以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
乳化理論、界面活性剤の基礎、相図の読み方/使い方、
エマルション安定化のポイント・評価法など
★ 乳化・可溶化の基礎から具体的な製剤化技術・安定性評価法まで!
★ エマルションの安定化やトラブル対応に活かせる実用知識を分かりやすく解説します。
セミナー講師
千葉科学大学 薬学部 薬学科 准教授 理学博士 山下 裕司 氏
【専門】 コロイド界面化学、化粧品科学
【略歴】
2002~2005 バイロイト大学博士課程修了(Prof. H. Hoffmann、博士学位受理)
2005~2009 チッソ石油化学(株)研究第一センター(液晶グループ) 研究員
2009~2011 聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター ポストドクター
2011~2019 千葉科学大学薬学部生命薬科学科(2011助教、2014講師、2018准教授)
2019.4~現在 千葉科学大学薬学部薬学科 准教授
長年に亘り界面活性剤の自己組織体に関する研究に従事。企業時代はサーモトロピック液晶の研究開発に携わり、ポスドク時代は医薬用製剤および経皮吸収の研究を行った。現職の大学では、化粧品製剤の研究を中心に、化粧品成分と皮膚角層との相互作用、化粧品成分の有効性評価(臨床研究)を行っている。界面活性剤の溶液挙動と基礎物性、エマルションの安定性に関する研究、αゲル形成メカニズムが最近の主要テーマである。
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
得られる知識
・各種乳化剤の性質と利用法
・乳化理論と関連する専門用語
・相平衡図(相図)の読み方と利用法
・構造解析と安定性評価法
対象
エマルション製剤の研究・設計・開発・製造に従事されている方もしくはその予定の方(初級~中級技術者)。
予備知識は必要としないが、大学1,2年生程度の物理、化学、物理化学の知識があると理解が深まる
セミナー趣旨
多くの身の回りの製品はその用途と目的に適った剤型に設計されています。その中で、可溶化製剤やエマルション製剤は多くの製品に利用されていますが、安定性のような悩ましいトラブルにしばしば直面します。本セミナーでは、エマルションのような液-液分散系のトラブル解決を前提に、可溶化・乳化の基本的な性質とその構成物質について解説し、具体的な製剤化技術や安定性評価法などのコツやヒントを視覚的に分かりやすく説明します。
本セミナーは一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、可溶化・乳化を学んだことがない初学者が専門書を自身で読み解けるように考え方を習得してもらいます。
セミナー講演内容
1.コロイド分散系
1.1 コロイドとは
1.2 乳化系と可溶化系の違い
1.3 エマルションの種類
1.4 コロイド分散系と熱力学
1.6 コロイド分散系を構成する物質
1.7 乳化剤の種類と役割
Short Break:分散滴のサイズは見た目で分かる?
2.乳化・可溶化のための界面活性剤基礎知識
2.1 界面活性剤の化学構造と分類法
2.2 界面活性剤の基本的性質(界面科学)
2.2.1 界面物性と臨界ミセル濃度
2.2.2 吸着・分散・可溶化・乳化・起泡
2.3 溶液中の界面活性剤の挙動
2.3.1 クラフト点と曇点
2.3.2 自己組織体の形成(ミセル、リオトロピック液晶、αゲル)
2.4 界面活性剤の性質を規定するパラメーター
2.4.1 親水性-親油性バランス(HLB)
2.4.2 臨界充填パラメーター(CPP)
2.4.3 界面曲率
2.5 界面活性剤の性質に影響する因子
Short Break:身の回りの界面活性剤の名前のアレコレ
3.相図から見る乳化の本質
3.1 相図の基本的なルール:相と相律
3.2 界面活性剤系特有のルール:相の連続性(Phase Sequence)
3.3 界面活性剤/水の2成分系の相図の読み方
3.4 界面活性剤/水/油の3成分系の相図の読み方
3.5 多成分系の相図:4成分以上の相図の描き方
3.6 相図中の可溶化領域と乳化領域
Short Break:相状態の判定は難しい?
4.乳化理論とエマルションの調製技術
4.1 エマルションの安定性と不安定化機構
4.1.1 クリーミング
4.1.2 凝集
4.1.3 合一
4.1.4 オストワルド熟成
4.2 エマルションを安定化するための基本原理
4.3 機械力による安定化技術
4.4 乳化剤の性質を活かした安定化技術
4.4.1 転相(温度)乳化法
4.4.2 液晶乳化法
4.4.3 D相乳化法
4.5 界面制御を利用した最新の乳化技術
Short Break:マイクロエマルションとナノエマルションの勘違い
5.乳化・エマルションの関連評価技術
5.1 表面(界面)物性
5.2 自己組織体構造の同定
5.3 エマルションタイプの判定方法
5.4 エマルションの物性評価方法
5.5 エマルションの安定性評価方法
Short Break: 測定機器の得手・不得手
□ 質疑応答・名刺交換 □
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
48,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込 または、当日現金でのお支払い
開催場所
東京都
【品川区】きゅりあん
【JR・東急・りんかい線】大井町駅
主催者
キーワード
化学反応・プロセス
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48,600円(税込)/人
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