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次世代の薬物送達ツールとして大きく期待されているエクソソーム!
遺伝子工学・ペプチド化学を基盤としたエクソソーム薬物送達技術を
中心に解説致します!
セミナー趣旨
エクソソーム(exosomes, extracellular vesicles, EV)は、細胞膜で構成された小胞(直径30 ~ 200 nm)であり、生体の殆ど全ての細胞が分泌します。その内部にはmicroRNAや酵素等の生理活性分子が内包されており、分泌されたエクソソームは、周辺の細胞に取り込まれることで細胞間における情報伝達を担っています。またエクソソームは、薬学的な観点からも(i)免疫制御が可能、(ii)機能性人工分子の内包が可能、(iii)細胞間コミュニケーション経路の利用、(iv)無限分泌、(v)遺伝子工学の活用等の高い優位性を有し、次世代の薬物送達ツールとして大きく期待されています。
本セミナーでは、エクソソームを用いた薬物送達技術を主題とし、エクソソームの基礎、細胞内移行機序、エクソソームに使える化学修飾法、遺伝子工学・ペプチド化学を基盤としたエクソソーム薬物送達技術を中心に解説致します。
セミナープログラム
1. はじめに
2. エクソソームの基礎
2-1. 構成分子(タンパク質・遺伝子・脂質)
2-2. エクソソームの分泌機構
2-3. 細胞間コミュニケーション
2-4. 単離方法
2-5. 疾患診断
3. 細胞内移行機序
3-1. エンドサイトーシスの基礎
3-2. エクソソームの細胞内移行機序
4. エクソソームへの化学修飾
4-1. 各種Bioconjugate Chemistry
4-2. エクソソームへの化学修飾における注意点
5. ペプチド合成方法
5-1. Fmoc固相法によるペプチド合成
5-2. ペプチド精製・分子量測定
6. エクソソームを基盤とした薬物送達技術
6-1. エクソソームへの薬物内包
6-2. 遺伝子工学を用いたエクソソーム膜へのタンパク質発現
6-3. 機能性ペプチド修飾型エクソソームの調製
6-4. 受容体標的と薬物送達
7. 将来展望
セミナー講師
大阪府立大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 中瀬 生彦 氏
《経歴》
2005年3月:京都大学 大学院薬学研究科 博士後期課程修了、博士(薬学)
2005年4月:米国ワシントン大学 化学科 博士研究員
2006年4月:京都大学化学研究所 生体機能設計化学 助手
2007年4月:京都大学化学研究所 生体機能設計化学 助教
2013年4月:大阪府立大学 ナノ科学・材料研究センター 特別講師(独立研究室)
2017年5月:大阪府立大学 研究推進機構 LAC-SYS研究所 所長補佐(兼任)
2018年4月:大阪府立大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授(独立研究室)
《活動》
日本ペプチド学会 評議員、日本膜学会 評議員、日本膜学会 編集委員、
Scientific Reports:Editor等
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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