最高の結果を得るための「交渉戦略」

セミナー趣旨

「交渉」という言葉に、どのような印象を持っていますか？
交渉が求められる場面というのは、常に精神的負荷を強いられ、気持ちを揺さぶられ、自分がよい思いを得られないような、否定的な印象があります。
本講座では考え方の礎となる「交渉戦略」を身に身に付けて頂きます。戦略的、という形で書かせてもらったのは、目の前の口喧嘩に勝つような話術が交渉では無いからです。「肉を切らせて骨を断つ」をいう日本のことわざにあるように、例え目の前で肉を切らえようとも、最終的に相手の骨を断つという目的に達する、目的にたどり着くための手段として、目の前の勝ち負けではなく、最終的に自分にとって満足の行く結果にたどり着くという点に戦略的交渉の意義があります。知っている、と知らないでは大きく違います。そして、聞くだけでは交渉は身につきません。ワークを取り入れた実践の場を踏まえて、何が自分の考え方と結果に一致するのかを味わって頂きます。
※本講座は交渉能力の向上という観点から、プレゼンテーション力の向上も期待できます

受講対象・レベル

・対人関係時の会話でいつも思うように行かない方
・仕事の場面で交渉がうまく出来ず結果が出せていない方
・他の人が自分よりうまく話を進めている理由がわからず、ヤキモキしている方
・今よりも、もっと人生を上手に進めたいと思っている方
◆この講座に向かない方
・すでに自信ある交渉スタイルを確立している方
・人の話を聞き入れる気持ちが無い方　　
・否定的な方、文句気質の方

セミナープログラム

１．交渉戦略の必要性
　（１）なぜ交渉を学ぶことが重要なのか
　（２）交渉の基本概念
　（３）分配型交渉と価値創造型交渉
２．交渉戦略の立案方法
　（１）交渉の筋道の明確化
　（２）交渉場面の「要素」の明確化
３．実際の交渉で役に立つ技術
　（１）交渉の場におけるマインドの作り方
　（２）実際に利用できるテクニック
　（３）時間という概念の有効性
　（４）１分間スピーチトレーニング
４．印象の利用方法と心理要素
　（１）印象操作の方法（仕事と日常）
　（２）質問力を身につける、質問を活かす
　（３）ストーリーテリングの重要性
　（４）プレゼンテーションの設計
５．質疑応答／名刺交換

セミナー講師

石井 通明（いしい みちあき）氏 : 石井交渉戦略事務所　所長
【略歴】
１９７９年　東京生まれ。英国ウェールズ大学経営大学院ＭＢＡ。石井交渉戦略事務所所長。国際企業間の取引をする商社の社長。コールセンタービジネス会社の取締役ＣＯＯ。コールセンターの現場では、電話業務から強いられる困難な応対をまとめる立場として、交渉の能力を高めた。そのあと、コールセンターの依頼主やクレーム主との対応や営業経験を経て交渉術の奥深さを知り、交渉のスキルを高めるために、２０１２年から交渉学の権威である英国ウェールズ大学で３年間学び、ＭＢＡを取得。ハーバード流交渉術や行動心理学、コンフリクトマネジメント（職場で発生する利害の衝突・対立を、組織の成長や問題解決につなげようとする取り組み）などを研究。ＭＢＡを取得後、交渉のスペシャリストとしてコンサル、講演をこなす。日本交渉学会の気鋭の若手として活躍中。交渉学についての学術論文「声の印象による交渉術」が大阪大学、学会から高い評価を得た。

セミナー受講料

１名につき　３３，７７０円（税込）
同一のお申込フォームよりお申込の場合、２人目以降 ２７，５００円(税込)