機械の電気・油・空圧知識講座

構成

テキスト5冊/テスト5回  テスト形式:Web選択

分野

固有技術 > 機械技術

制作

価格

25,850円 (税抜 23,500円) 1点 在庫あり

商品説明

学習のねらい

生産設備をできる限りノントラブルで動かしたい……という要望はラインに携わる人のいだく究極の願いといっても過言ではありません。ラインのトラブルは,即損失となるからです。しかし,全くのノントラブルというのは,不可能です。それよりもトラブルの予防,早期の復旧のための事前の策を講じることの方が現実的です。そこで生産現場では,設備・機械を常時取り扱っている機械技術者の方に,電気まわりを主として,油圧と空気圧も加えた制御技術のノウハウを習得させ,簡単なトラブルは現場で対応させようとする強いニーズが出ています。
本講座では設備・機械の正しい操作,点検,またやむをえないマシントラブルの故障箇所と原因の早期発見ができ,損害を最小限度 にくいとめられるメカトロ時代の技術者を養成することを目的にしています。

メカトロ時代の生産技術者の必須知識

学習期間:5か月

「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」

対象者・レベル

●油圧・空気圧を何も知らない方のレベルから学習はスタートします。
●普通高校卒業程度の学力は必要です。

到達目標

●シーケンス図の読み書きができます。
●制御回路(シーケンス)が読め,部品(リレー,タイマ,スイッチ等)との対比ができ,故障の発見ができます。
●電気屋との打ち合わせ,注文ができます。
●テスタを使った故障発見ができます。
●油・空圧の仕組みと使用機能の名称,働き,故障発見方法がわかります。
●油・空圧回路が読めます。

動作環境

テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版

●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。

監修・執筆

●職業能力開発総合大学校  塩田泰仁
●栃木職業能力開発促進センター  青柳文隆
●保全技術者連盟  寺山一男
●テクニカルサポートオフィス  仙田良二
●職業能力開発総合大学校  東江真一
●フエスト(株)  桑原秀雄

内容紹介

電気の基礎知識
日常業務で使用している工作機械、機械設備の動力はモータであり、電気エネルギーで動かしていることはいうまでもないことである。本分冊では、オペレータとして最低限度必要な電気の基礎として、電気回路を読むための知識とモータを制御するために使われる部品の働きを知り、工作機械に使用されているモータの性質について学ぶ。

1.電気の基礎
2.電子の制御
3.機械制御に使われる主要部品
4.モーターの基礎

基本回路をマスターしよう
本分冊では、電気制御を理解する上での基本回路を、電気を苦手とする方にもわかる方法で解説する。実際の制御回路でどのように適用されているかを確かめることにより、シーケンス制御の仕組みや特徴が理解できるようになる。

1.シーケンスの基礎
2.シーケンス基本回路
3.電動機制御回路
4. PC の使い方基本

応用回路の実際
本分冊では、実際の回路図がどのように使われているのか、またどのような働きをしているのかを全体回路図をもとに学習する。そして、テスタの構造と使い方を学び、実際の回路図では、どこをどのように計測すれば故障がわかるか、また故障はどのような場所にどのような形で起こるか、対応はどのようにすべきかについて学習する。

1.回路図の見方
2.応用回路の実際
3.簡単な測定器を使った故障発見
4.故障とその対応・設計変更

空気圧を使いこなそう
空気圧機器を利用した装置の日常点検だけでなく、故障時の原因追求と応急処置ができる知識と実力をつけることが大切である。それぞれの空気圧機器の機構と機能に、メンテナンス、予防保全に必要な基礎知識を加えて、全体が理解できるように指導する。

1.空気圧利用の基礎知識
2.空気圧回路と使用空気圧機器
3.空気圧回路と構成機器(その1 )
4.空気圧回路と構成機器(その2 )

油圧装置を理解しよう
油圧装置を理解する早道は、何といっても制御盤の使用目的やその構造を理解すること、および制御弁の記号を正しく認識することである。そこで本分冊では、油圧機器の構成や制御弁の役割について、それぞれの機能や部品の構造をやさしく指導する。

1.油圧装置の仕組みと働き
2.油圧制御弁
3.油圧基本回路
4.油圧回路の実際とトラブル対策