書評検索結果

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「マニュファクチャ2030 未来の製造業」松林光男監修

投稿日 2019/08/21

本書は、令和の時代に発刊された最先端生産プロセスの解説書であり、近未来工場の預言書でもあります。

日本の製造業が自信をもってグローバルトップと言えなくなった理由の一つは、技術そのものだけでなくIT戦略に問題があり、メーカーはもっと社内のIT人材を強化すべきと筆者は提言します。

その上で、
(1)自社のコア技術を活かし、
(2)時流を見逃さず、
(3)適切な組織と提携・協業を進め、
(4)グローバルに判断する
という4つの指針で独自戦略を策定することで、まだまだ発展の余地があると、製造業を鼓舞します。

とりあえず大きな問題は抱えていないものの、生産プロセスの将来的なステップアップ戦略を検討中の管理層におススメです。

「イラスト図解スマート工場のしくみ」松林光男監修

投稿日 2019/03/06

本書は生産システムを中心にものづくり革新を指導するコンサルタント集団による、最新製造業のプロセス解説書です。

製造業、工場の生産システムを設計しようとすると、ITの知識だけではなく、設計、生産、購買、品質から安全、環境まで広範な知識が必要になりますが、自社工場の「しくみ」を隅々まで知っている人は稀です。

そして、工場を「情報の発生と伝達」という切り口で整理、説明する資料も少ないように思われます。
重版を重ねてきた15年前の旧版に、近年進展の目覚ましいIoT、AIを加えて、この分野の標準解説書となる予感がします。

製造業でシステム担当を任された新人、あるいはとにかく情報視点で工場全体を概観したい方におススメです。

「中小企業のシステム外注」坂東大輔著

投稿日 2019/01/09

本書は情報システム開発の専門家である著者が、発注者向けに書いたシステム発注時の注意点とノウハウ集です。
企業が情報システムを外注する場合に、一般にベテランの経験者であることは少なく、ずぶの素人のことすらあります。その素人が数千万円から数億円の案件を、プロのベンダーに的確に発注することが容易でないことはすぐに察しが付きます。
ベンダー側がそのノウハウを的確に、フェアに発信することは、立場上案外難しいようにも思えます。エンジニアは本書のような、感性的注意点を著すのが不得意でもあります。
この本を読んだからといって、すべてのプロジェクトが成功するほど簡単な問題ではありませんが、2時間かけて目を通すことで、52%といわれる成功率を確実に数%上げることが可能です。
プロジェクトの担当者になったけれど、どこから手を付けたらよいかサッパリ分からないという、情報システム開発新任者に超おススメです。

「誰も教えてくれない生産管理システムの正しい使い方」本間峰一著

投稿日 2018/10/03

 本書は、生産管理システムを導入したものの、効率が上がらない工場の指導に奔走する筆者による「儲かる」システムの指南書です。

 現場の実状と生産管理の論理を知るSEは手一杯であり、工場の依頼サイドも、要望を伝えるスキルは高くありません。
 本来は生産性を上げるためのシステムが、一つ間違うと現場の足を引っ張るという悲劇を引き起こしかねません。

 本書では工場とシステム開発の間に立って、数多くの案件を調整してきた経験から、生産管理システムでありがちな問題点と対処法を超具体的に指摘します。

 どうもシステムが機能していないと感じる、もしくは今まさに導入を検討中の生産管理システム担当者におススメです。