以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
※都合により会場が変更となりました(2020/3/26)。
[東京・船堀]タワーホール船堀4階406会議室
↓
[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階F会議室
結晶形状を改善したい、所望の構造の結晶を得たい、
さらに純度を高めたい…
晶析プロセスの課題対処法について分かりやすく詳解!
好評により、再開講! 初心者の方もご安心ください
セミナー趣旨
「結晶の形状を改善したい」、「所望の構造の結晶を得たい」、「もっと純度を高めたい」そのような必要性がある場合、どのように対処すべきか? 演者は30年近く晶析に携わり、その間、国内外の企業から技術相談を多数受けました。上記の3つは、相談内容のトップ3です。これに答える際に大切にしているノウハウがあります。その多くは、成書に書かれていないことです。本講義では、時間の関係で、その一部ではありますが紹介します。プログラムをみると難解そうに見えますが、ご安心ください、初心者にも理解してもらえるようにお話します。
ご存知の通り、物質(分子)によって、晶析特性は異なります。与えられた系に対して、要求を満たすための最適解は、物質によって変わって当然と思います。そのような場合、どのようにアプローチすべきか?まずは装置内の現象を注意深く観察することです。それを基にして、本講義で紹介するキーテクノロジーが身につけば、おのずと解答はみえてくると思います。
受講対象・レベル
・基本的には本テーマに興味がある方なら、どなたでも受講可能です。
・晶析に携われている一線級の技術者の方でも満足できる内容です。
・初心者であって、晶析の基礎知識を習得したい方。
必要な予備知識
・事前学習は必要ありませんが、晶析に関する成書が身近にあれば目を通していただくと理解が早いかもしれません。
・常微分方程式、偏微分方程式、微積の知識があると、ポピュレーションバランスの箇所は理解が早いかもしれません。
習得できる知識
詳細は講演プログラムの()内に記載しております。
・溶解度データに基づいた操作方式の選定
・溶解度と溶媒の選定法
・結晶学データの見方
・結晶構造に基づいた、結晶形状の予測
・結晶成長に対する溶媒(+添加剤)効果
・結晶形状の制御法
・結晶構造の制御法
・実機に対応した、ポピュレーションバランス(PBE)の立式化
・PBEに基づいた晶析データの解析法
・PBE法の新たな展開
など
セミナープログラム
■受講にあたって
一部の時間ですが、結晶構造と外形の関連等を手元で見ていただく予定です。
必須ではありませんが、WindowsのノートPCもしくはタブレットをご持参いただければ幸いです。
USBスタンドアロン実行が可能な範囲での操作を予定しております。
1. はじめに
本講義の要約:本講義の最終目標である項目5による解析をするために、最低限項目2〜4を理解しておく必要があるということの説明
2. 固液平衡
2.1 溶解度データから何がわかるか
1) 操作方式:冷却、蒸発それとも?
2) 操作条件:複数の結晶相が出現する場合の対応
2.2溶解度は計算で求めることができるか
1) 溶解度推算式の概説:分子あるいは結晶構造から溶解度を求める方法
2) 簡便な最適溶媒のスクリーニング法:溶解度パラメーター
3. 結晶構造
3.1 結晶構造の解析法
3.2 結晶構造からわかる色々なこと
3.3 結晶多形について:装置の材質、流動状態の影響など
4. 晶析データ解析のために必要な最低限の基礎知識
4.1 核発生:均質核発生/不均質核発生/2次核発生が区別でき、それぞれの速度式
4.2 結晶成長:拡散過程/一様成長/2次元核成長/らせん転移成長などの現象と速度式
5. 晶析装置内結晶の粒径分布の解析
5.1 各種物理量の収支式の立て方
5.2 ポピュレーションバランス式の一般式を導出してみよう
5.3 粒径分布適用事例:MATLAB/SIMULINK上での実演を交えて
1) 連続晶析
2) 回分晶析
3) 半回分晶析/反応晶析と貧溶媒添加など
4) 凝集や破砕のある場合の取り扱い
5) スケールアップ時の留意点
5.4 ポピュレーションバランス法を発展させると
1) 個数密度関数とは
2) 結晶形状分布式
3) 結晶構造分布式
■受講された方の声(一例):
・非常に丁寧な説明で、理解しやすかったです。
・スケールアップの部分が、特に興味深かったです。
・ポピュレーションバランス法の理解が進んだ。
などなど……ご好評の声を多数頂いております!
■ご講演中のキーワード:
固液平衡、結晶構造制御、結晶形状制御、粒径分布制御、ポピュレーションバランス
セミナー講師
国立大学法人 岩手大学 理工学部化学・生命理工学科 教授 横田 政晶 先生
■ご略歴:
1988年 早稲田大学理工学部応用化学科 卒業
1993年 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程応用化学専攻修了 博士(工学)
1993年 岩手大学助手(工学部)
1999年 岩手大学助教授(工学部)
2016年 岩手大工教授(理工学部)
現在に至る
■ご専門および得意な分野・研究:
化学工学/結晶学/分子シミュレーション/プロセスシミュレーション/流体シミュレーション(CFD)
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本海水学会奨励賞
化学工学論文集優秀論文賞
Journal of Chemical Engineering of Japan Outstanding Paper Award
その他、国内企業とのコンサルティング契約、企業での化学工学教育の経験あり
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
東京都
【大田区】大田区産業プラザ(PiO)
【京急】京急蒲田駅
主催者
キーワード
化学反応・プロセス
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
東京都
【大田区】大田区産業プラザ(PiO)
【京急】京急蒲田駅
主催者
キーワード
化学反応・プロセス関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
情報の関係性を意識した話し方とは、学習効果を最大化する伝え方
【目次】 1. 学習効果を最大化する伝え方 とにかくつまらない。 話がダラダラ続く。 テキストに書いてあることを読み続ける... -
新製品の需要予測とは:データ分析講座(その325)需要をどう予測するのか
企業は、消費者に新しい価値を提案することで、市場シェアを拡大し、全体的な売上と利益の成長を享受したいと考えています。そのために、既存製... -
クリーン化について(その132)人財育成(その33)クリーン化の着眼点
前回のクリーン化について(その131)人財育成(その32)の続きです。今回は、クリーン化の着眼点について説明します。クリーン化について... -
普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その174)イノベーション創出
【目次】 【この連載の前回:普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その173)へのリンク】 前回まで自分が生物...