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プラスチックなど破損トラブルの未然防止、
クレーム対応の重要ポイントを詳解します!
破面のどこに着目するのか?
正しい試料の前処理は?
少ないサンプルから破壊要因を正確に推測するには?
セミナープログラム
【10:00-12:00】
1.高分子の破壊とその微視的描像
講師 京都大学 竹中 幹人 氏
【習得できる知識】
高分子の破壊の特徴、高分子の破壊の成長機構
【講座の趣旨】
高分子の破壊とその微視的描像についての基礎的な部分を詳説する
1.高分子の塑性変形
1-1 クレーズ変形
1-2 せん断降伏
2.クレーズ変形の機構
2-1 クレーズの発生
2-2 クレーズの成長
2-3 クレーズの微視的な構造
2-4 絡み合いの効果
3.高分子ガラスの延伸誘起密度揺らぎ
3-1 高分子ガラスの延伸下での応力ひずみ曲線
3-2 高分子ガラスの延伸下での密度揺らぎの発展
3-3 粘弾性効果による密度揺らぎの発展
3-4 延伸誘起密度揺らぎの普遍性
【質疑応答】
【12:45-14:45】
2.プラスチックの破面解析技術
講師(株)三井化学分析センター 小玉 英樹 氏
【習得できる知識】
破面解析に関する簡単なノウハウが習得できます。
【講座の趣旨】
皆様の会社におかれまして樹脂の破面解析を行うことにより、破損要因を推測し、対策を適切に行いトラブルの未然防止に役立てれば幸いです。
1.破面解析の意義
2.破壊の性質
3.破壊強度の測定方法
・衝撃試験 ・引張試験など
4.破面解析の手順
・注意点など
5.破面解析の事例紹介
・異物・疲労破壊・クリープ破壊・ウエルド割れ・繊維と樹脂の濡れ性等
【質疑応答】
【15:00-17:00】
3.プラスチック成形品の破損トラブル(事例紹介とその対応)〜ストレスクラック・ソルベントクラック実演付〜
講師 長野県工業技術総合センター 藤沢 健 氏
【習得できる知識】
・プラスチック材料の故障解析(破損原因解析)
・プラスチック材料利用技術(材料選定、成形加工上の注意点)
【講座の趣旨】
公設試験場に持ち込まれるプラスチック成形品の破損トラブルの中から特徴的なものを紹介するとともに、トラブル発生の原因と試験場・企業両者の対応について解説します。
1.はじめに
2.プラスチック成形品と破損トラブル
2-1 破損トラブルとプラスチック
1) 破損トラブルを起こしやすいプラスチック
2) 環境応力割れと割れを起こす要因
3) ポリカーボネートとABS樹脂
4) その他の材料
2-2 破壊要因別に見る破損トラブル事例の紹介
1) 材料に起因する破損
2) 設計に起因するもの
3) 保管、前処理に起因するもの
4) 成形条件に起因するもの
5) 加工条件に起因するもの
6) 輸送、保管状態に起因するもの
7) 使用環境に起因する劣化
2-3 ソルベントクラック・ストレスクラックを体験してみよう
3.破損トラブル発生時の心得
3-1 地道に一つ一つ把握すること
3-2 想定外のケースもありことを認識しておくこと
3-3 一つの試験だけで全ての情報は得られません
3-4 できるだけ比較サンプルを
【質疑応答】
セミナー講師
1.京都大学 化学研究所 複合基盤化学研究系 教授 竹中 幹人 氏
2.(株)三井化学分析センター 構造解析研究部 小玉 英樹 氏
3.長野県工業技術総合センター 材料技術部門 材料化学部 部長 藤沢 健 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕
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