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回転機械に発生する強制振動の事例を紹介し,それらの振動の発生メカニズムについて解説します。
受講料
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
講師
広島大学 名誉教授 池田 隆 氏
1977年 名古屋工業大学大学院工学研究科生産機械工学専攻修了。工学博士。
名古屋大学助手,広島大学助教授,島根大学教授,広島大学教授を経て,現職。
専門は機械の振動で,特に「回転機械の振動」,「機械系の非線形振動」,「容器内の液面スロッシングの非線形挙動」,「液体ダンパーを利用したパッシブ制振」,「発電用風車の振動解析と制振」などの研究に従事。日本機械学会員(フェロー)。
著書には『回転体力学の基礎と制振』(共著,コロナ社,2016年)などがある。
習得できる知識
1.回転体力学の基礎
2.振動の発生メカニズムとその原因の解明
3.回転体のバランシングの方法
4.計測データの処理方法
趣旨
回転機械では,内蔵されたモータやエンジンなどの回転部が振動源となり,機械の性能が十分に発揮されなかったり,静粛な環境を妨げたりする例が多く見られます。そのような振動の発生メカニズムを解明して振動対策を講じるには,回転体力学の基礎知識が必須です。
本講義では,最初に,最も基本的で簡単な回転軸系(ジェフコットロータ)を対象として,回転軸のたわみ振動と傾き振動,回転軸系の固有角振動数,ジャイロ作用,不つりあい応答について解説します。つぎに,回転機械に発生する強制振動の事例を紹介し,それらの振動の発生メカニズムについて解説します。さらに振動対策として,回転体の釣合せ(バランシング)の方法について解説します。また,現場での振動監視の際にはロータの振動が計測されますが,計測されたデータをどのように解釈するか,あるいはそれらを処理して有用な情報を取り出す方法について解説します。例題を用いて,計測データの周波数分析において注意すべき点,および波形データ処理の回転軸系への応用について解説します。
プログラム
1.回転軸系のふれまわり運動と不釣合い応答の基礎理論
1-1. 二自由度系のたわみ振動(ジェフコットロータ)
1-2. 二自由度系の傾き振動
1-3. 四自由度連成系の振動
1-4. 一般のロータ系(分布質量系)
2.転がり軸受に起因する強制振動
2-1. 玉軸受の鋼球の不ぞろいによる振動
2-2. 玉通過による振動
3.回転体の釣合せ(バランシング)
3-1. 剛性ロータの釣合せ(二面釣合せ)
3-2. 弾性ロータの釣合せ(影響係数法)
4.振動計測データの処理
4-1. 周波数分析
4-2. 波形データ処理の回転軸系への応用
【質疑応答】
キーワード 回転,機械,軸受,振動,計測,データ,講習会、研修,セミナー
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