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セルロースナノファイバー: 疎水性樹脂との混合がテーマです
CNFの基礎的なことを知りたい方、これから使いたい方や
開発してみようと思われる方はぜひ!
なぜ混合がなぜ難しいのか、実際にどのような評価や測定が行われているのか
セミナー趣旨
このセミナーは、セルロースナノファイバーの一般的な知識を知り、疎水性樹脂との混合に関して考えていくための講座です。木材パルプを原料としたセルロースナノファイバーについて紙の知識をベースに違いを考える、疎水性樹脂とセルロースナノファイバーの混合がなぜ難しいのか、実際にどのような評価や測定が行われているのかについて、をお伝えします。
現在注目されている天然素材であるセルロースナノファイバーの基礎的なことを知りたい方、これから使いたい方や開発してみようと思われる方向けのセミナーです。
また個別の相談にも時間の許す限り応じる予定です。
受講対象・レベル
・セルロースナノファイバーの基礎知識を得たい方、補強したい方
・セルロースナノファイバーをこれから使ってみたい方
・セルロースナノファイバーの研究開発者、これから研究開発に着手したい方
・今自社で行っているセルロースナノファイバーの分析方法が正しいのか、より良い方法があるのかなどを検討したい方
習得できる知識
・セルロースナノファイバーの基本的な特性
・セルロースナノファイバーと疎水性樹脂の混合・分散のためのヒント・指針
・セルロースナノファイバーの評価・測定の実際
・樹脂(PP)とセルロースナノファイバー混合物の評価・測定の実際
・特許から見たセルロースナノファイバーの開発動向
セミナープログラム
1 はじめに
1.1 なぜセルロースナノファバーなのか
2 セルロースナノファイバーの基礎知識
2.1 同じような意味の用語
2.2 セルロースナノファイバーとは何か
2.3 セルロースナノファイバーの原料
2.4 セルロースナノファイバーの特徴
2.5 セルロースの知識
2.6 セルロースナノファイバーの作り方
2.6.1 家庭でもできる簡易作成方法
2.6.2 代表的作成方法と主な設備
2.6.3 物理化学的手法
2.6.4 物理的手法
2.6.5 化学的手法
2.7 同じパルプを使用したセルロースナノファイバーの違い
2.8 セルロースナノファイバーの用途:実際の用途と可能性
2.9 セルロースナノファイバーの課題
2.10 セルロースナノファイバーの安全性
3 セルロースナノファイバーの研究開発を進めるためのパルプ(紙)の知識
3.1 紙のできるまでと叩解
3.2 叩解程度の測定
3.3 紙とセルロースナノファイバーの違いは何か
4 セルロースナノファイバー / 樹脂混合の課題克服のための考え方
4.1 セルロースナノファイバーと樹脂との混合メリット
4.2 セルロースナノファイバーと疎水性樹脂との混合の難しさ
4.3 使いたいけれど、上手くいっていないポリプロピレンとの混合
4.4 セルロースナノファイバーを疎水性樹脂に分散させるには
4.4.1 頑固なセルロース分散の考え方
4.4.2 性質を変える:組成を変える
4.4.2.1 アセチル化セルロースの作製例
4.4.3 第3物質の利用:助剤、添加剤
4.4.3.1 ポリドーパミン被覆の例
4.4.4 複合体の材料分布
4.4.5 材料のヒント一例:紙の添加剤を見てみる
4.4.6 ポリマーアロイの考え方
4.4.7 相溶性パラメーターの考え方
5 セルロースナノファイバーと樹脂との混合
5.1 セルロースナノファイバーの準備
5.2 樹脂との混練
5.3 マスターバッチのありがたさ
5.4 熱板および成形機の使用
5.5 作成時の注意:温度、手順、速度 など
6 セルロースナノファイバーの評価と測定
6.1 セルロースの結晶性
6.2 セルロースの長さ、幅
6.3 セルロースの官能基および添加剤
7 セルロースナノファイバー / 樹脂コンパウンドの評価と測定
7.1 力学評価
7.2 粘弾性評価
7.3 熱特性評価
7.4 セルロースナノファイバーの分散性評価
7.4.1 光学顕微鏡を使用した手順と例
7.4.2 FT-IRを使用した手順と例
7.5 透明性評価
7.6 配向評価
7.7 密着評価
7.8 評価での注意点:方向性、コンパウンドの表面と内部、作成条件による樹脂分布 など
7.9 評価の目的:どのようなセルロースナノファイバーが理想か?
7.10 評価の課題
8 特許から見た開発状況
8.1 特許を調べよう、特許から見えてくるもの
9 まとめ
<質疑応答・名刺交換・個別相談>
セミナー講師
あなりす 代表 工学博士 岡田 きよみ 先生
【略歴】
1984-2005 王子ホールディングス株式会社
<神埼製紙合併→新王子製紙合併→王子ホールディング、上級研究員>
(主に、画像用感熱フィルムの開発および分析業務担当)
開発担当時には、材料のナノ分散・材料均一混合問題解決を実践。
セルロースの機械手法による微細化物を作成し、セルロースのみでの容器試作。
2006-2016 株式会社パーキンエルマージャパン(分子分光シニアスペシャリスト)
2016- 京都大学 工学研究科(セルロースナノファイバー関係 特定研究員)
セミナー受講料
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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