CO2固体吸収剤へ向けた担体の調製と特性評価

★アミンを上手に含侵させるには?耐久性を上げるには?
★シリカ、ゲル、ポリマーモノリスなどの使い方を詳解!

セミナープログラム

【9:30-11:00】1.CO2吸収・放散へ向けた相分離型ゲルの設計

 ●講師 東京工業大学 物質理工学院応用化学系 教授 博士(工学)下山 裕介 氏 

【習得できる知識】
・ 相分離型CO2吸収の原理
・ CO2吸収・放散の計測・解析手法
・ CO2吸収における物質移動解析

【講座の趣旨】
カーボンニュートラルの実現,ならびに持続的社会の構築において,CO2の回収・利用技術の構築が重要となっています.CO2の回収技術として主流であるガス吸収プロセスでは,放散工程における膨大な消費エネルギーが課題であります.本講座では,相分離型ゲルを用いたCO2の回収・放散プロセスについて,吸収材成分の選定,CO2吸収過程における物質移動,CO2の吸収・放散挙動について紹介します.

1.相分離型吸収材を用いたCO2回収・利用技術
2.相分離を生じるCO2吸収液
 2.1 CO2吸収による相分離
 2.2 相分離吸収液の成分探索

3.相分離型ゲルを用いたCO2吸収・放散
 3.1 相分離型ゲルに対するCO2吸収における物質移動
 3.2 相分離型ゲルを用いたCO2吸収・拡散挙動

4.まとめと今後の展望

【質疑応答】



【11:15-12:45】2.相分離を利用した高分子系多孔質体の作製とCO2吸収剤への活用

 ●講師 大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学)宇山 浩 氏 

【習得できる知識】
・高分子・高分子複合材料の多孔質体(モノリス)の作製方法、
・高分子・高分子複合材料の用途(環境、エネルギー、バイオ用途)

【講座の趣旨】
相分離による高分子および高分子複合材料のナノ多孔体(モノリス)の作製方法を紹介する。また、CO2吸着特性を含め、これらの特徴と応用例を述べる。

1.多孔体、多孔膜の基礎
 1.1 多孔体(発泡体)の製造と用途
 1.2 ナノ多孔体(モノリス)の製造と用途

2.相分離による高分子モノリスの合成と複合化
 2.1 高分子溶液の相分離を利用するモノリス合成の基礎
 2.2 メタクリル樹脂
 2.3 ポリアクリロニトリル
 2.4 ポリビニルアルコール
 2.5 ポリオレフィン
 2.6 バイオプラスチック、バイオポリマー
 2.7 機能粒子との複合化技術
 2.8 活性炭モノリス、金属モノリスへの変換技術

3.高分子モノリスの応用
 3.1 環境用途(CO2吸着、有害物質吸着)
 3.2 電池用途
 3.3 バイオ用途(分離・精製)

【質疑応答】



【12:45-15:15】3.DAC, CCUSにおける多孔質吸着材の調製とCO2吸着特性の評価

 ●講師 東京大学 生産技術研究所 教授 博士(工学)小倉 賢 氏

【ご略歴】
・ゼオライト学会理事,International Zeolite Association (IZA) Council Member
・IZA Catalysis Commission Chair 

【習得できる知識】
・CCUSならびにDACにおけるCO2吸着材に求められる特性およびその評価法
・メソポーラスシリカおよび表面修飾によるCO2吸着材の調製法
・ゼオライトやその他の多孔性材料を吸着材として利用したCO2吸着に関する最近のトレンド

【講座の趣旨】
世界的に排出抑制が求められているGHGのうち,CO2は回収だけでなく利用に関する技術開発研究で先行例が多い。特に多孔体を利用したCCUSならびにDAC材料技術から学ぶべき事象をまとめ概説する。

1.メソポーラスシリカ吸着材によるCO2吸着
 1.1 アミン官能基をもつ有機鎖を表面に結合させたメソポーラスシリカ
  1.1.1 調製法
  1.1.2 CO2吸着特性
 1.2 窒素原子をシリカ骨格に埋設させた窒素含有メソポーラスシリカ
  1.2.1 調製法
  1.2.2 CO2吸着特性
 1.3 メソポーラスシリカを鋳型に調製された窒素含有メソポーラスカーボン
  1.3.1 調製法
  1.3.2 CO2吸着特性

2.ミクロポーラスゼオライト吸着材によるCO2吸着
 2.1 アルカリイオン含有アルミノ珪酸塩ゼオライトによるCO2吸着
 2.2 様々な骨格構造やミクロ細孔径をもつゼオライトによるCO2吸着

3.MOF,ZIFなど新規多孔質吸着材によるCO2吸着
 3.1 代表例の紹介

【質疑応答】

セミナー講師

1.東京工業大学 物質理工学院応用化学系 教授 博士(工学)下山 裕介 氏
2. 大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学)宇山 浩 氏 
3.東京大学 生産技術研究所 教授 博士(工学)小倉 賢 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

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    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   ナノ構造化学   地球温暖化対策技術

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