書評検索結果

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「実験計画と分散分析のはなし 」大村平著

投稿日 2013/09/04

実験における因子効果の有意性を検証するために分散分析は効果的であり、
平均値からの差分を二乗して評価するというのも何となく分かりますが、
完全に腹に落ちていないと感じている技術者も多いかもしれません。
本書はモグラの餌付けといった架空の事例などで、データの構造を分解し
極めて直感的に理解する事ができます。
すでに分散分析をバリバリ使っている方には不要ですが、
周囲関係者への説明にこれを活用しましょう。
難しい事を平易に伝えられる技術者こそ
優秀なのだと感じさせられます。

「よく分かる実験計画法」中村義作著

投稿日 2013/08/21

実験計画の書籍は数ある中で、多元配置から直交表使用にかけて
比較的オーソドックスな内容です。
非難を恐れずに言えば、田口玄一の名著「実験計画法」の難しい
部分をそぎ落として、基本部分だけ残したような。
近年の品質工学では、冒頭から直交表が当たり前のように使われ、
そこでつまづいてしまう事も多いので、直交表の成り立ちを
じっくり説明する本もそれなりに重要であると言えます。

「実験計画法」R.A.フィッシャー著

投稿日 2013/05/22

1935年に"The Design of Experiment"として初版が出た本書は、
英国の農事試験場で成果を上げた方法をフィッシャーがまとめたもので、
当然ながら事例はすべて農業実験で示されています。
ここで効率的な無作為化の方策として使われた「ラテン方格」が、
後に工業分野でも使いやすい現在の直交表に発展していきます。
実験の考え方から始まり、検定、推定、分散分析と、
現代につながる実験統計の大元がここから始まる歴史的な書です。