
「システム開発は専門家であるベンダに任せれば安心」と考えていませんか?
どれほど優秀なベンダに任せても、それだけでシステム導入が成功するとは限りません。導入目的の明確化や業務要件の決定、社内調整や意思決定など、発注側にしか果たせない重要な役割が存在するからです。
任せきりにすることで生じるリスクとは何か。そして、プロジェクトを成功に導くために発注側企業が備えるべき「プロジェクト管理力」とはどのようなものか。ベンダと確かな信頼関係を築き、一つのチームとして成果を出すためのポイントを解説します。
1.はじめに
「システムのことは分からないので、ベンダに任せています。」
システム導入プロジェクトに携わっていると、このような言葉を聞くことがあります。
確かに、システム開発の専門家はベンダです。設計、開発、テストなどを計画どおり進めるためには、ベンダ側のPM(Project Manager:プロジェクトマネージャ)の能力が非常に重要です。
しかし、優秀なベンダと優秀なPMに任せれば、システム導入は成功するのでしょうか。
私はそうは考えていません。
システム導入プロジェクトには、ベンダだけでは決められないことが数多くあります。
- 「会社として何を実現したいのか。」
- 「現在の業務をどう変えるのか。」
- 「A案とB案のどちらを選択す...





