インクジェットを使いこなすための基礎知識と
今後の応用展開を詳解します!

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
 9月17日~9月25日までの期間、収録した講義を申込者限定で動画配信いたします。
※新型コロナウイルスの影響により、通常セミナーからLIVE配信に変更しました。7/27UP

セミナー趣旨

これからインクジェット技術に従事しようとしている方、インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために、インクジェット技術の基礎から応用まで幅広くわかりやすく解説します。
最初にインク吐出方式により方式を分類し、産業用途の特殊な方式も含めそれぞれの特徴を説明します。次にインクジェットプリンタ、インクジェットを用いた装置の概要、およびプリンタのみならずインクジェットを用いた各種システムにも必須であるメンテナンスやインク供給、負圧制御、インク循環、欠陥検出技術などを説明します。
さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド、インク・メディア、ドット配置などの画像形成技術についてそれぞれ説明します。その後、インクジェットの今後の展望について、特に技術的課題とそのアプローチについて説明します。また、広がりを見せるインクジェット技術の応用における課題と対応策についてもお話しします。

セミナープログラム

第1章 インクジェット方式の分類と特徴
 1.1.インクジェット定義と特徴
 1.2.インクジェット方式の分類と特徴
 1.3.オンデマンド型と連続噴射型
 1.4.連続噴射型(荷電偏向制御型)
 1.5.新しい連続噴射型(Stream,Ultra-Stream)
 1.6.サーマルインクジェット方式(バブルジェット)
 1.7.ピエゾインクジェット方式
 1.8.サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
 1.9.その他オンデマンド型
 1.10.プロセスに特徴がある方式
 1.11.連続噴射型とオンデマンド型の比較

第2章 プリンタシステム技術
 2.1.プリンタシステム基本構成
 2.2.シリアルプリンタのメカニカル動作
 2.3.シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.4.インク供給方式(プリントカートリッジ含)
 2.5.負圧制御
 2.6.メンテナンス基本動作と実施タイミング
 2.7.吐出異常検出手段
 2.8.気泡発生メカニズムとインク循環機構,脱気システム
 2.9.シリアルプリンタとラインプリンタ
 2.10.ラインプリンタの市場におけるポジショニングと課題

第3章 プリントヘッド技術
 3.1.サーマルインクジェット
   3.1.1.吐出原理
   3.1.2.駆動方法(駆動波形)
   3.1.3.プリントヘッドの基本構成
 3.2.ピエゾインクジェット
   3.2.1.基本動作原理
   3.2.2.メニスカス運動と周波数特性
   3.2.3.駆動方法(駆動波形)
   3.2.4.プリントヘッドの基本構成
   3.2.5.薄膜ピエゾとMEMS
 3.3.プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4.吐出インク範囲と課題
 3.5.プリントヘッド開発会社

第4章 インク・メディア技術
 4.1.水性インクの基本組成
 4.2.インクに求められる特性と物性
 4.3.インクの分類
   4.3.1.溶媒による分類と特徴
   4.3.2.浸透性による分類と反応インク
   4.3.3.色材による分類と特徴
 4.4.UV硬化型インク、ソルベントインク
 4.5.水性熱硬化性インク(ラテックスインク)
 4.6.反応を利用した画質と乾燥性の両立
 4.7.白インク、メタリックインク、MICR
 4.8.メディアの分類
 4.9.カールとコックリング
 4.10.紙の目

第5章 画像形成技術
 5.1.画質上の問題と改善技術
 5.2.画像処理プロセス
 5.3.色変換
 5.4.ハーフトーン処理(2値化)
 5.5.マルチパスプリント(分割プリント)
 5.6.その他画像形成技術例
 5.7.プリンタドライバと画像処理
 5.8.欠陥補正技術(サーマルとピエゾ)

第6章 インクジェット技術、今後の展望
 6.1.高画質化
 6.2.高速化とSpeedFactor
 6.3.高速化を目指した新しいオンデマンド
 6.4.基本性能による市場分類
 6.5.商業印刷市場への展開と課題
   6.5.1.水性インクアプローチ
   6.5.2.UVインクアプローチ
   6.5.3.フィルム印刷への対応
 6.6.インクジェットの応用市場
   6.6.1.高画質応用
   6.6.2.小形化応用
   6.6.2.広幅応用
   6.6.3.Archive
   6.6.4.高速化応用
   6.6.5.ダイレクトプリント応用
   6.6.6.その他応用
 6.6.デジタルファブリケーション
   6.6.1.インクジェット法とフォトリソとの比較
   6.6.2.Display
   6.6.3.PrintedElectronics
   6.6.4.OpticalElements
   6.6.5.Bio/Medical
   6.6.6.3Dprinter

第7章 各種産業応用における課題と対応
 7.1.産業市場からの要求と対応
 7.2.液体範囲の拡大
   7.2.1.高粘度対応
   7.2.2.強酸,強アルカリ対応
 7.3.非浸透基板におけるパターン形成
 7.4.大滴対応
 7.5.プリントヘッドの使いこなし

質疑応答


キーワード
IJ,インク,メディア,高速化,ヘッド,応用,市場,印刷,講習会,セミナー

セミナー講師

富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部 マーキング技術研究所 研究主席 藤井 雅彦 氏
(慶應義塾大学SFC研究所 上席所員、inkcube.org 代表)

<学協会>
日本画像学会 インクジェット技術部会 主査,
日本画像学会 理事,国際交流委員長,技術委員会副委員長
4DFF研究会運営委員長
IS&T DF2015 General Chair,IS&T Vice President,Johann Gutenberg賞受章(2019)

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について

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  • 後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
  • セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料はPDFにて前日までには、お送りいたします。
  • ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
    個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

印刷技術   メカトロ・ロボティクス   高分子・樹脂材料

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