【延期】自動車用電池のリサイクル その技術市場と採算性、国内外動向

※都合により延期となりました。新規日程は決まり次第、このページに掲載いたします。

リチウムイオン電池リサイクル、自動車メーカーの意向とは?
抽出、回収、精製、再利用、不純物除去などの技術と
安全性や課題点を解説します!

セミナープログラム

第1部 EV用電池の元素資源量,供給・生産と廃棄の定量データ試算
●講師 泉化研(株)  菅原 秀一 氏
【講座の趣旨】
 全世界のEV(PHVを含む)は215万台(2019年一部推定),中国で110万台(2019確定)のレベルとなった。それに対するリチウムイオン電池の総容量は100GWhを越え,所要の電池材料は正極,負極と関連部材を含めて,これまでに想定していた量を凌駕しつつある。第一部のテーマである「元素資源量,供給・生産と廃棄」は,鉱山>化学(精製,合成)>電池製造>EVへの搭載との,長くて異業種の連続する産業である。この連続の中では時間的,空間的さらには経済的な隘路が多く存在する。  品不足,供給過剰や品質低下...これらを回避して,円滑なEV生産とその成果としての大気環境の改善の為には,何よりも上記の各ステップでの定量的な量の把握と,化学技術的な整合性が有用である。  本講では現在のEV用リチウムイオン電池の化学と技術を背景に,供給・生産と廃棄の定量データ試算の結果を紹介したい。
【セミナープログラム】
1.EV等の生産台数と電池の総GWh数
  (世界,中国 2018実績と2030までの推定)
2.正極材の選定と性能,何れが主流となるか
3.元素資源の所要量試算 トン/GWh4.NMC三元系のCo,Ni塩の所要量とコスト
5.廃電池の状態と無害化処理
6.EV100万台から発生する有価物と廃棄物
7.まとめ 

【質疑応答】



第2部 相転移性水系溶媒抽出法による無廃棄型レアメタルリサイクル
●講師  東京工業大学  塚原 剛彦 氏
【講座の趣旨】
廃液中に感応性ポリマーと疎水性配位子とを投入し人肌に温めるだけで,廃液中からレアメタルを直接かつワンススルーで分離回収することができる,“相転移性水系溶媒抽出法”の技術と方法論について概説すると共に,電池リサイクルへの適用性について紹介する。
【セミナープログラム】
1.相転移型水系溶媒抽出法の原理
2.感応性ポリマー及び疎水性配位子とは
3.白金族・希土類元素の分離回収の実証
4.LIB構成元素への適用性について
5.現状の課題と今後の展望

【質疑応答】


 
第3部 廃EV電池の処理と国内外の法規制,3R法,バーゼル法とEU指令
●講師 泉化研(株)  菅原 秀一 氏
【講座の趣旨】
  第1部の関連で,当然ながら大量の廃EV電池の発生は予想される。EVは生産されてからほぼ10年間は走行し,廃車廃電池は年ごとにじわじわ増加し,しかも広範囲な気にと地域に分散した状態であろう。廃電池はもはや電池ではなく,種々の化学物質規制の対象となる特殊な廃棄物である。  現行でも3R法,バーゼル法(廃棄物の国際移送)とEU指令など,ある程度は廃リチウムイオン電池を想定した規制は存在する。これらが国際的な整合性を持って,大量の廃電池の処理を可能にするとは極めて考え難い。  本講では現行の諸規制を一覧的に紹介すると共に,廃電池の発生量の推算,これらから回収可能な元素資源などにも併せて考察したい。また廃電池の処理技術の開発状況や,関連企業の動向も,部分的ではあるが紹介したい。
【セミナープログラム】
1.EV廃電池の数量予測
2.廃電池の化学組成と発生する規制物質
3.化学物質規制,日本,諸外国とEU
4.3R法規制(日本)5.バーゼル法とケミカルハザード
6.EU指令(WEEE,RoHS,電池指令)
7.関連事項

【質疑応答】


第4部 リチウムイオン電池リサイクルの取組事例
●講師 DOWAエコシステム(株)  本間 善弘 氏
  ※3月13日(金) 講演者をr変更しました。講演 内容に変更はございません。
【講座の趣旨】
  環境・リサイクル事業を展開するDOWAエコシステム(株)グループでは、世の中の様々な環境リスクに対し適正処 理、及び非鉄資源を主としたリサイクルの取組みを行っている。 本講演では、環境リスクと資源価値の両側面を 有しているリチウムイオン電池に対しての適正処理、リサイクルの取り組みについて紹介する。
【セミナープログラム】
1.DOWAの資源循環型ビジネス
  ~LIBリサイクルにおけるDOWAの位置づけ~
2.DOWAのLIBリサイクルプロセス
3.熱処理プロセス
4.破砕選別プロセス
5.今後の技術開発

【質疑応答】


第5部 国外,中国などにおける自動車用電池リサイクルの現状と展望
●講師 (株)日本総合研究所 創発戦略センター 程塚 正史 氏 
【講座の趣旨】
  中国はすでに世界最大の新エネルギー車市場であり,特にEV普及台数の規模が際立っている。また,各種レイヤーで新興企業が参入するなど業界に構造変化の兆しがある。現在,蓄電池を中心とする静脈側産業の立上げが課題となっており,行政・民間ともにこの領域への関心は高い。ここでは,新エネルギー車関連のプレイヤーや政策について概観し,業界の今後の動きについて分析した上で,蓄電池のリユース・リサイクル市場の状況や,日本企業の参画可能性について紹介する。
【セミナープログラム】
1.中国の新エネ車市場の推移と見込み
2.自動車業界の構造変化
3.リユース・リサイクル市場の現状
4.日本企業の参画可能性
5.中国以外の国での電池リサイクル・リユースの可能性
6.まとめ

【質疑応答】  

セミナー講師

【第1・3部】泉化研(株) 代表 菅原 秀一 氏
【第2部】東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所 准教授 博士(工学) 塚原 剛彦 氏
第4部】DOWAエコシステム(株) 環境技術研究所 副所長 本間 善弘 氏
      ※3月13日(金) 講演者を変更しました。講演 内容に変更はございません。
【第5部】(株)日本総合研究所 創発戦略センター マネジャー 程塚 正史 氏

セミナー受講料

1名につき60,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

自動車技術   電気化学   省資源

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

自動車技術   電気化学   省資源

関連記事

もっと見る