以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
-
リチウムイオン電池の高性能化、高安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望
33,550オンデマンド
★“劣化”を知る事は、リチウムイオン電池の長期安定性・信頼性確保に必須です!
★本セミナーでは、各部材の劣化要因から電池への影響、正しく劣化を捉えるための種々の分析方法、劣化対策までを具体例を交えて解説します!
講師
首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 分子応用化学域 助教 棟方 裕一 先生
セミナー開催にあたって
■はじめに:
充電と放電を繰り返すと、リチウムイオン電池の容量は徐々に減少する。これは電池が劣化していることを意味している。意図しない副反応の進行など、様々な要因によって電池の容量は減少する。また、多くの場合、この変化に伴って、電池の安全性も損なわれてしまう。現在、リチウムイオン電池は、従来の小型電子機器から電気自動車に代表される大型用途に展開されており、これまで以上に長期の安定性や信頼性が必要とされている。
本講演では、電池を構成する各部材がどのように劣化し、安全性を含めた電池の特性に影響を及ぼすかを紹介する。また、劣化の原因を正しく捉えるための分析手法を紹介し、具体例を交えながら対策を解説する。
■受講対象者:
・電池および電池部材の開発に携わっている方
・電池の劣化機構を知りたい方
・電池特性の向上を目指す方
など
■必要な予備知識:
大学卒業レベルの化学の知識
■本セミナーで習得できること(一例):
・リチウムイオン電池の構成部材と各役割
・リチウムイオン電池の性能を低下する各種要因
・リチウムイオン電池の劣化機構を解明する手法
・リチウムイオン電池の劣化を抑制するための対策
プログラム
1.リチウムイオン電池の基礎
1)リチウムイオン電池とは
2)電池の構成部材と機能
3)充放電反応
4)電池の劣化とは
2.多孔質電極の劣化
1)構造の変化
2)材料の変性
3)被膜の形成
3.電解液の劣化
1)電解液の分解
2)溶媒、塩の選択
3)添加剤の役割
4.集電体やセパレータの劣化
1)セパレータの劣化
2)集電体の劣化
5.劣化機構の解明と対策
1)電極活物質の設計
2)バインダーの検討
3)平衡論と速度論
4)容量バランス
5)内部短絡
6.まとめ
<質疑応答・個別質問・名刺交換>
■ご講演中のキーワード:
リチウムイオン電池、電子伝導ネットワーク、イオン伝導ネットワーク、劣化分析、剥離、被膜形成、助剤選択
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません... -
シリカと地熱発電、シリカスケールの発生を予防できる技術とは
【記事要約】 シリカと地熱発電、地熱発電は自然の環境に依存する要因が大きく、常に熱水の温度、圧力、シリカ濃度が変化している。これがシ... -
-
リチウム空気電池とは?リチウムイオン電池との違いや長所を解説
【目次】 リチウム空気電池とは リチウム空気電池は、その名の通り、リチウムと空気中の酸素を使用して電力を生成する次世代型の電池です...