氏
■略歴
1968年 福島工業高等専門学校 工業化学科 卒業
    住友金属鉱山株式会社 入社
    住友金属鉱山中央研究所配属
1969年 日本エンゲルハルド株式会社(現エヌ・イーケムキャット(株))
    市川研究所 出向
1970年 日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
    化学触媒の販売、自動車触媒の販売に従事
1972年 日本エンゲルハルド株式会社 大阪支店
    カスタム触媒の開発に従事
    公害防止VOC除去触媒の開発
1982年 日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
    カスタム触媒の開発
    Engelhard社のProcessの ライセンシング
    カスタム触媒開発グループリーダー
1998年 エヌ・イーケムキャット株式会社(旧日本エンゲルハルド株式会社)
    化学触媒事業部 事業部長 
2000年 理事・化学触媒事業部 事業部長
2002年 事業開発部 燃料電池触媒&新規事業担当部長
    Engelhard社(現BASF Catalysts) ポリオレフィン触媒担当
2003年 執行役員 化学触媒事業部
2005年 触媒学会功績賞
2006年 触媒学会副会長
    早稲田大学客員研究員
2007年 エヌ・イーケムキャット株式会社 常勤顧問
    神奈川大学非常勤講師  
2008年 エヌ・イーケムキャット株式会社退社
    アイシーラボ (工業触媒コンサルタント) 設立
    BASFジャパン主席顧問
2009年 日本ガス合成執行役員
2012年 フロンティアラボ顧問
2014年 NEDO 戦略センター フェロー
■その他 活動
神奈川大学 非常勤講師
■主な著作
2003年「工業貴金属触媒」JITE社
2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」S&T社
2010年「エネルギー触媒技術」監修 S&T社
2013年「新しいプロピレン製造プロセス」監修 S&T出版
2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版
2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版
2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃”」日刊工業新聞社
■専門
工業触媒の開発がライフワーク

セミナー受講料

49,500円( S&T会員受講料46,970円 )
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詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
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1名申込みの場合:35,200円 ( S&T会員受講料 33,440円 ) 
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・後日(開催終了後から10日以内を目途)に、メールにてご連絡申し上げます。
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