以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
~ 車載用電子機器の機能確保のために ~
電磁波の吸収体、遮へい材、透過材の設計技術を
基礎的な事柄を重視して解説!
電波工学が専門外のエンジニアの方々を対象に
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー修了後、受講者のみご覧いただける期間限定(6/12~6/18)のアーカイブ配信を予定しております。
テキストを事前に送付するため、6月3日までにお申込ください。それ以降にお申込を希望される際には、お問い合わせください。
セミナー趣旨
本講演では、電磁波の吸収体、遮へい材、透過材の設計技術について、電波工学が専門ではないエンジニアの方々を対象とし、基礎的な事柄を重視して解説を行います。自動車レーダ用のミリ波帯電波吸収体や透過材、ハイブリッドや電気自動車のような低周波から高周波に渡る電磁遮へい材などについて、電波伝搬の基礎から設計の考え方、設計例を解説します。簡単な数学を用いますがセミナーで説明しますので、事前の準備等は不要です。
まず、電波伝搬の基礎事項である周波数と波長、波動インピーダンスと伝搬定数、誘電率や透磁率などについて解説し、次に、反射、透過、整合など吸収体、遮へい材、透過材に特有な電波伝搬現象を説明します。本セミナーではこれらの現象を2端子網電気回路の等価回路で簡単化して扱います。
電波吸収体を作るためには損失材を用い、透過材を作るためには無損失材を用いなければなりません。本セミナーでは、損失材、無損失材をどのように設計すれば吸収体、あるいは透過材として機能するのか、全透過特性がなるべく広角の斜め入射において維持される手法、などについて基礎的な考え方や設計法を解説します。
電波吸収体については、ミリ波帯レーダ用の吸収体設計の考え方、設計例を紹介します。透過材については、全透過条件、および、これに基づいた幾つかの構成例と、斜め入射における設計例について解説します。電磁遮へいについては、近傍界・遠方界の説明、導電材の遮へい特性、金属筐体の遮へい特性などについて解説します。
本セミナーでは理解を深めるために、誘電率、透磁率、厚み、入射角などを設定し、反射特性、透過特性などを計算した例を紹介します(このプログラムはセミナー終了後配布します)。
習得できる知識
- 電磁波吸収・遮へい・透過に必要な電波伝搬基礎、等価回路
- 電波吸収体、電磁遮へい材、透過材設計の考え方
- 反射・吸収・透過などの現象の理解、整合手法
- ミリ波用電波吸収体の設計例
- 斜め入射を含む全透過条件、全透過構成
- 導電材板遮へい特性、近傍界遮へいの考え方
セミナープログラム
1.電波吸収体、電磁遮へい材、透過材概略
2.電波伝搬の基礎、および反射、透過、吸収
2-1.電波伝搬の基礎
2-2.電波伝搬と伝送線路、2端子網電気回路
2-3.電磁波の反射、透過、吸収
3.吸収体、遮へい材、透過材の構成材料
3-1.誘電体、導電材、磁性材
3-2.人工誘電体
4.吸収体設計の考え方
4-1.各種電波吸収体
4-2.各種の整合法と吸収体構成例
4-3.ミリ波電波吸収体の設計例
4-4.電波吸収特性のシミュレーション
5.透過材設計の考え方
5-1.全透過条件とこれを満たす構成法
5-2.単層構造の透過材構成例
5-3.多層構造の透過材構成例
5-4.斜め入射の取り扱い、斜め入射を含む透過材の特性
5-5.斜め入射特性のシミュレーション(単層構造)
6.電磁遮へい材設計の考え方
6-1.遠方界と近傍界
6-2.導電材板の遠方界遮へい特性、近傍界遮へい特性
6-3.金属筐体による低周波磁界の遮へい
7.まとめ
【質疑応答・名刺交換】
キーワード
電波,吸収体,電磁,遮へい材,透過材,反射,吸収,誘電体,導電材,磁性材,.遠方界,近傍界
セミナー講師
EMCプラザ 代表 畠山 賢一 氏
兵庫県立大学名誉教授/工学博士
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
受講について
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたします。
・ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
・タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ご自宅への送付を希望の方は備考欄にご住所などをご記入ください。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
振動発電デバイスの特徴と原理、各方式の利点・制約、用途を解説
振動発電デバイスには、圧電方式、静電方式、電磁方式、磁歪方式という4つの主要な方式があります。これらの方式は、振動エネルギーを電気エネ... -
-
リチウム空気電池とは?リチウムイオン電池との違いや長所を解説
【目次】 リチウム空気電池とは リチウム空気電池は、その名の通り、リチウムと空気中の酸素を使用して電力を生成する次世代型の電池です... -
MEMS技術の新規事業応用:小型化、高感度、低消費電力の鍵要素
【目次】 圧電MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)は、微細な電子機械システムの一種で、圧電効...