GPC/SEC分析の基礎と測定のポイント

セミナー趣旨

　ポリマーの分子量情報を得る為に、現在一般的となったGPC/SEC分析の基礎原理や各種検出器で得られる情報の違い、特徴などについて、基本的な原理や装置図などを用いてご説明させて頂きます。
　また、GPC/SEC分析を実際に使用するにあたり実際の測定例やトラブル対応など今後の測定に役立つポイントや注意点など実施例を基にご紹介致します。
　測定対象のポリマー毎にカラムや溶剤は異なります。そのポリマーに合った分析条件を選ぶ事で、より正確な情報を得る事が出来ます。
　対象のポリマーに合った測定条件を装置メーカーが実際に行ったアプリケーション例を参考にご紹介させて頂きます。一部の分析では、サンプルの前処理がとても重要となる場合があり、その前処理方法や前処理装置、サンプル作成から実測までの注意点など、今後実際に装置を稼働するにあたり必要となる予備知識や操作方法についてご紹介させて頂きます。
　最後に、最新の検出器や環境対応型の溶剤をご紹介させて頂ければと思います。

受講対象・レベル

・製造業務にたずさわって間もない若手技術者の方。
・GPCを触った事があるが、一定条件での分析経験しかなく条件検討や色々な検出器を試したい方。

必要な予備知識

理系出身者や化学を学生時代に学んだ事があれば、特に予備知識は必要ないと思います。
文系出身者で化学の勉強経験がない場合は少し難しい話もあると思いますが、極力基礎から解説させて頂きます。

習得できる知識

・ポリマーの分子量測定に対する知識。
・GPC/SEC分析技術の各種検出器の違いや特徴。
・ポリマーの製造、材料開発で必要となる分子量、ポリマー構造などの情報を得る事ができ、新しい材料開発の補助的な知識を身に着ける事が出来ます。

セミナープログラム

１．GPC/SEC分析とは
　1-1　GPCの歴史
　1-2　分子構造と物理的特性
　1-3　分子量と分子量分布
　1-4　GPC/SEC分析のメカニズム

２．GPC/SEC分析の各種検出器の紹介
　2-1　示唆屈折率径
　2-2　粘度計検出器
　2-3　光散乱検出器

３．GPC/SEC分析の測定時の注意点
　3-1　較正曲線
　3-2　分子量とサンプル濃度
　3-3　その他トラブルシューティング

４．アプリケーション例
　4-1　有機溶媒系アプリケーション例
　4-2　極性ポリマーアプリケーション例
　4-3　水系ポリマーアプリケーション例

５．GPC/SECの最新情報
　5-1　高温ELSD
　5-2　環境対応型ハロゲンフリー溶剤

　【質疑応答】

キーワード：
GPC,SEC,ゲル浸透クロマトグラフィー,分子量,分析,測定,セミナー

セミナー講師

エーエムアール(株) アプリケーションサポート　鈴木 章浩 氏

【ご専門】有機化学

セミナー受講料

49,500円（税込、資料付）
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　 2名同時申込の場合計49,500円（2人目無料：1名あたり24,750円）で受講できます。
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